デビュー15周年記念 Ms.OOJA|遅咲きの歌姫”進化と深化の軌跡

Ms.OOJAがメジャーデビュー15周年を迎えた。彼女のアニバーサリーイヤーを記念して、音楽ナタリーでは彼女の15年間にわたる歩みを振り返る年表特集を公開する。

2011年にシングル「It's OK」でメジャーデビューして以降、誰かの人生の主題歌となるような力強い歌声を届けてきたMs.OOJA。R&Bやソウルをルーツに持ちながらリスナーの人生の機微に寄り添い続ける彼女の表現は、デビュー初期から最新作に至るまで、一本筋で地続きにつながっている。

本企画では、デビュー前から現在に至るまでの軌跡を解説テキストとともに紐解く。15年間にわたる作品リリースやライブなどアーティスト活動の変遷をたどり、Ms.OOJAが積み上げてきた進化と深化の軌跡を浮き彫りにする。

取材・文 / 黒田隆憲

デビュー前

2000

地元三重県を拠点に、地元の仲間とユニットを組みながら歌手活動をスタート

2005

活動拠点を名古屋に移し、Ms.OOJAへ改名

2006

名古屋に移住、インディーズデビュー

20101

インディーズソロアルバム「Ms.OOJA」を発表。8000枚を超える売上を記録

中学時代、友達と行った初めてのカラオケで歌を褒められたことをきっかけに、自分の声に可能性を見出したMs.OOJA。高校時代にはストリートダンスへの挑戦と挫折を経て、2000年に地元・三重県四日市で“ANN'”として本格的に音楽活動を開始した。その後、活動拠点を名古屋に移しMs.OOJAへ改名。クラブシーンやライブハウスで経験を重ねていく。2010年にはソロアルバム「Ms.OOJA」を発表し、同作は8000枚を超える売上を記録。クラブイベントをきっかけにユニバーサル ミュージックのスタッフと出会い、当初は半信半疑ながらも、やがてメジャーデビューへの準備が本格的に進んでいった。

2011

2

1stシングル「It's OK」でメジャーデビュー

「It's OK」ジャケット
4

2ndシングル「Life」発売

「Life」ジャケット
5

3rdシングル「Cry day…」発売

「Cry day…」ジャケット
6

1stアルバム「VOICE」発売

「VOICE」ジャケット
9

4thシングル「ジレンマ ~I'm your side~」発売。名古屋コレクション公式イメージソング「Life(Mitomi Tokoto NACO REMIX)」を収録

「ジレンマ ~I'm your side~」ジャケット
11

愛知・名古屋ボトムラインで初のワンマンライブを開催

1stシングル「It's OK」でユニバーサル シグマからメジャーデビューを果たしたMs.OOJA。インディーズ時代から積み重ねてきたキャリアを背負いながら、新たなフィールドへ踏み出した2011年は、まさにMs.OOJAという名を世に刻み始めた出発点だった。1stアルバム「VOICE」には、のちの彼女の軸となっていくR&B / ソウル由来のしなやかな歌唱感覚と、日本語の響きを大切にする表現の両方がすでに息づいており、その後の飛躍を予感させる1枚となった。

2012

1

「Be…」がTBS系金曜ドラマ「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方~」主題歌に決定

FM NORTH WAVEにてレギュラー番組スタート

2

5thシングル「Be…」発売

「Be…」ジャケット
3

「Be…」が全国テレビ・ラジオ50局でパワープレイを獲得

レコチョク2012年上半期ランキング4冠。配信合計100万ダウンロード超を記録

4

6thシングル「My Way」発売

「My Way」ジャケット
5

2ndアルバム「HEART」発売。オリコンアルバムデイリーチャート初登場1位を獲得

「HEART」ジャケット
10

7thシングル「ギブス / 見上げてごらん夜の星を」発売

「ギブス / 見上げてごらん夜の星を」ジャケット
1011

初の全国ワンマンツアー「Ms.OOJA LIVE TOUR 2012 "HEART"」開催

11

1stカバーアルバム「WOMAN -Love Song Covers-」発売。オリコンデイリーチャート8位、ロングセラーを記録

「WOMAN -Love Song Covers-」ジャケット

2012年は、Ms.OOJAのキャリアにとって大きな転機となった1年だ。TBS系ドラマ主題歌として書き下ろした「Be…」が大ヒットを記録し、Ms.OOJAの名前と歌声を一気に広く浸透させた。その勢いのまま2ndアルバム「HEART」をリリースし、同作を携えた自身初の全国ワンマンツアー「Ms.OOJA LIVE TOUR 2012 "HEART"」を開催。さらにこの年は、1stカバーアルバム「WOMAN -Love Song Covers-」がロングセラーを記録した。過密スケジュールのため東京でのホテル暮らしもスタート。全国をキャンペーンで飛び回る日々が続き、本人いわく「わけがわからないくらい忙しい」1年となった。

2013

1

四日市市観光大使に就任

3

8thシングル「30」発売

「30」ジャケット

「TADAIMA LIVE 2013 in YOKKAICHI」開催

「WOMAN -Love Song Covers-」がiTunesチャート1位を記録

5

9thシングル「ANSWER」発売

「ANSWER」ジャケット
6

3rdアルバム「FAITH」発売。オリコンデイリーチャート9位、iTunesトップJ-POPアルバム1位を記録

「FAITH」ジャケット
89

「Ms.OOJA LIVE TOUR 2013 "FAITH"」開催

10

みえの国観光大使(三重県観光大使)に就任

MIHIRO ~マイロ~「君がいれば feat.Ms.OOJA」リリース

11

2ndカバーアルバム「MAN -Love Song Covers 2-」発売

「MAN -Love Song Covers 2-」ジャケット

1月に東京へ移住すると同時に地元・四日市市の観光大使に就任し、10月にはみえの国観光大使(三重県観光大使)にも任命される。前年のブレイクから“次の一歩”を着実に刻んだ2013年は、Ms.OOJAのアーティストとしての存在感が、地元や故郷との結び付きにも還元されていった年でもあった。作品面では、シングル「30」「ANSWER」を経て3rdアルバム「FAITH」をリリースし、10月からは同作を携えて全国ツアーを開催。さらに11月には、カバーアルバムの続編「MAN -Love Song Covers 2-」を発表した。ヒットの勢いを一過性のものに終わらせることなく、作品とライブの両面からシンガーとしての地力を着実に積み上げていく。

2014

4

「TADAIMA LIVE vol.2 2014 in YOKKAICHI」開催

5

10thシングル「また恋をすることなど」発売。フジテレビフラワーネットTVCMイメージソングに決定

「また恋をすることなど」ジャケット
6

4thアルバム「COLOR」発売

「COLOR」ジャケット
910

「Ms.OOJA LIVE TOUR 2014 "COLOR"」開催

11

3rdカバーアルバム「WOMAN 2 ~Love Song Covers~」発売

「WOMAN 2 ~Love Song Covers~」ジャケット

JAY'ED「また君と feat. Ms.OOJA」リリース

12月~
20151

おじゃファミ会会員限定「おじゃ蜜meets会 2014-2015」開催

2014年は、4thアルバム「COLOR」と3rdカバーアルバム「WOMAN 2 ~Love Song Covers~」を発表し、オリジナルとカバーの両軸をさらに深めたMs.OOJA。同年リリースしたJAY'EDとのコラボ楽曲「また君と feat. Ms.OOJA」は、のちに中国でも高い人気を獲得し、Ms.OOJAの歌が海外へ広がっていくきっかけとなる。その一方で、地元・四日市での自主企画「TADAIMA LIVE」も継続されており、足元を固めながら歌の届く範囲を着実に押し広げていった1年だった。

2015

4

「TADAIMA LIVE vol.3 2015 in YOKKAICHI」開催

フジテレビ「水曜歌謡祭」水曜シンガーズとしてレギュラー出演

6

ミニアルバム「翼」発売。松山ケンイチ主演映画「天の茶助」主題歌「翼」、全国専門学校広報研究会TVCMソング「NEWDAY」を収録

「翼」通常盤ジャケット

デジタルシングル「花」配信開始。MBS・TBS系ドラマ「シメシ」主題歌

「花」ジャケット
8

4thカバーアルバム「THE HITS NO.1 SONG COVERS」発売

「THE HITS NO.1 SONG COVERS」
11

サム・スミスの来日公演「In The Lonely Hour Japan Tour」のサポートアクトを務める

12

「Ms.OOJA LIVE TOUR 2015 "I'm ALIVE"」開催

2015年にリリースしたミニアルバム「翼」には、松山ケンイチ主演映画「天の茶助」の主題歌「翼」や、全国専門学校広報研究会のTVCMソング「NEWDAY」を収録。さらに、MBS・TBS系ドラマ「シメシ」の主題歌としてシングル「花」も配信リリースするなど、タイアップを通してMs.OOJAはその知名度をさらに広げていった。一方で、4thカバーアルバム「THE HITS NO.1 SONG COVERS」も発表。時代を越え歌い継がれてきたヒット曲と向き合うことで、カバーが自身の表現の大きな柱であることをあらためて示し、“長く聴かれるシンガー”としての基盤をさらに確かなものにしていった。

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2016年~2020年