アップアップガールズ(仮)、アップアップガールズ(2)、アップアップガールズ(プロレス)の3グループが所属するアップアップガールズの新プロジェクト「UP UP NEW AGE ネオアゲ」が3月9日にスタートした。
「UP UP NEW AGE ネオアゲ」はアップアップガールズが“アゲる”勢いをさらに進化させ、新しい時代にふさわしいアイドル像を追求するプロジェクト。これまでの熱量や歴史を大切にしながら、新しい才能・音楽・パフォーマンスを取り入れ、ファミリーとともに次世代のアイドルエンタテインメントを創出することを目的にしている。
音楽ナタリーはプロジェクトの全貌を探るべく、アプガグループが所属する音楽事務所YU-Mエンターテインメントの代表・山田昌治氏、そして各グループを代表し、アップアップガールズ(仮)の青柳佑芽、アップアップガールズ(2)の高萩千夏、アップアップガールズ(プロレス)の鈴木志乃に集まってもらい話を聞いた。また最終ページでは、第1次オーディションに合格した5名のプロジェクトメンバー「ブライツ」を紹介する。
取材・文 / 小野田衛撮影 / 沼田学(P1、2)
プロジェクト概要
「UP UP NEW AGE ネオアゲ」はアップアップガールズが“アゲる”勢いをさらに進化させ、新しい時代にふさわしいアイドル像を追求するプロジェクト。これまでの熱量や歴史を大切にしながら、新しい才能・音楽・パフォーマンスを取り入れ、ファミリーとともに次世代のアイドルエンタテインメントを創出することを目的にしている。
「UP UP NEW AGE ネオアゲ」オフィシャルSNS
ネオアゲ(アプガ NEW AGE) (@uug_new_age) | X
メンバーの行方
現在構想中の新グループや、アップアップガールズ(仮)、(2)、(プロレス)など既存グループへの加入も視野に入れ、個々の適性や希望に応じて最適なポジションを検討。
オーディション概要
複数回にわたってオーディションを開催。1回目はすでに終了し、MINA、AYAKA、MARIN、RURINA、IROHAの5名が合格した。第2回オーディションを現在実施中。
第2回オーディション募集期間
2025年3月31日(月)23:59まで
新グループの最終的なメンバー数は、オーディションの進捗を見ながら決定予定。プロジェクトとしては通年オーディションを行っていく。オーディション外での加入もあり。
「ネオアゲ」って、なに?
インタビュー
アプガ第4のグループ新設
──アップアップガールズの新プロジェクト「UP UP NEW AGEネオアゲ」が発表されました。内容についてはYouTubeの生配信番組「『ネオアゲ』って、なに?」でも解説していましたが、まだ全体像が浸透しきっていない部分もあります。改めて伺わせてください。まず、これは(仮)、(2)、(プロレス)に続くアップアップガールズの第4のグループが新設されるという解釈でいいんですか?
山田昌治(YU-Mエンターテインメント代表) もともと2025年はグループからの卒業や加入といった新陳代謝が激しくなるだろうなと思っていたんです。その新陳代謝をスムーズに行うプロジェクトがこの「ネオアゲ」になります。ネオアゲは一言で表すと「アプガ養成所」。ご指摘の通り、アプガ第4のグループを作ることは決めています。このネオアゲの中で成長したメンバーには新グループだけではなく、既存3グループ入りも含めてさまざまな可能性を探っています。
──アプガファミリーの現役メンバーは、どう受け止めているんですか?
鈴木志乃(アップアップガールズ(プロレス)) まだ動き始めたばかりのプロジェクトなので、「選ばれたときに本当にアプガ(プロレス)に来てくれるのかな?」という不安が一番大きいです。こちらは受け入れる姿勢はバッチリです!
青柳佑芽(アップアップガールズ(仮)) 今の(仮)メンバーは、まだ先輩になったことがないんですよ。もう5年近くもこの状態でやっているので、「後輩ができたらどうなるんだろう?」ってドキドキの状態ですね。
高萩千夏(アップアップガールズ(2)) ちょうど(2)はグループがガラッと変わる転換期なんですよ。今年の春ツアーをもって、センターの佐々木ほのかが卒業しますので。だからこそ、「このタイミングで強力なメンバーが欲しい!」という気持ちは切実にあります。
青柳 グループ名も気になりますね。新グループがアップアップガールズ(3)となる可能性もあるとか?
山田 可能性はあるけど、おそらく(3)にはしないと思う。
──新グループは、これまでの3グループとコンセプトも異なるんですか?
山田 もちろんです。違うコンセプトじゃないと、新たに始める意味はないですから。アプガなのでライブ活動には力を入れるのは大前提で、現段階で考えているのは歌とダンスがしっかりできる本格派。アイドルというよりはダンス&ボーカルグループに近いイメージでしょうか。
高萩 おお~! すごい!
山田 ただ、実際はわからないですね。やりたいコンセプトはたくさんあるし、僕が勝手に思っているだけなんで、集まってくれたメンバーを見て新グループの方向性は変わってくると思います。入ってくれる人たちの適性を見て考えたいですね。
「ネオアゲ」は間口を広く募集しています
──過去にもアプガ系グループはオーディションを実施してきましたよね。今回の「ネオアゲ」はそれと違う意味を持つということですか?
山田 例えば(2)は2024年に新メンバーのオーディションを2回やりましたけど、結局、2回とも「該当者なし」ということになったんです。それも自分の中では大きなきっかけですね。
──どういうことでしょうか?
山田 残念ながら合格できなかった子たちも、決してポテンシャルが低いと判断したわけではないんですよ。ただし当時のメンバー5人の中に入ると、うまく馴染まないような感覚があった。ここがオーディションの難しいところで。その経験を踏まえたうえで、今回の「ネオアゲ」は間口を広く募集しているんです。
──すでに「ネオアゲ」では「ブライツ」と呼ばれる1回目の合格者が5人発表されています。2回目の開催も3月9日に発表済みで、さらには「オーディションは通年で行われる」と資料には書かれています。今後も3回目、4回目と永続的に募集し続けることになるのでしょうか?
山田 「ネオアゲ」は合格した時点でグループに入ってもらいます。そこがほかの研修生制度とは違うかもしれない。一定期間の研修過程を経て新グループや既存グループのメンバーになるわけです。なのでアプガ全体の体制を見て、「今の体制はバッチリだ」と考えている時期は募集を行わないつもりです。
青柳 2回目の「ネオアゲ」は3月31日が応募締め切りになっていますけど、実際は選考にある程度の時間がかかりますよね。2回目の合格者が決まる前に、3回目の募集もあったりするんですか?
山田 そこは現段階だとなんとも言えないかな。まだメンバーが必要だと思ったら募集するし、そのときはそんなこともあるかもしれないですね。オーディションだけじゃなくタイミングが合えば、オーディションを経ない形での加入もあるかもしれないですね。
次のページ »
「ネオアゲ」に対する各メンバーの思い