最新ニュース

中村米吉、「三月花形歌舞伎」上演中の南座でカワイイ探し!

中村米吉、「三月花形歌舞伎」上演中の南座でカワイイ探し!

現在、京都・南座で上演されている「三月花形歌舞伎」に、今をときめく花形歌舞伎俳優の1人として出演中の中村米吉。松プログラムの「妹背山婦女庭訓」より「三笠山御殿」では、恋する相手・求女を追いかけ、巨悪・蘇我入鹿の屋敷にやって来てしまった少女・お三輪を初役で勤めている。注目したいのは、米吉演じるお三輪の、純情無垢であどけない可愛さ。お三輪が官女たちにいじめられてしまうシーンは、「求女さまに会えるなら」と涙ながらに耐える“いじらしカワイイ”姿でホロリとさせる。そして嫉妬から“疑着の相”に至ってからのクライマックスでは、米吉お三輪の思わず抱きしめたくなるよう健気な愛らしさに、客席にはすすり泣きの声が響いた。このコラムは、カワイイ米吉に、カワイイものを紹介してもらい、カワイイ×カワイイの相乗効果で読者の心を癒やすことを目的としている。米吉は、桜プログラムでは「伊勢音頭恋寝刃」に主人公・福岡貢の恋人であるお紺役、「お染の五役」に猿廻しお龍役で出演しており、昼夜ほぼ出ずっぱり。そんな多忙極まる米吉に「どうにか京都でカワイイを探してきてほしい」とお願い。果たして、どんなカワイイを見つけてきてくれるだろうか。

364
3月17日
千咲えみのラブレター、セルウィリア あなたは一途で純粋で強い女性

千咲えみのラブレター、セルウィリア あなたは一途で純粋で強い女性

2024年9月2日付で、翼和希がOSK日本歌劇団トップスターに就任した。翼は2023年から2024年にかけて放送されたNHKの連続テレビ小説「ブギウギ」に出演し、一躍人気に。翼と共に今、改めて注目を浴びるのが、OSK日本歌劇団だ。このコラムでは、個性豊かな劇団員たちが思い思いにつづる“ラブレター”から、100周年を超える歴史を持つOSK日本歌劇団の“今”を築く、メンバーの素顔を紹介する。第9回では、初々しい娘役から大人の女性まで、さまざまな役を演じ分ける娘役トップスターの千咲えみが手紙をしたためた。2020年2月に上演された「愛と死のローマ~シーザーとクレオパトラ~」は、新型コロナウイルスの影響で一部公演が中止になったものの、同年12月に再演を果たした作品。ローマの栄光の時代を築いたユリウス・カエサルと、エジプトで弟との権力争いに屈辱的な思いを抱いていた美女・クレオパトラの愛と陰謀が渦巻く物語で、千咲はカエサルの愛人でブルータスの姉でもあるセルウィリアを演じた。クレオパトラの存在に翻弄され続けるセルウィリアの内面を知るため、千咲はさまざまな女性の資料や映画を観たという。千咲のセルウィリアへの手紙には、運命に翻弄された1人の女性を包み込むような、温かい言葉が並んだ。なお千咲は、3月22・23日に「OSKレビューin名古屋」、29・30日に「OSKレビューin香川県東かがわ市」、4月25日より「『レビュー in Kyoto』レゼル~Les Ailes~南座バージョン」に出演する。

158
3月17日