2017年
2013年から2015年まで静岡・つま恋で開催されていたアミューズ主催フェス「Amuse Fes BBQ in つま恋 ~僕らのビートを喰らえコラ!~」が、千葉・幕張メッセ国際展示場に場所を移して「Amuse Fes in MAKUHARI」としてリニューアル。この年は、
なお、リニューアル後の「Amuse Fes」はこれを皮切りに3年連続で行われ、スペシャルバンドの演奏に合わせてゲストボーカルが入れ替わるカバーコーナーが恒例化。Perfumeもさまざまなアーティストとともに、2018年はサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」、2019年は
6月にはPerfume主催の対バンライブイベント「Perfume FES!! 2017」を幕張メッセ国際展示場にて2DAYSで開催。初日は対バン相手の
2日目は
そして今度はPerfumeが対バン相手として呼ばれる側に。
6月に幕張メッセで行われた「Perfume FES!! 2017」は、追加公演として9月にツアーとしても開催。愛知・愛知県体育館では
12月には石川・石川県産業展示館4号館にて開催された、中田ヤスタカ(
2018年
3月にNHKホールで「Reframe」を初開催。これはPerfumeの過去のデータを最新技術で解析・再構築して新たな視点で見せる、全席着席型のコンセプトライブです。いつもの熱狂を生むライブとはだいぶ趣の違った、アート性の高い内容でしたが、ここでの実験的な試みはのちのさまざまなライブ演出に大きく還元されており、振り返ればPerfumeの表現の幅を広げる重要な位置付けの公演だったことがわかります。
8月には台湾・台北最大級のフェス「SUPER SLIPPA 9」に出演。「P.T.A.のコーナー」では、主催者であるMaydayのヒット曲「Do You Ever Shine?」を観客とともに大合唱し、国境を超えた一体感を生み出しました。
3年ぶり4回目となるダンスコンテストの課題曲は「TOKYO GIRL」。Panasonic主催の、洗濯機の温水泡洗浄をダンスで表現する「AWA DANCE CONTEST」も同時開催され、ユニークかつハイレベルな戦いが繰り広げられました。
メジャーデビュー日の9月21日には、アリーナツアー「Perfume 7th Tour 2018『FUTURE POP』」がスタート。床の一部がメンバーを乗せたまま高くせり上がり、背後の巨大スクリーンに東京の夜景を映し出すことで、3人が夜空を飛び回っているかのように見せる「TOKYO GIRL」の演出が印象的でした。
そしてその追加公演の一環として、12月31日に横浜アリーナでファンクラブ会員限定のカウントダウンライブも実施。会場から「NHK紅白歌合戦」に中継で出演したり、渋谷のスクランブル交差点近くに設けたパブリックビューイング会場と相互中継したり、メンバーからの問いかけに観客が自分のスマートフォンで回答して、その集計結果をビジョンにリアルタイムで映すというアンケートコーナーをやったり、この日限りのことがいろいろと行われました。ある時期からアンコールを行わなくなっていたPerfumeですが、この日はひさびさにアンコールに応え、ファンを歓喜させました。
2019年
2月から4月にかけて長期間におよぶアジア&北米ツアー「Perfume WORLD TOUR 4th『FUTURE POP』」を開催し、その終盤となる4月14日と21日に、カリフォルニア州インディオで行われたアメリカ最大の野外音楽フェス「Coachella Valley Music and Arts Festival」への初出演を果たしました。1週目の終了後、「Rolling Stone」誌がベストパフォーマンス16組に選んだ影響もあってか、2週目は観客動員数が大幅に増加しました。
東京・LINE CUBE SHIBUYAのこけら落としは、前年に初開催された「Reframe」の2019年バージョン。アンコールでは、かつて中田ヤスタカがPerfumeのプロデュースを手がけるきっかけになった曲のリメイク「Challenger」がライブ初披露されました。
2020年
2月に初の4大ドームツアー「Perfume 8th Tour 2020 "P Cubed" in Dome」が開幕。ところがツアー中に新型コロナウイルスの感染が急拡大し、最終日となるはずだった2月26日の東京ドーム2日目公演が、政府の方針に従い当日の開場直前に中止となりました。このことはメンバーやファンにとって忘れられない出来事になったのと同時に、長いコロナ禍の始まりを告げる象徴的なニュースとして世間に刻まれました。筆者は東京ドーム初日を観覧し、レポートの執筆を進めていましたが、状況を鑑みて掲載は見送っています。
コロナ禍でライブ活動が制限され、無観客ライブ配信を多くのアーティストが導入する中で、Perfumeが導き出した答えは「オンラインフェス」でした。メジャーデビュー記念日の9月21日に開催された「"P.O.P" Festival(Perfume Online Present Festival)」は、Web上の特設会場に複数のブースを設置し、丸1日かけて多彩なコンテンツを配信するというもの。音楽ナタリーも、のっちのソロ番組「のっちは◯◯とゲームがしたい!」と、Perfume好きの著名人が集結するトーク&クイズ番組「ライブナタリー Presents RESPECT! トークライブ ~Perfume~」、Perfumeにまつわる知識を問う体験型コンテンツ「P.T.A.検定」の企画に関わらせていただきました。フェスの最後には「Perfume Imaginary Museum "Time Warp"」にて、バーチャル空間を舞台にPerfumeが7カ月ぶりのパフォーマンスを披露。あの日あの場所で凍りついた時間を、自らの手で動かしました。
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もはや博物館級の。
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