Perfume。2024年に東京・虎ノ門ヒルズ内のTOKYO NODEにて開催された展覧会「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡」での様子。

Perfumeと音楽ナタリーの18年

ライブレポートで振り返る、熱狂の日々の全記録

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明日12月31日をもって、長い活動期間にひと区切りを打ち“コールドスリープ”に入るPerfume。音楽ナタリーでは2007年2月のサービス開始以来、彼女たちの活動について細かくニュースとして紹介してきました。そこで本稿では、これまで音楽ナタリーに掲載してきた膨大なPerfumeのライブレポート(大型フェスなど一部公演を除く)を中心とした記事を時系列に総ざらいし、ライブという側面から彼女たちの18年間の軌跡を振り返っていきます。

書き始めてから正直少し後悔するほどの大ボリュームのまとめ記事になってしまいましたが、それだけの長い間、Perfumeがずっと僕たちを夢中にさせてくれたのだと考えると、書き進めるごとに感謝の気持ちでいっぱいになりました。コールドスリープが明けてから、この記事の続きを書けることを楽しみにしています。

/ 橋本尚平

2007年

音楽ナタリーが初めて掲載したPerfumeのライブレポートは、11月8日に東京・LIQUIDROOMで開催された「Perfume ~SEVENTH HEAVEN イイ気分♪~」でした。ステージの幕が振り落とされた瞬間からあ~ちゃんが感極まってボロ泣きしているシーンは、最近でもテレビ番組などでたびたび放送されているので、見たことがある人も多いのではと思います。

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また、この日の盛り上がりを受けて、年末にはLIQUIDROOM公演を再現する初のカウントダウンライブ「Perfume まさかのカウントダウン!? ~リ○ッドルーム あの夜をもう一度 in Zepp Tokyo~」も東京・Zepp Tokyoで開催されています。

これはライブレポートではありませんが、11月27日には、スペースシャワーTVが運営する動画配信サイト・DAXにて生配信された、Perfumeが初めて合コンをするという企画も現場で取材しました。ちなみに男性陣は浜野謙太在日ファンク、当時はSAKEROCKも)、ピエール中野(凛として時雨)、虎牙(レコードショップ勤務)という顔ぶれでした。

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2008年

音楽ナタリーのライブレポートとして2本目となったのは、今はなき東京・SHIBUYA-AXで2月に開催された「Perfume ~ソックス フィックス マックス~」の記事。この日はインディーズ時代の曲を中心としたメドレー「Prima Mix」や、“ポリループ”パートを省略せずに初めてフルサイズで披露した「ポリリズム」が大きな話題になりました。

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4月から6月にかけて、初の全国ツアー「Perfume First Tour『GAME』」が行われました。このツアーのオープニング演出および1曲目の「GAME」は、2020年のドームツアーや、コールドスリープ前最後のライブとなった2025年の東京・東京ドーム公演でもオマージュされています。

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HOT STUFF PROMOTIONの設立30周年記念イベント「BLACK AND BLUE」の第2夜として、6月21日に東京・Zepp TokyoでSPECIAL OTHERSとのツーマンライブが行われました。それまでも面影ラッキーホールをはじめ異色の対バンをいろいろと経験してきたPerfumeですが、この組み合わせには当時驚きの声が多く上がっていました。ちなみにこのレポートの最後のほうを読むと、現在まで続いている「男子!」「女子!」のコール&レスポンスは、この時期の「GAME」ツアーが最初だったことがわかります。

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11月に初の東京・日本武道館公演「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」が開催されました。気合いが入りすぎた音楽ナタリー編集部は、まだオープン前の午前中から会場周辺の様子までレポートしています。

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初の日本武道館は、アンコールで「Dream Fighter」が初披露されたことが印象的に語られていますが、のちにライブでの重要な役割を持つことになる「edge」がライブ初披露されたのもこの公演でした。

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年末には、結成9年にして念願の「NHK紅白歌合戦」に初出場しました。出場歌手発表会見の記事には緊張気味に語られたコメントが掲載されていますが、Perfumeはこのあと、2023年まで16年連続で紅白に出場することになります。

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2009年

5月には東京・国立代々木競技場第一体育館で2DAYSワンマン「ディスコ!ディスコ!ディスコ!」が開催されました。初期曲を大胆に再構築した「代々木ディスコMIX」という、この2日間しか観られないパフォーマンスが目玉。この公演はWOWOWで放送されたもののパッケージ化されていないため、「当時を思い出すためにこのレポートをたまに読み返している」という声も耳にします。

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7月に横浜アリーナで開催された、HOT STUFF PROMOTIONの設立30周年イベント「Hot Stuff 30th Anniversary Special Live "out of our heads"」には、木村カエラとのスペシャルユニット「木村カエラ∞Perfume」として出演。オープニングアクトとして15分だけ登場し、カエラの曲「Jasper」でこの日限りの振付を披露しました。

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10月には初のホール&アリーナツアー「直角二等辺三角形TOUR」のファイナルとして、神奈川・横浜アリーナで4DAYSライブを敢行。「Zero Gravity」や「Kiss and Music」といった、この時期特有のレア曲もセットリストに組み込まれていました。

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12月には、SHIBUYA-AXで行われた木村カエラ主催の2DAYSライブ「木村カエラpresents ♀オンナク祭オトコク祭2009♂」のうち、2日目の「女性アーティスト&女性客限定公演」に出演しました。

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2010年

11月3日に初の東京ドーム公演を開催。チケットは即日ソールドアウト、1日で5万人を動員しての大成功となりました。のちにPerfumeと深い関わりを持つことになるRhizomatiksが初めてライブ演出に参加した日でもあり、彼女たちにとって重要な転換点の1つと言えます。

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11月28日、マカオで開催されたアジア最大級の音楽授賞式「2010 Mnet Asian Music Awards (MAMA)」で「Best Asia POP Artist賞」を受賞。このマカオでのパフォーマンスが、彼女たちの記念すべき初海外進出の舞台となりました。

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2011年

この年の大きなトピックは、「ポリリズム」がディズニー・ピクサー映画「カーズ2」の全世界公開バージョンの挿入歌に決定したこと。これは本格的な海外進出を意識する大きなきっかけとなりました。

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9月公開の映画「モテキ」に本人役で出演し、森山未來演じる主人公・藤本幸世の妄想シーンで「Baby cruising Love」を踊ったPerfume。映画と連動して東京・Shibuya O-EAST(現:Spotify O-EAST)で開催されたライブイベント「モテキナイト4」にサプライズ出演し、森山未來を交えてパフォーマンスを披露しました。当時のPerfumeがこのキャパシティのライブハウスに出演するとは誰も予想しておらず、3人が登場した瞬間のフロアの沸騰ぶりは筆舌に尽くしがたいものがありました。

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10月に「Perfume ダンスコンテスト ~魅せよ、JPN!~」の決勝戦を東京・ステラボールで開催。これはその後も不定期で計4回開催された、Perfume楽曲を課題としたコンテストです。この年に決勝へ進出し、2013年の第2回で「極部門」グランプリを獲得するperfumenには、のちにMeseMoa.のメンバーとしてメジャーデビューした白服(2023年に卒業)が在籍していました。

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2012年から2016年までのPerfumeのライブ(「MTV VMAJ」「氷結 SUMMER NIGHT」「Perfume FES!!」「カンヌライオンズ」「SXSW」など)

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タワーレコード広島店 @TOWER_Hiroshima

もはや博物館級の。
#prfm https://t.co/CkB3eCMN5O

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