2021年
8月14日と15日、東京ドーム以来約1年半ぶりの有観客公演「
11月から12月にかけては「Reframe」を全国に届けるツアー「Reframe Tour 2021」を開催。「Reframe」はもともと着席・歓声なしで観覧するスタイルの公演だったため、規制の多いコロナ禍においても親和性が高く、全国のファンに生のパフォーマンスを届ける貴重な機会となりました。
2022年
「Reframe Tour」を除けば2年半ぶりとなったツアー「Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA"」を8月から10月にかけて開催。小ぶりなセンターステージの上で、映像演出を控えめに、全編を通して生身の3人に観客の視線を集約させるようなライブが行われました。
ちなみにこのツアーの宮城公演1日目は、当初は新型コロナウイルス飛沫感染防止のため声出しが禁止されていましたが、事前に想定された観客収容率が低かったことから、開催2日前に急遽「大きな声出しが可能な公演」への変更を発表。ほかの多くのライブでまだ歓声が上げられない時期に、結果としてPerfumeが声出し解禁の口火を切る形となり、この公演は当日のMCで「革命の日」と名付けられました。
2023年
5月末からスペインの2都市で開催されたヨーロッパ最大級の音楽フェスティバル「Primavera Sound 2023 Barcelona / Madrid」に出演。Perfumeは6月1日のバルセロナ公演と6月8日のマドリッド公演に出る予定でしたが、マドリッド公演は悪天候のため残念ながら中止になりました。
スペインでのフェス出演の合間となった6月3日、Perfumeはイギリス・ロンドンでワンマンライブ「Perfume LIVE 2023“CODE OF PERFUME”」を開催。この日は“Perfumeの掟”を意味する「CODE OF PERFUME」というライブのタイトルの通り、2023年版となる「Perfumeの掟」が披露されました。さらに事前に一切アナウンスされていなかった未発表曲「ラヴ・クラウド」をサプライズでお披露目。同曲はこの日からライブでの新たな定番曲として活躍することになります。
年末のライブのMCであ~ちゃんは、ロンドン公演を振り返り「Perfumeの歴史をたどってベストだと思える曲目を全部詰め込んだこのライブが生まれたことで、Perfumeの新たな未来を見れた」と語っていました。
11月3日から5日にかけて幕張メッセ国際展示場で行われたテレビ朝日主催イベント「テレビ朝日ドリームフェスティバル」。3日目は「Perfume FES!!」とのコラボ企画で、
ファンクラブ「P.T.A.」の発足15周年、海外ファンクラブ「WORLD P.T.A.」の発足10周年を記念して、9月から11月にかけて行われた10公演のFC限定ツアー「P.T.A.15th&10th Anniversary “Perfumeとあなた”ホールトゥワー2023」。「セラミックガール」がひさびさにセトリ入りしたり、最初期にレパートリーに入っていたカバー曲「スーパージェットシューズ」が15年ぶりに披露されたり、メドレーの一部にされることが多い「透明人間」「Sweet Refrain」がフルサイズで披露されたりと、コアなファンであればあるほど「コレハユメ?」と疑うような、レア曲連発のライブになりました。
12月30日と31日には、ぴあアリーナMMで「Perfume Countdown Live 2023→2024 “COD3 OF P3RFUM3” ZOZ5」を開催。ロンドン公演をさらにアップデートして国内に持ち帰るというコンセプトのもと、2日目は年またぎのカウントダウンが行われました。30日公演のラストに、あ~ちゃんが高らかに宣言した「ここからPerfumeはゴールデンタイムが始まります!」という言葉。今振り返れば確かに、ここから先のPerfumeは間違いなくゴールデンタイムだったと思います。
2024年
2月13日と14日に東京・LIQUIDROOMで、Perfume検定試験「P.T.A.検定試験2023」の成績上位者のみが参加できる、9年ぶりのライブハウス公演「Perfume P.T.A.発足 16周年へのカウントダウン 猛者だけのLIVE ~リキッドルーム あの夜をもう一度 2024 ~」を開催しました。タイトルにある“あの夜”とは、2008年2月13日の「P.T.A.発足前夜祭『パッと楽しく遊ぼうの会』」のこと。その日に披露されたセットリストが16年の時を経て再現されました。ちなみに筆者は、焦りから「わからない問題を検索する」という発想に至らず、スピード勝負かのように急いで回答し、制限時間をかなり余らせて提出してしまったため、検定に落第して現場に行くことができませんでした。本当に後悔しています。
横浜でカウントダウンライブとして行われた「COD3 OF P3RFUM3 ZOZ5」はアジアツアーに発展し、6月から7月にかけて4都市で開催。香港でのライブは実に12年ぶりとなり、現地のファンとの温かな再会を果たしました。
アジアツアーのファイナルは初上陸となったバンコク。基本的にはアンコールを行わない近年のPerfumeですが、ファンからの熱いコールに心を動かされ、「どうしてももう一度出てきたくなった」とメンバーが再登場。予定外だった「The Light」をパフォーマンスしました。
2024年から2025年にかけてPerfumeは、ほかのアーティストと対バンをしたり、フェスでコラボパフォーマンスを披露したりということを、これまで以上に積極的にするようになりました。3月に横浜アリーナで開催されたイベント「DayDay. SUPER LIVE 2024」では互いにリスペクトし合う
6月に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された「EIGHT-JAM FES」では、
10月には東京・Zepp Haneda(TOKYO)で
このほか、音楽ナタリーにはレポートを掲載していませんが、11月には
そして12月28、29、31日のぴあアリーナMM公演をから、アリーナツアー「Perfume 10th Tour ZOZ5 “ネビュラロマンス” Episode 1」がスタートしました。このライブは2部構成となっており、前半「SIDE A」はアルバム「ネビュラロマンス 前篇」の全曲を収録順にパフォーマンスし、その世界観を忠実に再現するという、これまでになくコンセプチュアルで挑戦的な内容。後半「SIDE B」は公演ごとに選曲が異なるため、何度も会場に足を運ぶ“追いネビュラ”をするファンが続出しました。
2025年
4月2日に、NTTが提唱する次世代情報通信基盤「IOWN」を使用したライブパフォーマンス「IOWN×Perfume」を生配信。このパフォーマンスは4月13日に開幕した大阪・関西万博のNTTパビリオンにおけるメインコンテンツとなり、万博閉幕の10月13日まで、目の前に3人がいるかのような臨場感を多くの来場者が体験しました。
全国11カ所23公演に及んだ「Perfume 10th Tour ZOZ5 “ネビュラロマンス” Episode 1」は、4月19日と20日の千葉・LaLa arena TOKYO-BAY公演をもって終了。2日目のラストには「ネビュラロマンス」が観客の前で初披露されました。
前年から始まった対バンのラッシュはこの年も続き、7月には東京・Zepp Haneda(TOKYO)で
8月には、TOKYO MXの音楽トーク番組「70号室の住人」によるイベント「70号室の住人 LIVE!!!! ~ チョコレイトポテトサラダ ~」で、
「チョコレイトポテトサラダ」での「『P.T.A.』のコーナー」ではPerfumeは、ZAZEN BOYSの「ポテトサラダ」にオリジナルの振付をして歌い踊りました。どうやらメンバーはこれを相当気に入ったようで、翌週に行われたオールナイトフェス「SONICMANIA」でも「ポテトサラダ」を披露。出演者でもない
9月22日と23日には東京ドームで単独公演「Perfume ZO/Z5 Anniversary “ネビュラロマンス” Episode TOKYO DOME」を開催。アリーナツアー「Perfume 10th Tour ZOZ5 “ネビュラロマンス” Episode 1」がアルバム「ネビュラロマンス 前篇」の世界観を表現するものだったのに対し、この東京ドーム公演は「ネビュラロマンス 後篇」のライブだと位置付けられていました。しかしPerfumeはこの直前の9月21日に、年内をもって活動をひと区切りして、コールドスリープに入ることを発表。この東京ドーム公演は急遽、コールドスリープ前の最後のライブという特別な意味を持つことになりました。
<コールドスリープ明けにつづく>
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