同映画祭のネクスト・ジェネレーション部門に招待された本作。この部門は、次世代の日本映画を担う新しい才能を国際的な舞台で発信することをミッションとしている。大林賞は、もっとも将来性と才能を発揮している映像作家の活動を後押しすることを目的に、映画監督・
なお2024年の大林賞は、中野晃太が監督を務めたPFFアワード2024グランプリ作品「リテイク」が受賞。2年連続でPFFから出品した作品が同賞を獲得する快挙となった。中尾は、このたびの受賞に「敬愛する大林監督の名を冠した賞をいただけて大変嬉しく思っております!」とコメントした。
「道行き」では、奈良・御所市に代々暮らす梅本が語る昔の町や家に流れてきた時間の話が、彼が所有していた古民家を購入した駒井に大切な風景を思い出させる様子が描かれる。
第47回ぴあフィルムフェスティバルは、9月6日から20日まで東京・国立映画アーカイブで開催。11月には京都で行われるほか、オンラインでも同時配信される。
第47回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)2025
2025年9月6日(土)~20日(土)東京都 国立映画アーカイブ
※月曜休館
中尾広道 コメント
敬愛する大林監督の名を冠した賞をいただけて大変嬉しく思っております!
「JAPAN CUTS 2025」審査員のコメント
我々審査員は、中尾広道監督の「道行き」の独創的で大胆な映画づくりの視座を高く評価し、大林賞を授与することに決定しました。ドキュメンタリーとフィクション、過去と現在とその間に流れる時間、そして視覚と聴覚に働きかける要素など、さまざまなものを織り交ぜたこの作品は、確かな意図と思慮深さを持って、急速な人口減少で過疎化に瀕する日本の町を描いています。控えめな表現ながら、場所やコミュニティをめぐる時間概念や世代間の文化の継承というテーマが、強い印象を残しこの作品を貫いています。これらの点において、審査員は本作が映画として完成度の高い作品であると評価しました。
おおとも ひさし @tekuriha
中尾広道監督作「道行き」JAPAN CUTS大林賞を受賞、来年2月に公開 - 映画ナタリー
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