本プロジェクトは、2020年にサイモン脚本の舞台「FORTUNE」がワールドプレミアとして上演された際、PARCO劇場がサイモンへ新作を依頼したことから始動。サイモンによる日本での取材や、日英両国でのワークショップなどを重ね、構想から6年の歳月をかけて上演に至る。共演には
会見前日まで東京で行われた3日間のワークショップに参加した堺は「大学時代、早稲田のアトリエにこもって仲間と試行錯誤をしていましたが、それを思い出すような、さらに面白い“遊び”をプロのお二人がなさっていて。いろいろな賞をもらっている大人の方なのに、真っ先にどろんこ遊びをし出すというか(笑)。もっと早くから加わりたかった。これから大きな壮大な実験が始まるんだ、と子供のようにワクワクしています」と感想を語り、瞳を輝かせた。
スティーヴンスは本作を「私が愛する、どこか不思議で美しく、亡霊が漂っているような日本。それに呼応するように書いた一種のラブストーリーです」と説明。タイトルについては「どんな人間にも3人のゴーストがいる。1人目は警告し、2人目は慰め、3人目は“そろそろあなたの番ですよ”と伝える。そんなイマジネーションから名付けた」と明かした。
堺が舞台に出演するのは、2009年の劇団☆新感線「蛮幽鬼」以来、約17年ぶり。堺は「メディアによって演技を使い分けることができるタイプではないので、この17年で何かが変わった感覚はない。宮崎県の高校演劇部から出発し、200人キャパの劇場のお客様に育ててもらった気持ちが今も続いている。特に隔てなく(舞台に)入れると思う」と、自然体な姿勢で語る。
ホームズは「雅人さんの最後の舞台が、殺陣も交えたスペクタクルな舞台だったと聞いて驚きました。というのも、今回のワークショップで、“ウイスキーを飲みそうになる”という小さな動作だけでも、堺さんの精密さによってエキサイティングなシーンに見えた」と称賛した。スティーヴンスも「私が知るワールドクラスの名優は、誰よりも早く稽古場に来るような全身全霊さと、作品への遊び心を併せ持っている。雅人さんにもそれを強く感じた」と全幅の信頼を寄せると、堺は「絶対に遅刻はできないなと思いました!」と応じ、会場の笑いを誘った。
最後に、ホームズは「雅人さんが僕たちのことを大きな子供と言ってくれたことがうれしい。でも雅人さんも大きな子供なんだろうな」と堺に目配せ。サイモンは「今日の場で、我々が素晴らしい俳優さんと出会えただけではなく、大事な友人が得られたんだとはっきりわかりました。これからの創作がより一層楽しみになりました!」と大きな笑顔を浮かべた。
その他の公演詳細は6月に発表される予定だ。
パルコ・プロデュース2026「スリーゴースト」
開催日程・会場
2026年10月
東京都 PARCO劇場
2026年11・12月
大阪・福岡・愛知・岡山・宮崎
スタッフ
作:サイモン・スティーヴンス
翻訳:
演出:ショーン・ホームズ
演出補:
出演
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【会見レポート】堺雅人主演舞台「スリーゴースト」サイモン・スティーヴンスらと“大きな子供”同士で意気投合
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