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これは、これまでさまざまなクリエーションを重ねてきた
趣ある紫明会館の一室に作られたアクティングスペースには、1脚の椅子と小さなテーブルだけが用意された。白のスタンドカラーシャツ、黒のボトムスというシンプルな衣裳で現れた森山は、まずお香を燻らせ、椅子にゆったりと腰掛けて、ある物語を語り出した。そして香りが部屋の隅々まで薄く広がった頃、その声にはビブラートがかかり、声は音となり、歌となり、音と音が重なる中、森山の身体も揺らぎ始める。しばらくするとその揺らぎの波はさらに大きくなり、身体の各部がそれぞれ、原が紡ぎ出す幾重もの音と絡み合うように動き始めた。
語りの中に繰り返し出てくる“揺れ、歪み”といった言葉、森山や原が動くたびに軋む床、ゆっくりと床を這う指先や弧を描く爪先、揺らぐお香の煙……舞台にあるすべてが視覚、聴覚、嗅覚を溶かし、狂わせる。いつしか物語を追いかけることよりも、物語の中にたゆたうことに陶酔していた。
なお森山と原によるシングル「陸の上の船」が12月20日にリリースされた。
Mirai Moriyama x Marihiko Hara Live in Progress
開催日程・会場
2025年12月23日(火) ※公演終了
京都府 紫明会館
出演
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井上嘉和 @inoue_yoshikazu
もうずっと撮影している原摩利彦くん(最近は映画 国宝の音楽やってた)と森山未來くんの新プロジェクト「Live in Prrogress」の公演レポートがアップされました。
会場も小さく座席も争奪戦だったみたいでレポートで雰囲気を感じてもらえれば。 https://t.co/Ywz8J7PDdJ