自分の家のトイレにも行けなくなった「シャイニング」
これまで名作をほぼ観たことがないまま育ち、難しいストーリーの作品は苦手。だけど映画を観ること自体は決して嫌いではないし、ちゃんと理解したい……。そんな貴重な人材・ミルクボーイ駒場孝による映画感想連載。文脈をうまく読み取れず、鑑賞後にネット上のレビューを読んでも「えっ、この映画ってそんなこと言うてた?」となりがちな彼が名作を気楽に楽しんだ、素直な感想をお届けする。第21回のお題は、ホラー映画の名作として名高い「シャイニング」。映画を観たことがなくても、ジャック・ニコルソンが浴室から顔を出すシーンは誰もが目にしたことがあるはず。駒場はホラーが苦手だとは聞いていたものの、有名なあのシーンでは逆に笑ってしまうのでは?という希望的観測もあって観てもらったところ、悲劇は起きた。駒場のホラー苦手度は、編集部の予想を超えていたのだ。