「東京芸術祭 2023」開催決定、野外劇「マハーバーラタ」や太陽劇団も

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「東京芸術祭 2023」の開催が決定した。

「東京芸術祭 2023」上演作品イメージ

「東京芸術祭 2023」上演作品イメージ

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「東京芸術祭」は、2016年にスタートした、豊島区池袋周辺エリアで開催される都市型総合芸術祭。「東京芸術祭 2023」では、宮城聰演出・SPAC-静岡県舞台芸術センターによる「マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~」の野外公演、太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)「金夢島 L'ILE D'OR Kanemu-Jima」、木ノ下歌舞伎「勧進帳」、ロロ・三浦直之による群像劇「プディングオムニバスツアー(仮)」などの上演が予定されている。

東京芸術祭総合ディレクターの宮城は「人の孤独を救えるのは人だけ。」と題した文章の中で、「たったひとりでも、自分を覗き込んでくれている人がいれば、人間はかがやく。その照り返しで、覗き込んだ人もかがやく。勇気を出して『私を見て!』と言う人がそこここにいる町。それが、フェスティバル。」と開催への思いを語った。

「東京芸術祭 2023」は9月から11月にかけて東京都豊島区池袋周辺エリアほかで開催される。

宮城聰コメント

人の孤独を救えるのは人だけ。

人間にしかできないことがいよいよ残り少なくなってきた感のあるいま。

この国が、このさき良くなる兆候を探すのも難しい。未来に希望の持てない社会で、赤ちゃんを増やしましょうと言われても、なんとも。

まあしかし、どの国もたいていは落ち目というものを経験しています。それで滅んだ国もあるけれど、持ち直した国も多いもの。

どうやって?

こういうときは経済力、軍事力、科学力、といった「力(パワー)」で測るとなかなか厳しいので、

ここはひとつ「生きていて楽しい(国)」を目標にしてみる。すると、自分のいきいき度合いの向上こそ社会全体の目標だということになる。

たったひとりでも、自分を覗き込んでくれている人がいれば、人間はかがやく。その照り返しで、覗き込んだ人もかがやく。

勇気を出して「私を見て!」と言う人がそこここにいる町。それが、フェスティバル。

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※「金夢島 L'ILE D'OR Kanemu-Jima」のL'ILEの「I」はサーカムフレックス付きが正式表記。

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読者の反応

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ぼのぼの @masato009

知らぬ間にこんな発表が。今は金無いから、チケット発売はもっと後で頼む。
 
「東京芸術祭 2023」開催決定、野外劇「マハーバーラタ」や太陽劇団も(コメントあり) https://t.co/BcXyLyzu4M

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