このツアーは彼らが9月にアルバム「CAO」をリリースしたことを記念して行っているもの。ワンマン公演の最終日となったこの日は、MCらしいMCが中盤とラストナンバー前の計2回のみというアグレッシブなライブが展開された。彼らは稲村太佑(G, Vo)の「最初から飛ばしていくぞー!」という言葉通り、序盤からアルバム収録曲を中心にアップテンポなナンバーを畳みかけ、会場をヒートアップさせていく。下上貴弘(B)と疋田武史(Dr)は息のあった演奏で変拍子のリズムを繰り出し、田原和憲(G)は鋭いギターの音色でファンの高揚感を煽った。
バンドは「ガイコツマン」でガイコツの衣装を着たパフォーマーとともに演奏したり、MCで稲村がaikoのモノマネでコール&レスポンスを行ったりと随所にユーモアを織り交ぜたパフォーマンスでファンを魅了していく。最後のMCでは稲村が「俺らはこれがカッコいい、これが正しいと思って堂々とみんなに発信してるけど、これがほんまにカッコいいことなのか、はたまた恥ずかしいことなのか俺にはわからへん。だた1つだけ間違いないことがある。それは今日がめちゃくちゃく素敵な日になったってこと!」と熱く語る一幕も。またアンコールでは「ガイコツアー」というツアータイトルについて「このツアーが血となり肉となり、骨となり、骨のあるロックミュージックを作っていけるように」「死んでしまって骨になってしまっても、みんなの子供や孫にも聴いてもらえるような普遍的な音楽になれるように」「これからも“コツコツ”とがんばっていけるように」と思いを述べ、ファンからの惜しみない拍手を受けた。
4人がアンコール含め全20曲を披露しステージを去ると、ステージ後方のスクリーンにはツアー各所での模様を収めた映像が流れる。しかし映像が途中で乱れ、画面にはアルカライダーの姿が。そしてイナムライダー(赤)、タバライドン(緑)、下上自転車(青)、ヒキーター(黄)、ブラックくだけねこ(ピンク)がZepp Tokyoのステージに姿を現す。イナムライダーが「ついにアルカライダー、Zepp Tokyoに光臨!」と叫び、アルカライダーは熱狂するオーディエンスの前で11月にリリースした自身の1stシングル「怪盗ミラクル少年ボーイ」をプレイ。同曲が主題歌となっているテレビアニメ「怪盗ジョーカー」の主人公・ジョーカーも登場し、にぎやかなアクトでアルカラのワンマンライブを締めくくった。
なおこの日の公演の模様が映像作品としてリリースされることが決定した。詳細は追ってアナウンスされるので続報を楽しみにしておこう。
アルカラは「ガイコツアー2014」の追加公演として、明日12月10日の東京・TSUTAYA O-Crestから12月25日の兵庫・ART HOUSEまで、ゲストバンドを迎えて5公演を行う。
アルカラ「ガイコツアー2014」追加公演
2014年12月10日(水)東京都 TSUTAYA O-Crest
<出演者>
2014年12月12日(金)台湾 台北 THE WALL TAIPEI
<出演者>
アルカラ / cinema staff
2014年12月14日(日)沖縄県 桜坂セントラル
<出演者>
アルカラ / cinema staff
2014年12月22日(月)愛知県 CLUB ROCK'N'ROLL
<出演者>
アルカラ / TheSpringSummer / ミソッカス
2014年12月25日(木)兵庫県 ART HOUSE
<出演者>
アルカラ / リバーシブル吉岡 / folca
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