SPYAIR、ENZEL☆脱退の初武道館ライブで1万人熱狂

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昨日12月18日、SPYAIRが東京・日本武道館にてワンマンライブ「SPYAIR LIVE at 武道館 2012」を開催した。

日本武道館ライブを終え、観客に挨拶するSPYAIRの5人(撮影:Tsukasa Miyoshi)。

日本武道館ライブを終え、観客に挨拶するSPYAIRの5人(撮影:Tsukasa Miyoshi)。

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IKE(Vo)(撮影:Tsukasa Miyoshi)

IKE(Vo)(撮影:Tsukasa Miyoshi)

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IKE(写真左 / Vo)、ENZEL☆(写真右 / DJ)(撮影:Tsukasa Miyoshi)

IKE(写真左 / Vo)、ENZEL☆(写真右 / DJ)(撮影:Tsukasa Miyoshi)

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12月18日の武道館ライブの模様(撮影:Tsukasa Miyoshi)。

12月18日の武道館ライブの模様(撮影:Tsukasa Miyoshi)。

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これはバンドにとって初の武道館ワンマンライブで、脱退を発表したENZEL☆(DJ)のラストライブともなった。チケットはソールドアウトし、会場には彼らの晴れ舞台を見届けようと全国から集結した約1万人のファンの熱気が充満した。

開演前の注意事項はENZEL☆本人がアナウンス。彼らしいユーモアに満ちたアナウンスに、会場からは笑い声が起こる。そして定刻どおりにライブがスタート。最初はステージ上に降りた紗幕に、SPYAIRの結成当初からを追った映像が映し出される。初期のメンバーの初々しい姿や、懐かしいエピソードの数々を振り返った後、紗幕が落ちて1曲目「0 GAME」が始まった。大歓声と手拍子が武道館中に響き渡る中、メンバー5人は力強いパフォーマンスを展開。「Last Moment」「Rock'n Roll」と強力なナンバーを連発し、場内のテンションをさらに上げていった。

IKE(Vo)は満員の会場を見渡し「超いい景色だよ!」と笑顔を浮かべる。続く「WENDY ~It's You~」では客席からのシンガロングが楽曲に新たな力を与え、会場の一体感をさらに増した。「LIAR」「STRONG」で全員が拳を上げた後、UZ(G)が優しくロマンチックなイントロを奏でて「U&I」が始まる。美しいメロディと壮大な展開にオーディエンスはうっとりと聴き入っていた。

中盤のMCでは、KENTA(Dr)が「1回やってみたかったことがあるんです。アリーナ元気ですか! 1階席! 2階席!」と客席に呼びかけ、それに対する大歓声に「もう俺、死んでもいいです(笑)」と喜び、それに続いてほかのメンバーも客席へ声をかける。5人それぞれが念願の武道館でのステージを楽しんでいる様子を伺わせた。そして恒例のアコースティックコーナーでは「My Friend」を披露し、オーディエンスの大合唱が会場を包み込んだ。

「BEAUTIFUL DAYS」に入る前にはIKEが名古屋で野外ライブを始めた頃の思い出を語り、「初めは観てる人も少なくて寂しかったけど、今日は目の前にこんなにたくさんの人がいて。全然寂しくないし、楽しいです。ここまで支えられてきた曲を歌います」と紹介。前向きに進んでいこうとする歌詞を噛みしめるように、丁寧に歌い上げた。その直後にはKENTAとMOMIKEN(B)が華麗なソロを披露し、ENZEL☆も「俺も混ぜろー!」と叫んでホイッスルを吹きながら乱入。にぎやかな盛り上がりで会場を楽しませた。

終盤戦、「CRAZY」からは緑色のレーザー光線が場内を飛び交い、「Break Myself」ではステージ上にに吹き上がる炎が熱いプレイを後押しする。そしてIKEが「スペシャルゲストが来てくれてます。名古屋の兄貴、SEAMO!」と紹介し、この日のゲストであるSEAMOがステージ上に登場。2組は大歓声を浴びながらコラボ曲「ROCK THIS WAY」を息もぴったりにパフォーマンスした。その後も「ジャパニケーション」「Naked」など、定番の楽曲を次々と演奏。最後の「Rase Your Hands」に入る前にはIKEが「ここで歌えてること、SPYAIRというバンドを誇らしく思います。そしてもっとたくさんの人に俺たちの音楽を聴いてほしい、俺たちに気付いてほしいから、そのために手を挙げ続けます」と、力強く宣言した。

この日のアンコールでは、ENZEL☆へのはなむけとしてオーディエンスが「My Friend」を大合唱。彼への思いを歌声で届けた。それに応えるように1曲目「I want a place」が始まると、観客全員が紙で作った黄色い花を掲げる。これはENZEL☆を送り出すために、彼の金髪にちなんでファンの間で用意された企画。この光景にENZEL☆は「ありがとうございます!」と大感激し、IKEは「何も言うことが思い浮かばない……マジお前ら好き!」と感謝の言葉を述べた。

そしてついにアンコール最後、ENZEL☆にとっても最後の曲「SINGING」へ。会場中の大合唱とメンバー全員の渾身のパフォーマンスで、5人体制でのラストステージが締めくくられた。IKE、UZ、MOMIKEN、KENTAがステージを去り、最後に1人残ったENZEL☆は「今日をもってENZEL☆は脱退します。でもSPYAIRが終わるわけじゃない、これは彼らにとってゴールじゃなくて通過点だから。俺にとってもそうで、また次のステップに進んでいきたいです」とファンに呼びかけた。ここで4人が再びステージに現れ、ENZEL☆への卒業のプレゼントとして大きなリュックサックを渡した。IKEは「世界1周して帰ってくるって言ってたんで(笑)。みんな見守っててね! 今日はどうもありがとう!」と挨拶。ENZEL☆は最後まで客席に向かって深々と頭を下げ、オーディエンスからはいつまでも別れを惜しむ言葉と拍手が贈られていた。

なお、4人体制となったSPYAIRは3月13日にニューシングル「サクラミツツキ」をリリース。この曲はテレビ東京系アニメ「銀魂」の1月度オープニングテーマに起用される。また、武道館ライブの模様が1月20日(日)にMUSIC ON! TVにてオンエアされることも決定。演奏された全曲のほか、舞台裏の模様に密着したドキュメントも放送されるので、楽しみにしておこう。

SPYAIR LIVE at 武道館 2012
2012年12月18日 日本武道館 セットリスト

01. 0 GAME
02. Last Moment
03. Rock'n Roll
04. WENDY ~It's You~
05. LIAR
06. STRONG
07. U&I
08. My World
09. Little Summer
10. My Friend
11. BEAUTIFUL DAYS ~Base Solo, Drum Solo~
12. CRAZY
13. Break Myself
14. ROCK THIS WAY
15. OVER
16. ジャパニケーション
17. Naked
18. Raise Your Hands
<アンコール>
19. I want a place
20. サムライハート(Some Like It Hot!!)
21. SINGING

MUSIC ON! TV「M-ON! SPECIAL『SPYAIR』~12/18・日本武道館ライブ 全曲放送&ドキュメンタリー~」

2013年1月20日(日)19:30~21:00
※リピート放送:2013年1月24日(木)19:00~20:30

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おーぬんてぃぬす @o_no_329

これ読んで5年前思い出して????泣くよ???? https://t.co/rCXW7s3kAy

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