レンタルビデオ屋で何度も借りるのをあきらめた「時をかける少女」
これまで名作をほぼ観たことがないまま育ち、難しいストーリーの作品は苦手。だけど映画を観ること自体は決して嫌いではないし、ちゃんと理解したい……。そんな貴重な人材・ミルクボーイ駒場孝による映画感想連載。文脈をうまく読み取れず、鑑賞後にネット上のレビューを読んでも「えっ、この映画ってそんなこと言うてた?」となりがちな彼が名作を気楽に楽しんだ、素直な感想をお届けする。第10回で観てもらったのは、2006年に公開されたアニメーション映画「時をかける少女」。時間旅行系など、時系列が複雑になる作品を苦手とする駒場は、本作もかつてレンタルビデオ屋で「理解できないだろうな」と借りるのをあきらめたというが、この機会にネットの考察の力も借りながら鑑賞。さらに「〇〇こそがタイムリープものの元祖かもしれない」と独自の説を展開した。