「星空のむこうの国」で知られる映画監督の
自身も8mmカメラで数多くの自主映画を撮り、1986年に「星空のむこうの国」で商業映画デビューした小中。「ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち」を監督するなど、監督・特技監督としてウルトラシリーズに関わったことでも知られる。2023年には、8mm映画の制作に夢中になる1970年代の高校生たちを描いた自伝的青春映画「Single8」も発表した。
本書は週刊文春CINEMAオンラインの連載「僕たちは8ミリ映画作家だった」の書籍化で、未公開部分を大幅増補した完全版。今も一線で活躍する8mm出身の監督を中心に、それぞれが自主映画時代を振り返った。登場する監督には、
日本で8mm、16mmの作品を多数発表した個人映画の先駆者であり、2020年4月に82歳で死去した
小中は「今回登場していただいた監督たちが考える『映画の面白さ』、『映画監督があるべき姿』はみんな違う。共通しているのは、映画に取りつかれ、映画作りに一生を捧げていること。映画の作り方は自由だし、映画の魅力は様々だ。話を聞いて僕が感じたワクワク感を共有してもらえたら嬉しいです」とコメントしている。
目次は以下の通り。
僕たちはこうして映画監督になった 8ミリ映画時代を語る
文藝春秋 2026年2月6日(金)発売
価格:税込2970円
目次
- 石井岳龍 主人公の怒りは自分の怒りでもあった
- 金子修介 自主映画もプロの現場も、本質的には変わらない
- 手塚眞 8ミリでは、ドラマとアートの両方ができた
- 犬童一心 「ダーティハリー」から学んだカット割りの意味
- 大林宣彦 夫人と長女が語る「先駆者・大林宣彦」の肖像
- 黒沢清 当時、日本映画はまったく駄目だと思っていた
- 塚本晋也 8ミリ時代も今もまったく変わっていない
- 河崎実 周到に準備すれば、映画は3日で撮れる
- 今関あきよし 「小さな恋のメロディ」のカルチャーショック
- 庵野秀明 実写は自分のイメージ通りにいかないのがいい
- 緒方明 映画館がガラガラなのに映画を選んだ偏屈
- 蓮實重彦 学生の8ミリを観ながらわたくしは確信していた
- 安田淳一 まだ映画監督とは名乗れない。自分は自主映画の監督です
- 小中和哉 原点である自主映画にいま回帰してわかったこと
- 〈特別収録〉是枝裕和×小中和哉「自主映画はつくらなかった」是枝監督の同時代史を聞く
小中和哉 メッセージ全文
「デビュー作にはその監督の特質が色濃く表れている」とよく言われるが、それ以前に作られた自主映画には、その監督の本質がむき出しになっている。また、初めて商業映画を撮った時に直面した葛藤や苦労を聞いていくと、「映画監督とは何か」が見えてくる。
今回登場していただいた監督たちが考える「映画の面白さ」、「映画監督があるべき姿」はみんな違う。共通しているのは、映画に取りつかれ、映画作りに一生を捧げていること。
映画の作り方は自由だし、映画の魅力は様々だ。話を聞いて僕が感じたワクワク感を共有してもらえたら嬉しいです。
川井拓也 | 封切り酒場 | 高円寺 | 毎週金曜 @TakuyaKawai
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