のっちさん

のっちはゲームがしたい! 第14回(前編) [バックナンバー]

どこまで楽しませやさんなの!コジマプロダクションの新スタジオを見学してきました

小島秀夫さんのこだわりが詰め込まれた、遊び心たっぷりのスタジオをレポート

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「いいなあ……ここで働きたいです」と思わずため息

続いて案内していただいたのはレコーディングブース。ここでアフレコや歌入れ、ポッドキャストの収録などを行っています。入った瞬間にのっちさんは「おっきぃ……」と絶句。「こんなすごいスタジオ、声優さんの裏側に密着したドキュメンタリーとかでしか見たことないんですけど……」と驚いていました。

複数人収録にも対応できる大規模なレコーディングブース。

複数人収録にも対応できる大規模なレコーディングブース。

普段Perfumeのボーカルレコーディングは中田ヤスタカさんのプライベートスタジオで行われているため、複数人で同時録音できる大きなスタジオは、のっちさんにとって新鮮だったようです。「1個1個がむちゃくちゃいい機材だ……」「しかもデザインが全部おしゃれ……」と超小声でつぶやきつつ、「これは吸音材なのかな? 形的に、音を散らすためのものっぽい?」と珍しい設備に興味津々。ただのゲーム好きではない、アーティストらしい一面を垣間見せていました。

マイクの前に立ってみたのっちさん。

マイクの前に立ってみたのっちさん。

そしてその隣にあるのが、ミキシングなどの作業をするコントロールルーム。前面に大きな窓のようにスクリーンが設置されていて、まるで宇宙船のコクピットのようです。そのあまりのカッコよさに、のっちさんは思わずテンションが上がってしまいました。

ミキシングルームのデザインを見て、テンションが上がってきたのっちさん。

ミキシングルームのデザインを見て、テンションが上がってきたのっちさん。

編集部から「中田さんがいつも座ってるような感じで座ってみてください」と促され、おそるおそるミキサーの前に腰をかけたのっちさん。「いや、中田さんがこんなところで仕事してるの見たことない(笑)」と笑っていました。

言われるまま座ってみたのっちさん。

言われるまま座ってみたのっちさん。

目の前の大きなスクリーンを見上げて、のっちさんは「例えばムービーの編集をしてるときに『じゃあこれを大きい画面で観てみたいな』と思ったら、ちっちゃな映画館とか試写室を借りるじゃないですか。でもこれだけの設備があったら社内で全部できちゃいますよね」と感心。ここで作業をするクリエイターに思いを馳せながら、「景色が違うと気分も変わって、生まれるものも全然変わりそうだなー」と納得していました。

スクリーンを見上げるのっちさん。

スクリーンを見上げるのっちさん。

こちらは収録スタジオです。クロマキー撮影での番組収録などをするために作られました。のっちさんは部屋に入るや否や「わっ、超デッド(残響時間が短い)な部屋ですね。音の響きがなんにもない」「床が真っ白だから、反射した下からの光でとってもきれいに映りそう」と、この部屋の特長を察知。さらに「グリーンバックとブルーバックを簡単に変えられるのが最高! すごく便利!」と絶賛していました。

グリーンバックとブルーバックを簡単に変えられる素晴らしさを説くのっちさん。

グリーンバックとブルーバックを簡単に変えられる素晴らしさを説くのっちさん。

このほかコジマプロダクションには、複数台のカメラを使って3Dデータを撮るスキャンルームも完備しています。

3Dスキャン用カメラに向かって指ハートをするのっちさん。

3Dスキャン用カメラに向かって指ハートをするのっちさん。

主人公などのメインキャラクターはもっとたくさんのカメラが必要なので、海外まで撮影しに行くそうですが、ちょっとしたキャラクターやプロップ(ゲーム内に登場する小道具など)はここで撮影しているんだそう。

最後に連れてきていただいたのは、スタッフ用のカフェテリア。窓の外には東京タワーやオフィスビル群が広がります。ここではランチを食べるだけでなく、窓側の天井から大型スクリーンを下ろしてスタッフイベントをやったりもするんだとか。

カフェテリアの窓側は、木を基調にした温かな印象。

カフェテリアの窓側は、木を基調にした温かな印象。

広さに驚くのっちさん。

広さに驚くのっちさん。

カフェテリアにはたくさんのグッズが飾られたコーナーもありました。

カフェテリアにはたくさんのグッズが飾られたコーナーもありました。

カフェテリアの最奥にガチャガチャが置かれているのを発見したのっちさん。近付いてみると、「DEATH STRANDING」の主人公サムが身に着けている「Qpid」というアイテムを再現したメタルチャームが入っていました。さっそく回してみましょう。

回して……。

回して……。

開けて……。

開けて……。

おおっ!

おおっ!

この遊び心にあふれたカフェテリアに、のっちさんは「いいなあ……ここで働きたいです」と思わずため息をついていました。

いよいよ後編は小島さんとの対談です。「DEATH STRANDING」についての話はもちろん、小島さん独自のゲーム観、普段やっていること、そして現在開発中の「DEATH STRANDING 2(Working Title)」や実写映画化の話に至るまで、たっぷりのボリュームでお話ししてもらいました。

後編に続く

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小島秀夫 @Kojima_Hideo

のっちさんとの対談。前編です。

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