踊ってばかりの国とHedigan's、歌舞伎町に響いた“それぞれの形のロックンロール”

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踊ってばかりの国Hedigan'sのツーマンライブが4月18日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)にて行われた。数々のツーマンイベントを実施してきたライブナタリー主催のもと開催されたこの企画では、春の陽気に満ちた新宿歌舞伎町を舞台に、白熱のパフォーマンスが繰り広げられた。

踊ってばかりの国とHedigan's。(Photo by Daiki Miura)

踊ってばかりの国とHedigan's。(Photo by Daiki Miura) [高画質で見る]

Hedigan's:いつになく緊張していたんですけど、すごく楽しい

落ち着いた様子でステージに現れたHedigan'sは、河西“YONCE”洋介(Vo, G)の深いお辞儀を合図にいきなり爆音を炸裂させる。本村拓磨(B)と大内岳(Dr)が重厚なリズムでバンドを引っ張っていく「グレー」を皮切りに、ライブならではの勢いあふれる演奏でオーディエンスを圧倒した。「説教くさいおっさんのルンバ」ではYONCE、栗田将治(G)、栗田祐輔(Key, G)の3人がギターを手にし、スタジオ音源とは大きく異なるアレンジを展開。並々ならぬ気合いを示し、一気にフロアを温めた。

Hedigan's(Photo by Daiki Miura)

Hedigan's(Photo by Daiki Miura) [高画質で見る]

10代の頃から踊ってばかりの国の楽曲を聴いていたというYONCEは、今回のマッチメイクに対し「いつになく緊張していたんですけど、ステージに立つと関係なくなって、すごく楽しい。こんな時間が大好きです」と心境を明かす。下津光史(Vo, G / 踊ってばかりの国)と長年交流のある本村は「お金がなかった20代、関西に行くといつも下津くんのご実家に泊まらせてもらっていて。彼がいなくてご両親だけのときも出迎えてくれたんです」と家族総出で歓迎してくれたエピソードを披露。このたびの競演を心から喜んでいた。

Hedigan's(Photo by Daiki Miura)

Hedigan's(Photo by Daiki Miura) [高画質で見る]

前半ではパワフルなセッションをノンストップで繰り広げたHedigan'sだったが、「再生」では栗田祐輔が奏でるオルガン調のシンセと、栗田将治が弾くブルージーなギターサウンドが優しく絡み合っていく。続く「Fune」ではアコースティックギターの音色が楽曲中に絶妙に織り込まれ、穏やかなムードが生み出された。そして「敗北の作法」から再び激しさを増し、ラストナンバー「O'share」を激しくフリーキーにプレイ。全編通して抑揚を効かせたステージングで持ち味を存分に生かし、堂々と出番を終えた。

Hedigan's(Photo by Daiki Miura)

Hedigan's(Photo by Daiki Miura) [高画質で見る]

踊ってばかりの国:歌舞伎町にこんだけの人が集まって1つになってるの、奇跡やろ

呼吸と波の音が印象的な「Universe」が聞こえ始めると、今度は踊ってばかりの国の面々が舞台に登場。下津の「行けるとこまで行こうぜ」という催促のもと、ティーンエイジャーの心をみずみずしく描いた「Boy」、まどろむようにディープなサイケデリックソング「!!!」で序盤からフルスロットルで猛攻を仕掛けていった。「your song」では坂本大季(Dr)の力強くも柔軟なドラミングに、谷山竜志(B)のうねりを効かせたフレーズが混ざり合う。そして新曲「Blowin' in the wind」では疾走感と浮遊感を巧みに両立させ、バンドの新境地を示した。

踊ってばかりの国(Photo by Daiki Miura)

踊ってばかりの国(Photo by Daiki Miura) [高画質で見る]

下津はHedigan'sのライブ終盤、本村が発した「踊ってばかりの国という形のロックンロール」という一言を引用し、「Hedigan'sという形のロックンロール、カッコよかったですね」と絶賛。終始熱い歓声が飛び交う客席の様子をうかがいつつ、「歌舞伎町って、めちゃくちゃ人おるやん? その中でこの1カ所にこんだけの人が集まって、音楽の中で1つになってるの、奇跡やろ!」とご機嫌に語りかけ、軽快なトークでオーディエンスとの交流を楽しんでいた。

踊ってばかりの国(Photo by Daiki Miura)

踊ってばかりの国(Photo by Daiki Miura) [高画質で見る]

下津、丸山康太(G)、大久保仁(G)のギターサウンドが複雑に重なり合う「On the shore」を経て、神秘的で異様な雰囲気すらも漂わせる「Mantra song」から5人のテンションはヒートアップ。その勢いは留まることを知らず、本編最後の楽曲「ghost」に到達する頃には、会場中に尋常ではない熱気が立ち込めていた。その後鳴り止まない拍手に応え、アンコールで披露されたのは「ニーチェ」。“風邪をひいたこの世界”を優しく包み込むような下津の歌声は、終演を惜しむオーディエンスに感謝し、再会を誓うように響き渡っていた。

踊ってばかりの国(Photo by Daiki Miura)

踊ってばかりの国(Photo by Daiki Miura) [高画質で見る]

セットリスト

「ライブナタリー “踊ってばかりの国 × Hedigan's”」2026年4月18日 Zepp Shinjuku(TOKYO)

Hedigan's

01. グレー
02. マンション
03. 説教くさいおっさんのルンバ
04. その後...
05. But It Goes On
06. 再生
07. Fune
08. 敗北の作法
09. BtbB
10. O'share

踊ってばかりの国

01. Boy
02. !!!
03. your song
04. Blowin' in the wind
05. China bike
06. orion
07. On the shore
08. Mantra song
09. バナナフィッシュ
10. ghost
<アンコール>
11. ニーチェ

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ライブナタリー @live_natalie_mu

【ライブレポ公開!】

ライブナタリー
“踊ってばかりの国 × Hedigan’s”

ライブレポが音楽ナタリーにて公開!
写真とあわせてお楽しみください。
https://t.co/DIptjdRCtX

撮影:Daiki Miura https://t.co/75fmPW1XdO https://t.co/qKjqwtRjJ2

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