8月から9月にかけて上演される、
これは、パリ・オペラ座やアビニョン演劇祭などヨーロッパを中心に作品を発表している演出家の
このたび本作への出演が発表されたのは、人形遣いの
上演に向けてモラウは「今回の作品では、吉田玉助の人形、中村壱太郎と尾上眞秀の人形振り、洗練されたダンサーたち、そして末永光が、同じ舞台の上に置かれます。異なる訓練を積んだ表現が互いを映し合い、やがて境界は曖昧になっていくでしょう。誰が操り、誰が操られているのかは重要ではありません。私が舞台に立ち上げたいのは、その崩れそうで崩れない均衡です。人が美を見つめ続けたときに生まれる、静かで危うい均衡。三島が最後に触れたものに、最も近い瞬間を、観客の前にとどめたいと思っています」とコメント。
玉助は「歌舞伎の壱太郎さんや眞秀さんとご一緒するという事で、近しいお芝居をしていますので、歳は上ですが貪欲に色々と教えてもらって何かヒントをもらえたらと思っています。末永さんとも先日のマルコスのワークショップでご一緒して、その身体のキレに驚かされました。他ジャンルの方とコラボレーションをするのは楽しいのですが、文楽以外の新しいお芝居の入口を探して、自分自身が楽しく順応出来る様になるかが今回のポイントだと思っています」と思いを語る。
壱太郎は「昨年ふと『あ、今年は三島由紀夫生誕100年だ!』と気づいてより、様々な三島作品について思いを馳せていた折に今回のお話をいただき、奇遇なご縁に喜びを感じております。これまで様々な三島作品が歌舞伎として上演されてきました。今回は日本の古典的な“所作による様式美”に着眼して、マルコス・モラウさんの演出の舞台で俳優としても舞踊家としても新たな発見・表現を組み立てていきたいです」と意気込む。
末永は「いつもステージに立つ時は、同じ事務所の仲間や先輩が周りにいて、緊張感の中にも安心感があるのですが、今回は錚々たるみなさまと初めてご一緒するので、とても緊張しています。マルコスのワークショップに参加した際には、これまで触れたことのない動きに苦戦しましたが、マルコスが丁寧に体の使い方を教えてくれたり、言葉をかけて安心させてくれたりして、抱えていた不安が少しずつ楽しみな気持ちへと変わっていきました」と現在の心境を語った。
眞秀は「今回の作品は、三島由紀夫さんの名作『金閣寺』を、文楽・歌舞伎・ダンスという異なる美学を合体させて描く、とても贅沢で新しい挑戦です。世界初演という記念すべき舞台に立てることに、今からワクワクしています。この作品を通じて、これまで学んできた歌舞伎の伝統を大切にしながら、ジャンルの垣根を超えた新しい表現をたくさん吸収したいです」と期待を寄せた。
公演は8月29日から9月6日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて行われ、チケットの一般前売りは4月25日10:00にスタートする。5人のコメント全文は以下の通り。
マルコス・モラウ コメント
私は長く、三島由紀夫に惹かれてきました。彼は思想を語る作家ではなく、それを自らの肉体で引き受けた人物だったからです。
「金閣寺」もまた、単なる史実の再現ではありません。美という観念が人の内側に入り込み、その人間を変えていく過程を描いた作品だと感じています。文楽に出会ったとき、私はそこに近い感覚を見ました。人が人形を動かしているはずなのに、いつの間にか人間の方が人形に近づいていく。主体と客体の関係が揺らぎ、崩れそうで崩れない緊張が生まれる。その状態に強く惹かれました。今回の作品では、吉田玉助の人形、中村壱太郎と尾上眞秀の人形振り、洗練されたダンサーたち、そして末永光が、同じ舞台の上に置かれます。異なる訓練を積んだ表現が互いを映し合い、やがて境界は曖昧になっていくでしょう。誰が操り、誰が操られているのかは重要ではありません。私が舞台に立ち上げたいのは、その崩れそうで崩れない均衡です。人が美を見つめ続けたときに生まれる、静かで危うい均衡。三島が最後に触れたものに、最も近い瞬間を、観客の前にとどめたいと思っています。
吉田玉助 コメント
この度、文楽を代表してマルコス浄瑠璃に出演させて頂きます、人形遣いの吉田玉助です。
気軽にお受けしてしまったのですが、日が経つに連れて「どうしよう僕なんかには無理!」という恐怖と、新しい事に挑戦出来るという気持ちが交錯して、何か落ち着かない日々です。
歌舞伎の壱太郎さんや眞秀さんとご一緒するという事で、近しいお芝居をしていますので、歳は上ですが貪欲に色々と教えてもらって何かヒントをもらえたらと思っています。末永さんとも先日のマルコスのワークショップでご一緒して、その身体のキレに驚かされました。
他ジャンルの方とコラボレーションをするのは楽しいのですが、文楽以外の新しいお芝居の入口を探して、自分自身が楽しく順応出来る様になるかが今回のポイントだと思っています。
皆様、宜しくお願い致します。
中村壱太郎 コメント
昨年ふと「あ、今年は三島由紀夫生誕100年だ!」と気づいてより、様々な三島作品について思いを馳せていた折に今回のお話をいただき、奇遇なご縁に喜びを感じております。
これまで様々な三島作品が歌舞伎として上演されてきました。今回は日本の古典的な“所作による様式美”に着眼して、マルコス・モラウさんの演出の舞台で俳優としても舞踊家としても新たな発見・表現を組み立てていきたいです。尾上眞秀くんとはこれまで歌舞伎の舞台では共演したことはありませんが、今回こうした新たな取り組みでご一緒できることで歌舞伎の未来に向かい共に何かを見出していきたいと思います。また、吉田玉助さんの扱う文楽人形、末永光さん、世界屈指のダンサーの皆様との共演により多くの刺激をいただけることが楽しみでなりません! 歌舞伎の女方が魅せる“人形振り”の世界、「金閣寺」を取り巻く執念のようなものを具現化することができたらと意気込んでおります。この作品が日本の初演より、世界へと羽ばたいていきますことを願い。
末永光 コメント
いつもステージに立つ時は、同じ事務所の仲間や先輩が周りにいて、緊張感の中にも安心感があるのですが、今回は錚々たるみなさまと初めてご一緒するので、とても緊張しています。
マルコスのワークショップに参加した際には、これまで触れたことのない動きに苦戦しましたが、マルコスが丁寧に体の使い方を教えてくれたり、言葉をかけて安心させてくれたりして、抱えていた不安が少しずつ楽しみな気持ちへと変わっていきました。また、NDT2来日公演にてマルコス振付作品「Folkå」も見学させていただいたのですが、次々と表情を変えるかのようなフォーメーションとその振付に衝撃を受けました。あれほど心を動かされたダンス作品は初めてで、今までのダンスの常識をいい意味で覆させられました。
相変わらず自分に務まるのかという不安は拭いきれませんが、新たな自分と出会い、自分の世界が広がっていくきっかけになりそうな予感がしています。自分とは異なる環境で活躍されている方々とステージを作り上げていく中で、そのコンビネーションがどのような変化を遂げるのか、とても未知数でワクワクしています。
これまでの経験も力に変えて、全力で目の前の事と向き合いながら、皆さんの心に響く作品になるよう精一杯頑張ります。
尾上眞秀 コメント
前回のK-BALLET Opto「踊る。遠野物語」は、僕にとって歌舞伎以外の舞台に立つ初めての挑戦でした。なにもわからない中、演出の森山開次さん、そして麿赤兒さんをはじめとする共演者の皆さんが温かく迎えてくださったおかげで、最後までやり遂げることができました。あの時、舞台の上で全身を使って表現することの喜びを知ったことは、大きな自信に繋がっています。
今回の作品は、三島由紀夫さんの名作「金閣寺」を、文楽・歌舞伎・ダンスという異なる美学を合体させて描く、とても贅沢で新しい挑戦です。世界初演という記念すべき舞台に立てることに、今からワクワクしています。
この作品を通じて、これまで学んできた歌舞伎の伝統を大切にしながら、ジャンルの垣根を超えた新しい表現をたくさん吸収したいです。素晴らしい先輩方と共に、現代的で鮮烈な「金閣寺」の世界を作り上げ、観に来てくださるお客様が楽しんで、そして喜んでくださるよう、一生懸命頑張ります。
Bunkamura Produce 2026 マルコス浄瑠璃「金閣寺」
開催日程・会場
2026年8月29日(土)〜9月6日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
スタッフ
原作:三島由紀夫「金閣寺」
演出・振付:
脚本:ロベルト・ファティーニ
音楽・歌:マリア・アルナル
出演
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み〜ぷ @max0403
これ壱くんの人形振りが観られるってコト??? https://t.co/q1dOiTXDcY