2023年に神奈川・CLUB CITTA'の35周年を機に再集結し、9月21日にデビュー39年目に突入したLÄ-PPISCH。MAGUMI(Vo, Tp)と杉本恭一(G)は還暦を越え、デビュー当時は大学生だったtatsu(B)は58歳となった。
tatsuはベースをプレイしながらコーラスも
定刻を回り、おなじみのSE「KARAKURI」が流れ出すと、増井朗人(Tb)、矢野一成(Dr)、奥野真哉(Key, Sax)からなるサポートメンバーに続き、LÄ-PPISCHの3人がステージに登場。SEに生演奏が重なり、ライブの幕が上がった。
「美代ちゃんの×××」ではMAGUMIと杉本が息の合ったクロスジャンプを見せ、tatsuはベースをプレイしながらコーラスも担当。「MAD GIRLS」のイントロでひときわ大きな歓声が上がる。オーディエンスは腕を突き上げ、ジャンプし、一体感のある空間を作り上げていく。
MAGUMIはぎっくり腰でもクラウドサーフ
ライブを彩ったのは、曲に合わせてカラフルに変わるVJ映像。「Party」では星空や観覧車の映像がロマンティックに映し出され、「ハーメルン」ではリリース当時のミュージックビデオの映像が使用された。「旭タクシー」ではtatsuが弾くベースのイントロの1音で会場の空気が一変。「LOVE SONGS」ではMAGUMIがフロアへダイブし、観客の頭上をクラウドサーフしながら、たくさんの人の手で最後方まで送られる。
さらに間髪入れずに「Magic Blue Case」へ。実はMAGUMIはライブの2日前にぎっくり腰を発症していたのだが、MCで「そんなもの微塵も見せない。アドレナリン舐めんな」「みんなが60代になるのが楽しみになるようがんばっています」と力強く語り、その言葉通りのパワフルなパフォーマンスを展開した。
アンコールに応えて再び登場したメンバーは、「リックサック」「カ・ラ・ダ」などを披露。「リックサック」のサビでは会場中の観客が一斉に腕を上げ、壮観な景色が広がった。そして「KU・MA・MO・TO」でカオスな盛り上がりの中でライブは終了。メンバーは最後に来年の再会を約束し、ステージをあとにした。
なお、このライブの模様はStreaming+にて生配信も行われており、現在はアーカイブを配信中。視聴期間は10月4日23:59までで、チケットは10月4日21:00まで購入することができる。
セットリスト
LÄ-PPISCH「Live Tour 2025 ~覚醒~」2025年9月28日 Zepp Shinjuku
01. KARAKURI SE~
02. Control
03. VIRUS PANIC
04. 美代ちゃんの×××
05. おやすみ
06. 楽園
07. 夕陽ヶ丘
08. パヤパヤ
09. MAD GIRLS
10. Good Dog
11. room
12. Party
13. 歌姫
14. miracle
15. 混沌とした時代
16. 水溶性
17. ドライブ
18. ハーメルン
19. 旭タクシー
20. LOVE SONGS
21. Magic Blue Case
<アンコール>
22. リックサック
23. カ・ラ・ダ
24. ANIMAL BEAT
25. プレゼント
26. KU・MA・MO・TO
LÄ-PPISCHのTV・ラジオ出演情報
関連人物
MAGA 🇺🇸 🇺🇸 🇺🇸 🇺🇸 @Maga_GSA
@natalie_mu Great show