エビ×BiSH、初顔合わせ“エビッシュ”対バンで「フユコイ」「オーケストラ」交換

2017年10月16日 12:38 2744 18 音楽ナタリー編集部

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10月13日に東京・新木場STUDIO COASTで開催されたライブイベント「TOKUFUKU LIVE Connect! Vol.2」に私立恵比寿中学とBiSHが登場。2組による初のツーマンライブが行われた。

私立恵比寿中学とは？

2009年夏に結成された、スターダストプロモーションのアイドルセクション・スターダストプラネットに所属するアイドルグループ。2012年5月にシングル「仮契約のシンデレラ」でメジャーデビュー。メンバーの"転校"（脱退）と"転入"（加入）を繰り返し、現在は真山りか、安本彩花、小林歌穂、中山莉子、桜木心菜、小久保柚乃、風見和香、桜井えま、仲村悠菜の9人体制で活動している。2019年には秋田県の公式観光＆文化大使「あきた美の国ガールズ」に任命された。

BiSHとは？

アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・Dからなる“楽器を持たないパンクバンド”。2015年3月に結成され、5月にインディーズデビュー。2016年5月にavex traxからメジャーデビューを果たした。「オーケストラ」「プロミスザスター」「My landscape」「stereo future」などさまざまな楽曲をリリースしつつ、神奈川・横浜アリーナ、千葉・幕張メッセなどでワンマンライブを行い、ロックフェスにも多数出演。2021年12月には「NHK紅白歌合戦」への出場を果たすも、2023年中をもって解散することを発表。2022年に12カ月連続でシングルをリリースし、全国各地でライブを行った。2023年6月29日に東京・東京ドームでのワンマンライブをもって解散。

アンコールで共演した私立恵比寿中学とBiSH。（撮影：上山陽介）

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「TOKUFUKU LIVE Connect!」はスペースシャワーTV「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」から生まれたライブ企画。ジャンルの異なるアーティストや、リスナーと新たなアーティストを“つなぐ”場を作りたいという主催者の願いから立ち上げられたイベントで、今年2月に行われた初回ではBIGMAMAと超特急という異ジャンル対決が行われた。第2回となる今回は女性アイドルシーンから、それぞれ異なる魅力でファン層を拡大させているエビ中とBiSHの“エビッシュ”対バンが実現した。

BiSH（撮影：上山陽介）［拡大］

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満員の新木場STUDIO COASTに異様な熱気が立ちこめる中、まずはBiSHの6人がステージへ。1曲目の「プロミスザスター」から清掃員（BiSHファンの総称）はすさまじい盛り上がりを見せ、エビ中ファミリー（私立恵比寿中学ファンの総称）も一緒になってコールを送った。BiSHは続いて「Is this call??」「スパーク」と緩急を付けたセットリストでフロアを沸かせた。MCではアユニ・Dが「アユニ・DのDは“どんなに経っても中学生”のD」と自己紹介。アイナ・ジ・エンドが「皆さんアイドルは好きですか？ 1つになろうぜ！」と焚き付けると、6人は「GiANT KiLLERS」「BUDOKANかもしくはTAMANEGI」でさらにフロアの熱気を引き上る。「beautifulさ」では清掃員とエビ中ファミリーが突き上げた拳が照明に照らされ圧巻の光景が広がった。

BiSHによるライブの様子。（撮影：上山陽介）［拡大］

そしてセントチヒロ・チッチが「今日は待望のツーマンということで、なんと私たち、エビ中さんの曲をカバーさせていただきます」と宣言。BiSHがカバー曲に選んだのは、彼女たちの楽曲を手がける松隈ケンタ率いる音楽プロデュース集団・SCRAMBLESがエビ中に提供したナンバー「フユコイ」だ。BiSHはアイナが考案したオリジナルの振り付けで「フユコイ」を熱唱。最後は「BiSH -星が瞬く夜に-」を歌い、エビ中へとバトンをつないだ。

私立恵比寿中学（撮影：上山陽介）［拡大］

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後攻のエビ中は、照井順政（ハイスイノナサ）提供の「春の嵐」からスタートした。続いてBiSHが歌った「フユコイ」を本家も披露する。エビ中のステージはシリアスな雰囲気で幕を開けたが、その後の「ラブリースマイリーベイビー」「ハイタテキ！」で会場のムードは一変。エビ中ファミリーと清掃員によるコールが明るく響き渡った。「今日はせっかくのBiSHさんの対バンですし、『フユコイ』を歌ってくれたので」という真山りかの前振りから、エビ中もBiSHのカバーを披露することに。安本彩花の歌い出しで、選曲されたのがBiSHのキラーチューン「オーケストラ」だとわかった瞬間、場内には大きなどよめきが起こった。

「サドンデス」のダンスバトルで勝ち残った小林歌穂（左）と廣田あいか（右）。（撮影：上山陽介）［拡大］

「オーケストラ」の熱気冷めやらぬ中、エビ中は「君のままで」「サドンデス」を披露。最後は夏のイベント「エビ中夏のファミリー遠足略してファミえん in モリコロパーク 2017」のテーマソングとしてTOTALFATが書き下ろしたメロディックハードコア「HOT UP!!」でフロアに大きなうねりを作り上げた。

アンコールで共演した私立恵比寿中学とBiSH。（撮影：上山陽介）［拡大］

アンコールでは2組がそろい、総勢13名でBiSHの「GiANT KiLLERS」とエビ中の「永遠に中学生」が歌われた。「GiANT KiLLERS」ではフロアのあちこちでサークルモッシュが起き、「永遠に中学生」ではエビ中とBiSH、エビ中ファミリーと清掃員が仲よく肩を組んで大合唱。初の“エビッシュ”対バンはピースフルに幕を下ろした。

このライブの模様は、11月18日（土）22:00～23:00にスペースシャワーTVプラスで放送される。

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