第12回TAMA映画賞、作品賞は「海辺の映画館」「ラストレター」

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第12回TAMA映画賞の受賞作品および受賞者が発表された。

「海辺の映画館―キネマの玉手箱」 (c)2020「海辺の映画館-キネマの玉手箱」製作委員会/PSC

「海辺の映画館―キネマの玉手箱」 (c)2020「海辺の映画館-キネマの玉手箱」製作委員会/PSC

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2009年にスタートしたTAMA映画賞は、前年10月から当年9月に一般劇場で公開された作品および監督、キャスト、スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考。「明日への元気を与えてくれる・夢を見せてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を表彰する。

「ラストレター」 (c)2020「ラストレター」製作委員会

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「アルプススタンドのはしの方」 (c)2020「アルプススタンドのはしの方」製作委員会

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「音楽」 (c)大橋裕之/ロックンロール・マウンテン/Tip Top

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最優秀作品賞は、大林宣彦の「海辺の映画館―キネマの玉手箱」と岩井俊二の「ラストレター」が受賞。映画ファンを魅了した事象を表彰する特別賞は「アルプススタンドのはしの方」の監督・城定秀夫およびスタッフ・キャストと、「音楽」の監督・岩井澤健治およびスタッフ・キャストに贈られる。

「ラストレター」より福山雅治。(c)2020「ラストレター」製作委員会

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「喜劇 愛妻物語」より濱田岳。(c)2019 『喜劇 愛妻物語』 製作委員会

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「喜劇 愛妻物語」より水川あさみ。(c)2019 『喜劇 愛妻物語』 製作委員会

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「MOTHER マザー」より長澤まさみ。(c)2020「MOTHER」製作委員会

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最優秀男優賞は「ラストレター」「マチネの終わりに」の福山雅治、「喜劇 愛妻物語」「グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~」「コンフィデンスマンJP プリンセス編」などに出演した濱田岳が獲得。最優秀女優賞は「喜劇 愛妻物語」「グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~」「ミッドナイトスワン」の水川あさみ、「MOTHER マザー」「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の長澤まさみが受賞した。

最優秀新進監督賞は「37セカンズ」のHIKARI、「君が世界のはじまり」のふくだももこの手に。最優秀新進男優賞は「his」の宮沢氷魚と「サヨナラまでの30分」「思い、思われ、ふり、ふられ(実写)」「影踏み」などに出演した北村匠海、最優秀新進女優賞は「君が世界のはじまり」「わたしは光をにぎっている」「酔うと化け物になる父がつらい」「his」ほかで活躍した松本穂香、「ラストレター」「青くて痛くて脆い」「地獄少女」「最初の晩餐」の森七菜に授与される。

第12回TAMA映画賞の授賞式は11月29日に東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで開催。前売り券のみとなるチケットは11月1日にPassMarketで発売される予定だ。

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第12回TAMA映画賞 受賞結果

最優秀作品賞

「海辺の映画館―キネマの玉手箱」(大林宣彦およびスタッフ・キャスト一同)
ラストレター」(岩井俊二およびスタッフ・キャスト一同)

特別賞

城定秀夫およびスタッフ・キャスト一同「アルプススタンドのはしの方
岩井澤健治およびスタッフ・キャスト一同「音楽

最優秀男優賞

福山雅治「ラストレター」「マチネの終わりに
濱田岳喜劇 愛妻物語」「グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~」「コンフィデンスマンJP プリンセス編」ほか

最優秀女優賞

水川あさみ「喜劇 愛妻物語」「グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~」「ミッドナイトスワン
長澤まさみMOTHER マザー」「コンフィデンスマンJP プリンセス編」

最優秀新進監督賞

HIKARI37セカンズ
ふくだももこ君が世界のはじまり

最優秀新進男優賞

宮沢氷魚his
北村匠海サヨナラまでの30分」「思い、思われ、ふり、ふられ(実写)影踏み」ほか

最優秀新進女優賞

松本穂香「君が世界のはじまり」「わたしは光をにぎっている」「酔うと化け物になる父がつらい」「his」ほか
森七菜「ラストレター」「青くて痛くて脆い」「地獄少女」「最初の晩餐

各賞受賞理由(要約版)

最優秀作品賞

「海辺の映画館―キネマの玉手箱」

大林監督の壮大かつ鮮烈なイマジネーションが炸裂し、戦争とは何かを明示しつつ、映画の未来は明るいと観客に希望を託した。

「ラストレター」

初恋の記憶が「手紙」に呼び起こされ、人生を歩みつづける希望として現在に差し込んでいくさまを、瑞々しい映像で描きあげた。

特別賞

「アルプススタンドのはしの方」

応援席の高校生にフォーカスした構成は、「しょうがない」から「ガンバレ」へと感情の変化を捉え、落涙するほどの感動を与えた。

「音楽」

男子学生たちが音楽の魅力に目覚めるさまを、繊細且つ膨大な線の動きと音楽のシンクロによってエモーショナルな作品に仕上げた。

最優秀男優賞

福山雅治

「ラストレター」において、若かりし頃を思い今を逡巡する作家をワンシーン毎大切に情感をこめて演じることで、作品の世界観に溶け込み、観客に強く響いた。

濱田岳

「喜劇 愛妻物語」において、ダメ男の願望を体言しつつも家族への愛情をもにじませ、唯一無二のにくめないキャラクターを創った。

最優秀女優賞

水川あさみ

「喜劇 愛妻物語」において、夫を罵倒しつつ信じる芯の強さを示し、切れ味ある演技に悲喜交々をまとわせて一段の進境を示した。

長澤まさみ

「MOTHERマザー」において、壮絶なまでの“影”の役に挑み、自堕落でありながら魅惑的な母親を演じることで、新境地を切り開いた。

最優秀新進監督賞

HIKARI

生まれつき障がいをもつ一人の女性が、自分の世界を輝かせていくさまを、アニメーションや漫画などを織り交ぜ、多彩に表現した。

ふくだももこ

一筋縄ではいかない高校生たちの心の内側を描き、人を想うことで痛みを伴いながらも世界を切り拓いていく姿に勇気づけられた。

最優秀新進男優賞

宮沢氷魚

物静かな佇まいと透き通るような眼差しで心の揺れ動くさまを自然に表現した。役に真摯に向き合う姿勢は、さらなる飛躍を予感させる。

北村匠海

憂いをおびた眼差しや細やかな心情を表現するふとした仕草で魅了するだけでなく、心に届く声のトーンでも共感を呼び覚ました。

最優秀新進女優賞

松本穂香

映画の情景と調和しながら、時に言葉以上にふるまいで語り、静かな情熱に支えられた表現力でより高く羽ばたくことを感じさせる。

森七菜

「ラストレター」において、天真爛漫な役を輝くような透明感をもって活き活きと演じ、物語に爽やかな風を送り込んだ。

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