上段左からAiobahn、佐々木喫茶、柴田(パソコン音楽クラブ)、下段左からCHOBO CURRY、原口沙輔、yonkey(Klang Ruler)

マイベストトラック2023 Vol. 2 [バックナンバー]

トラックメイカー編

Aiobahn、佐々木喫茶、柴田(パソコン音楽クラブ)、CHOBO CURRY、原口沙輔、yonkey(Klang Ruler)が選ぶ2023年の3曲

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CHOBO CURRY

CHOBO CURRY

CHOBO CURRY

リル・ヨッティ「running out of time」

かつてサイケポップヘッズだった僕にとって、プロデュース陣にサイケのスター大集合となったご褒美みたいなアルバムでした。全部の音が気持ちいい。これが2023年一番聴いた曲です。

ピンクパンサレス&アイス・スパイス「Boy's a liar Pt.2」

2人ともTikTokで爆発した新世代スターですよね。特にIce Spiceは大好きで、今年ドリルをポップスに押し上げたMVPだと思います。イギリスのダンスミュージックの盛り上がりも本当に楽しいよなぁ。カワイイし踊れるし歌えるし、間違いなく2023年を象徴する名曲です。

Jacques「Absolve」

この曲ヤバい。俺の好きなものが最初から最後までギチギチに詰まってます。トリッピーすぎて酔いそう。MVのビジュアルも最高。髪型がクールすぎる。曲作り興味ある人は彼のAgainst The Clockもおすすめです。

<プロフィール>

CHOBO CURRY(チョボカリー)

2021年にYouTube上で活動を開始した音楽プロデューサー / コンテンツクリエイター。アメリカ・イリノイ州シカゴ在住。ヒップホップなどの楽曲を声だけでカバーする「全部俺の声」シリーズで多くの視聴者の支持を得る。音源制作だけでなく、描画・アニメーション・動画制作をすべて1人で担当。2021年に投稿した槇原敬之「もう恋なんてしない」のドリルリミックス「槇原ドリル」が、2023年にTikTokで大ブームとなった。

CHOBO CURRY - YouTube

原口沙輔

原口沙輔

原口沙輔

Tdstr「paper is made from paper」

周防パトラ「イミグレーションfeat. Yunomi」

フロクロ「ビビビビ」

2023年、聴いた物を遡っていると混沌としておりました。一定期間同じ曲を聴き続けているという時期が殆ど無かった。それはジャンルにしても、アーティストにしても。

自分の事だったり、仕事の事だったりで、ゆったりと音を聴く時間を取れていなかったのかもしれない。様々な音楽を別々の文脈からつまむようにプレイリストに並べられていた。フルコーラス聴けていたのかも怪しい。

それで、長く聴いた物の代わりに2023年の気分だった曲を選ぶことにしました。

<プロフィール>

原口沙輔(ハラグチサスケ)

2003年生まれ。10歳でニューヨークのアポロシアターで「アマチュアナイト」に出場しダンスで優勝。14歳のときにフィンガードラムの路上パフォーマンスをきっかけに注目され、2018年12月に「インフルエンザー」でメジャーデビューした。新しい地図 join ミュージック「#SINGING」の作詞作曲を15歳にして手がけたことも話題に。2021年9月に東京・国立競技場で開催された「東京2020パラリンピック競技大会」の閉会式に出演し、音楽制作を担当した。2023年5月に「SASUKE」から「原口沙輔」に名義を変更。同年8月に発表した初のボーカロイド楽曲「人マニア」がバイラルヒットとなった。

原口沙輔(@sasuke_maschine) / X

yonkey(Klang Ruler)

yonkey(Klang Ruler)

yonkey(Klang Ruler)

スクリレックス with ナイ・バルグーティ「XENA」

僕が最も尊敬するプロデューサー・Skrillexの最新アルバムの1曲です。トライバル系のパーカッションがメインとなるトラックですが、全体的にシンプルな音数で楽曲として成立しているところが本当に素晴らしいです。ジャングル系のサンプルなどがちりばめられているのもSkrillexのカラーを感じますね。

トラックメイクはパズルだと思っていてその一つ一つのピースが存在感を放っていて精密にハマっているトラックだと思います。

コイ・リレイ「Get Loud」

ブラスのパキッとしたキレのあるうわものにjersey clubスタイルのシンプルなドラムが合わさったトラックです。この曲のプロデューサーのNick Leeとは去年の夏にLAで一緒に制作する機会がありまして、彼はトロンボーンを生かしたキャッチーなヒット曲Lil Nas X「INDUSTRY BABY(feat. Jack Harlow)」を作った名プロデューサーです。そんな彼の魅力がたくさん詰まったクールなトラックです。

新しい学校のリーダーズ「Tokyo Calling」

最後の曲は僕がプロデュースをした新しい学校のリーダーズ / ATARASHI GAKKO!の「Tokyo Calling」です。

昭和の怪獣映画を連想させるレトロ加工されたブラスに和太鼓を織り交ぜた現代のドラムサウンドが綺麗に噛み合ったトラックです。808のベースを怪獣の足音に見立てたりと、ここで全て紹介しきれないほどこだわりました。去年僕がプロデュースした「オトナブルー」で社会を席巻した彼女たちのステージをさらに一つあげるために、しっかり日本発を意識したスケールの大きいアップリフティングな曲を作りました。

<プロフィール>

yonkey(ヨンキー)

1997年生まれの音楽プロデューサー / シンガー。高校在学中に自身がフロントマンを務めるバンド・Klang Rulerを結成した。18歳の頃にスクリレックスなどEDMシーンのアーティストに感銘を受け、トラックメイキングに没頭。2018年にアソビシステムが行った全国オーディションでLINE MUSIC賞を受賞し、2019年7月にAAAMYYYを客演に迎えたによるソロ曲「ダウナーラブ feat. AAAMYYY」をリリースした。2020年にプロデュースした新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」が、リリースから3年後の2023年に大ヒットを記録。またKlang Rulerも2021年末に発表したブラックビスケッツのカバー「タイミング ~Timing~」がヒットするなど、音楽シーンへ鮮烈な印象を与え続けている。

yonkey(@yonkey5330) / X
Klang Ruler(@Klang_Rulerinfo) / X
Klang Ruler Official Website

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原口沙輔 @sasuke_maschine

私もおります🫴
2023の気持ち https://t.co/4qkGnAzoFg

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