SPAC「マハーバーラタ」東京駅を背景に野外上演、宮城聰「ふさわしい場所」と喜び

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「東京芸術祭 2023」で上演される野外劇 SPAC-静岡県舞台芸術センター「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」の詳細が発表された。

「東京芸術祭 2023」野外劇 SPAC-静岡県舞台芸術センター「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」ビジュアル

「東京芸術祭 2023」野外劇 SPAC-静岡県舞台芸術センター「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」ビジュアル

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本作は、インドの叙事詩「マハーバーラタ」に想を得た冒険譚で、宮城聰の代表作の1つ。今回は“東京芸術祭2023バージョン”として、10月19日から23日まで東京・行幸通り特設ステージにて、東京駅を背景に上演される。公演は野外で行われるため、雨天決行、荒天中止となる。

上演に向け宮城は「僕の演劇活動はつねに、『異文化同士の出会いによって、どのような化学反応と混交が起こるのか』というテーマを巡ってきました。どうすれば『他者』と一緒にいられるのか、という僕らにとっての大問題を探求するには、演劇ほどふさわしい方法はないと思ったからです。そしてその問いを楽しみつつ考えるのに、東京駅ほどふさわしい場所もないと思います。江戸が世界と出会ったときの化学反応と混交が凝縮された稀有な場所です。ところで、人間にとっていちばんの他者は『自分』ですよね。いつまで経っても自分のことはわからないんですから。『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』は、実はそのお話でもあるんです」とコメントした。チケットの販売は9月30日10:00にスタート。

なおステージナタリーでは、同じく「東京芸術祭 2023」の演目として上演されている、東京芸術祭2023 芸劇オータムセレクション 東京芸術劇場Presents 木ノ下歌舞伎「勧進帳」特集を展開中。監修・補綴を担う木ノ下裕一と演出・美術を手がける杉原邦生が、これまでの上演を振り返りつつ、2023年版上演に向けた思いを語っている。

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「東京芸術祭 2023」野外劇 SPAC-静岡県舞台芸術センター「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」

2023年10月19日(木)~23日(月)
東京都 行幸通り特設ステージ

演出:宮城聰
台本:久保田梓美
出演(五十音順):赤松直美、阿部一徳、池田真紀子、石井萠水、大内米治、大高浩一、春日井一平、加藤幸夫、榊原有美、桜内結う、佐藤ゆず、鈴林まり、関根淳子、大道無門優也、武石守正、寺内亜矢子、ながいさやこ、葉山陽代、本多麻紀、牧野隆二、美加理、宮城嶋遥加、森山冬子、吉見亮、若宮羊市、渡辺敬彦

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