「東京芸術祭 2023」のプログラムの1つ「パフォーマンス展望室」が、昨日10月21日に東京・ロサ会館 R階でスタートした。
この企画では、池袋の総合レジャービル・ロサ会館の最上階に、“人と社会の展望を探る”展望室を期間限定オープン。この展望室には“展望学者”が日替わりで訪れ、来場者は展望学者とテーブルを囲みながら、様々なトピックについて話をすることができる。展望学者の滞在スケジュールについては、「東京芸術祭 2023」の公式サイトで確認しよう。
「パフォーマンス展望室」の構成・演出を務める居間 theaterは「それぞれの展望する時間は、小さいへんてこな旅のようです。知らない人と居合わせ、出発し、あちこち寄り道したり、途中立ち止まっては『おおー』と声をあげたり、たまに行き先すら忘れたり。8日間、展望の時間が積み重なっていったら、どんな展望室に育つでしょうか。パフォーマンス展望室は展望したい方だけでなく、休憩したい方、ロサ会館から外を眺望したい方にもひらいています。どうぞお気軽にお越しください」とコメント。
また相談役の玄田有史は「思いのほか、たくさんの人が展望室を訪れた」と初日を振り返り、「ある人が『お酒はないけど居酒屋みたい』と言った。訪れたみんなが展望学者だった。夕方にビルのすき間に夕陽が少し見えた。ヒューッ」と語った。「パフォーマンス展望室」は10月29日まで行われる。
なおステージナタリーでは、「東京芸術祭 2023」の総合ディレクターを務める宮城聰と、同芸術祭で上演された「オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト(カタログ版)」のテキスト・演出を手がけたロロの三浦直之による対談を掲載している。居間 theaterコメント
パフォーマンス展望室がオープンしました。
この場所は、訪れた方・その場に居合わせた方と一緒に、頭の中の展望をあれやこれやと話す場所です。
オープンしてみると、訪れたお客さんの色々な過ごし方によって、予想以上に展望室となることができました。
部屋からの眺めを見に来た方が、「あの辺りはなんだろう?」と遠くにうっすら見える山の影を指差すかたわらで、
人間関係、女性と就労、写真を撮ること、家族、東京で生きること、といったさまざまな展望がおこなわれていました。
それぞれの展望する時間は、小さいへんてこな旅のようです。
知らない人と居合わせ、出発し、あちこち寄り道したり、途中立ち止まっては「おおー」と声をあげたり、たまに行き先すら忘れたり。
8日間、展望の時間が積み重なっていったら、どんな展望室に育つでしょうか。
パフォーマンス展望室は展望したい方だけでなく、休憩したい方、ロサ会館から外を眺望したい方にもひらいています。
どうぞお気軽にお越しください。
玄田有史コメント
パフォーマンス展望室初日。芸術祭目当ての人、留学中の人、屋上テニスの帰りの人、ゲームをしに来てしまった人、地元だけどロサ会館の屋上には初めて来た人、個人的な知り合いなどなど、思いのほか、たくさんの人が展望室を訪れた。堅苦しくなることもなく、終始ふわりとした雰囲気だった。ある人が「お酒はないけど居酒屋みたい」と言った。訪れたみんなが展望学者だった。夕方にビルのすき間に夕陽が少し見えた。ヒューッ。
「パフォーマンス展望室」
2023年10月21日(土)~29日(日)
東京都 ロサ会館 R階
構成・演出:居間 theater
相談役:玄田有史
展望学者:青木彬、青山潤、東彩織、
※初出時より写真キャプションとクレジットを修正しました。
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Yu Mizukami水上優 @mizukami_yu
本日2時からこちらのパフォーマンス展望室に「展望学者」として登壇します!
何を展望しようかな… https://t.co/XqhM7uC1pW