SKE48「サンダルだぜ」インタビュー|とにかく最高で最強!どストレートなアイドルソング

SKE48が通算36枚目のシングル「サンダルだぜ」をリリースした。

表題曲「サンダルだぜ」は、夏を待ち望む気持ちを歌ったさわやかでアップテンポな王道アイドルソング。AKB48グループのヒット曲に親しんできた人ならイントロを一聴しただけでテンションが上がる、清々しいほどにストレートな楽曲だ。シングルの発売に合わせ、音楽ナタリーでは選抜メンバーより荒野姫楓(Team KⅡ / 9期生 / 24歳)、伊藤実希(Team KⅡ / 10期生 / 23歳)、井上瑠夏(Team KⅡ / 8期生 / 24歳)、佐藤佳穂(Team KⅡ / 8期生 / 28歳)の4人にインタビューし、新曲と今のSKE48の魅力を語ってもらった。

取材・文 / 小野田衛撮影 / 堀内彩香

20周年のAKB48から受けた刺激

──SKE48は結成18年目に突入しました。先輩グループのAKB48は昨年12月の20周年に合わせてOGを大々的に集結させて日本武道館公演を行ったほか、「NHK紅白歌合戦」にも出演(参照:前田敦子、大島優子らOG集結で歴史的な瞬間が続々!AKB48結成20周年コンサート大団円)。世間から大きな注目を浴びたことは記憶に新しいです。

井上瑠夏 やっぱりすごく大きな刺激を受けましたね。私はSKE48に加入して今年で10年になるんですけど、この活動を始める前からAKB48グループが大好きで。武道館のコンサートは配信で観ましたが、胸がギューッと締め付けられましたし、瞬きができないくらい集中して画面に見入っていました。そして、途中で何度も涙がこぼれそうになりました。小学生のときにAKB48グループに対して抱いていたような「かわいいな」「キラキラしているな」という気持ちもありつつ、今は自分も同じアイドルとして活動している立場なので、そこに対する感慨といいますか……。とにかく最高にエモかったです!

左から伊藤実希、佐藤佳穂、井上瑠夏、荒野姫楓。

左から伊藤実希、佐藤佳穂、井上瑠夏、荒野姫楓。

伊藤実希 わかるなあ。武道館にはSKE48にいた松井珠理奈さんや北川綾巴さんも出ていましたから。

井上 AKB48グループは私にとって本当に青春そのものですね。特に板野友美さんが大好きで、配信の画面に映った姿が現役当時のままだったんですよ! キラキラ感がすごくて! 私もがんばらなきゃと、ものすごく刺激を受けました。

伊藤 実は私もるーさん(井上)と同じで、入口が板野友美さんだったんです。微妙に推し被りかもしれない(笑)。なぜか私の通っていた学校は“ともちん推し”ばかりでした。

井上 ともちんジェネレーション(笑)。

伊藤 ただ、私は入り方がちょっと変わっていて、ライブ映像とかじゃなくて「逃走中」(フジテレビ系)に出ていた板野さんに一目惚れしたんです。そこから握手会やライブにガンガン応募するようなガッツリしたオタクになったので、武道館公演は観ていて自分の原点を思い出すような感覚がありました。

伊藤実希

伊藤実希

──今現役のメンバーは、AKB48グループの活躍を見て育ち、憧れの気持ちを持ってオーディションを受けた人が多いですよね。

伊藤 アイドルってファンの方がいるからこそ成立するものじゃないですか。そのファン目線を忘れないことって大事だと思うんです。「アイドルがこんなふうにしてくれたらうれしい」という気持ち。私自身、そこを再確認したことで、ファンの方に恩を返していきたいなと改めて強く思いました。

佐藤佳穂 逆に私はアイドルにそこまで詳しくなかったんですよね。世代的にはAKB48ドンピシャ世代なので、周りの友達は「こじはる(小嶋陽菜)かわいい!」とか大騒ぎしていたんですけど。中学生くらいになると学校でも総選挙の話で持ち切りで、周りの子に薦められる形でCDとかDVDを聴いたり観たりしてました。

佐藤佳穂

佐藤佳穂

──当時、コンビニに並んでいる雑誌の表紙もAKB48関連ばかりでしたからね。

佐藤 今回、OGの方たちがひさしぶりに集まったことで、熱心なアイドルファン以外の方からも「懐かしい!」「私の青春時代!」みたいな声がSNSなどで上がったじゃないですか。その感覚、すごくわかるんです。本当に時代の中心にAKB48グループがいましたから。卒業してから時間がかなり経っているのに、レジェンドの方たちは当時と同じようにお客さんにパワーを与えているし、改めてアイドルってすごいジャンルだなと実感しました。それくらい本当に素敵だった!

荒野姫楓 実は私、武道館のライブを観ることができなかったんですよね。大好きだからこそ会場で直接観たかったんですけど、その日はお仕事が入っていて……ホントに悔しかったです。だって私、小学校の頃は家族でAKB48劇場に通い詰めていたんですよ。

井上 家族で!?

荒野 20周年に大きなライブをやると知ったときは、いても立ってもいられなくなりました。今こうやってSKE48で活動させていただいている中、同じアイドルとして考えさせられることもすごく多かったです。

荒野姫楓

荒野姫楓

第2の「パレオはエメラルド」になる予感

──かくいうSKE48も、2028年に20周年を迎えます。

荒野 確かに。「こっちはどうなるの?」という感覚もありますね。

井上 もちろん20周年に向けてSKE48もAKB48さんに負けないくらい右肩上がりに盛り上げていくつもりで、私たち自身もどうなるのか楽しみです。というのも、SKE48ってシングル曲によってイメージがガラリと変わるんですね。今回のシングル表題曲「サンダルだぜ」は明るいキラキラした感じですけど、前作の「Karma」や前々作「Tick tack zack」はカッコいいクール系のテイストでしたし。

──36thシングルとなる「サンダルだぜ」は、ストレートな王道アイドルソングですね。

佐藤 最初に聴いたときは、すごくキャッチーだなと感じました。ファンの方からも明るい楽曲を待ちわびている声があったので、喜んでいただけるんじゃないかな。

伊藤 ワクワク感があって、イントロを聴いた瞬間からテンションが上がるような曲です。ライブでもイントロがかかった瞬間から会場が一体となってノリノリに沸くんじゃないかと思います。街中で流れていても、SKE48の曲だと知らない人も「おお、この曲いいじゃん!」って感じてくれるんじゃないかな。

井上 うん、それはあるかも。

伊藤 あとですね、この曲は落ちサビがとにかく最高で最強!

井上瑠夏

井上瑠夏

──最強ですか!

伊藤 アイドルオタク的に言わせてもらうと、落ちサビが切ない曲=神曲なんですよ。サビはすごくポップなのに、その落差でグッときちゃう。今はまだ楽曲解禁前だからファンの方の前で歌ってはいけないんですけど(※取材は1月末に実施)、思わず口ずさみそうになります。それくらい印象に残る曲!

荒野 私は今回が初選抜になるんですけど、この曲で選抜デビューできるのはめちゃくちゃおいしいなと思いました。「サンダルだぜ」という曲名はワイルドなイメージがあってインパクトが強いけど、サウンド的には王道のアイドルど真ん中。SKE48にとっては、第2の「パレオはエメラルド」(2011年発表の6thシングル)になる予感もします。あるいは第2の「青空片想い」(2010年発表の2ndシングル)。リリースは3月ですけど、定番の夏曲に育てていきたいです。