WHITE SCORPIONインタビュー|今のスキルと表現力をすべてぶつけた「7秒のレジスタンス」

秋元康が総合プロデューサーを務める11人組アイドルグループ・WHITE SCORPIONが、8作目のデジタルシングル「7秒のレジスタンス」を配信リリースした。

2023年10月に結成され、現在活動3年目のWHITE SCORPION。新曲「7秒のレジスタンス」は彼女たちが結成当初から持ち味としているクールな空気感を漂わせつつ、”感情の解放”という熱いメッセージを内包している。この曲に加え、シングルには4つの多彩なカップリング曲を収録。9月には神奈川・KT Zepp Yokohamaでのワンマンライブの開催を控えるなど、進化を続けながらステップアップを重ねているWHITE SCORPIONの最新形に迫るべく、音楽ナタリーではACE、ALLY、AOI、HANNAの4人にインタビューした。

取材・文 / 左藤豊撮影 / 入江達也

ホワスピは無理にまとめる必要がない

──昨年12月開催の「WHITE SCORPION 2nd Anniversary LIVE」にてAOIさんがグループのキャプテンに任命されました。それから4カ月近く経ちましたが、現在どのような気持ちでこの役職を務めているかを最初に聞かせてください。

AOI 私は決してしっかりしているタイプではないので、キャプテンに選んでいただいたことに驚きがありました。でも任せていただいた以上、この役割を全うできるように、という強い気持ちで活動に取り組んでいます。ただ、WHITE SCORPIONのメンバーは1人ひとりが自立しているんです。だから私が無理にまとめたり引っ張ったりするよりも、みんなと足並みをそろえて、11人一緒にがんばっていけたらいいなと思っています。

AOI

AOI

──ほかのメンバーから見て、AOIさんのキャプテンとしての姿はどう映っていますか?

ACE AOIさんはすごく温かい人だと感じています。ぐいぐい引っ張っていくリーダーというよりは、まさに「みんなで一緒にがんばろう!」というスタンスなので、WHITE SCORPIONにぴったりのキャプテンだなと思います。

HANNA WHITE SCORPIONは本当に個性の塊のようなメンバーばかりなので、まとめるのは大変だと思います。きっとキャプテンになってからいろいろな重圧も感じているはず。それでもキャプテンとしてしっかりと立ち振る舞ってくれていて、とても心強いですし、うれしい気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます!

AOI いえいえ(笑)。私は必ずしも「まとまっていること」だけが正解ではないと思うんですね。WHITE SCORPIONは個性があふれているから、無理にまとめる必要もないんじゃないかなと。メンバーそれぞれが自分の個性を生かして、のびのび楽しく活動できている状態が一番いいんじゃないかと考えています。

左からALLY、HANNA、ACE、AOI。

左からALLY、HANNA、ACE、AOI。

ALLY 私はグループ内で最年長ということもあり、これまではライブなど大事な場面での挨拶やみんなの意見の集約などリーダー的な立ち回りをすることが多くて。でも今はその役割をすべてAOIさんが引き受けてくれています。私はそういう役回りが苦手なんですけど、AOIさんの発言を聞いていると言葉選びが本当に上手だし、ひと言ひと言に重みがあるので、キャプテンに適任だなと感じています。

──ちなみにALLYさんは副キャプテンに任命されたんですよね。

ALLY はい。COCOと私が副キャプテンを務めることになりました。3人でLINEグループを作り、「メンバーにこれを伝えたいんだけどどう思う?」といった相談や報告をしています。お互いに支え合いながら、前に進んでいけたらと思っています。

ALLY

ALLY

新曲に今のスキルと表現力をすべてぶつけた

──では、4月15日にリリースされた8thデジタルシングル「7秒のレジスタンス」について伺います。感情の解放をテーマにしたアグレッシブな楽曲だと感じました。

ALLY まさにおっしゃっていただいた通り、「感情の解放」や「本能のままに生きろ」というメッセージが込められた楽曲になっています。そして同時に、私たちにとっては表現力が試される楽曲だなと感じました。私たちがこの2年間で培ってきたパフォーマンス力や表現力を発揮するのにふさわしい曲だと思うので、その部分をしっかりと届けていきたいと考えています。

HANNA 「7秒のレジスタンス」は活動3年目の最初の楽曲で、曲を聴くまで「かわいい系かカッコいい系か、どちらになるんだろう?」とワクワクしていました。WHITE SCORPIONらしい力強い楽曲をいただけてすごくうれしいです。今までは失恋に特化した曲が多かったのですが、今回は恋愛の要素もありつつ、それ以上に「自分らしくあること」や「自分に対する抵抗」が描かれていて。3年目に突入して、表現する世界観もまた少し変わってきたなという印象を受けました。

HANNA

HANNA

AOI タイトルに入っている「レジスタンス」という言葉は、5thデジタルシングル「Satisfaction graffiti」の歌詞にも出てくるのですが、言葉は同じでも意味合いが違うなと感じています。「Satisfaction graffiti」は若者の視点での大人に対する抵抗(レジスタンス)だったのに対し、今回は理屈に対する抵抗なんです。「理屈に逆らって、自分の本能で動きたい」という思いがテーマになっているので、その対比も感じていただけたら。

ACE この曲を歌うにあたり、ピッチを正確に当てることよりも、自分の感情をどう乗せるか、どう抑揚を付けて表現するかが重要だと感じて、レコーディングではそこを意識しました。「理性を捨てて 暴れ始める」というフレーズを歌うときは、エンジニアの方から「ボーカリストが本当に暴れ始めたような感じで歌って」とディレクションをいただいて。最初は「どういうことだろう?」と戸惑ったのですが、身振り手振りを交えながら歌うことで声に感情が乗ってきました。ただ単調に歌うのではなく、イメージを膨らませて全身を使って歌うことで、曲の雰囲気をつかめた気がします。全体的に難易度がとても高い曲ですが、特にこの1年間ボイストレーニングを必死にがんばってきましたし、今の私たちのスキルと表現力をすべてぶつけられます。

ACE

ACE

AOI レコーディングではAメロ、Bメロ、サビ、Dメロでそれぞれ歌い方のニュアンスを細かく変えています。声だけで感情や曲の背景が伝わるように、すごく考えながら歌いました。