ピンク・レディー「解散やめ!」30年ぶりに活動再開

4

473

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 32 9
  • 2 シェア

1981年3月31日の後楽園球場コンサートを最後に解散した女性アイドルユニット、ピンク・レディーが「解散やめ!」宣言を発表。本日9月1日に東京・ビクタースタジオで行った記者会見で、本格的に活動を再開することを明らかにした。

記者会見が行われたビクタースタジオは今から34年前に2人が初めてレコーディングを行った場所。また、12月1日にリリースされるアルバムのレコーディングは、本日9月1日より同スタジオで開始するとのこと。

記者会見が行われたビクタースタジオは今から34年前に2人が初めてレコーディングを行った場所。また、12月1日にリリースされるアルバムのレコーディングは、本日9月1日より同スタジオで開始するとのこと。

大きなサイズで見る(全13件)

「ペッパー警部」の振り付けを決めるピンク・レディー。

「ペッパー警部」の振り付けを決めるピンク・レディー。

大きなサイズで見る(全13件)

ピンク・レディーはミイ(未唯mie)とケイ(増田恵子)からなる2人組で、1976年8月にシングル「ペッパー警部」でデビュー。「カルメン'77」「渚のシンドバッド」「UFO」など数々のヒット曲をリリースし、国民的アイドルとして大活躍を続けた。1979年にはアメリカ進出を果たし、ラスベガス公演などを実施。帰国後の1980年9月1日に解散を表明し、翌年の後楽園球場コンサートをもって4年7カ月の活動に終止符を打った。

その後は2005年までに4回再結成しているが、いずれも期間限定での復活。今回の再結成では「解散やめ!」の言葉どおり、各自のソロ活動とともにピンク・レディーとしての活動を永続的に続ける。

記者会見の席上、ミイは集まった報道陣に「ただいまー!」と挨拶。これまでの再結成との違いについて「今まで何回か復活してきたんですけど、それはすべて強いご要望をいただいて『そこまで言っていただけるなら』ということでやってきました。でも今回はどなたのご要望もいただかず(笑)、自分たちで決めました」と説明。ケイは「ピンク・レディーの作詞をしてくださった阿久悠先生や、振り付けしてくださった土居甫先生が相次いで亡くなられて。私たちを作ってくださった方がいなくなってしまったということは、ミイともいつまでも一緒にいられるわけではないと気付いてドキッとして、このままじゃいけないと思ったんです」と、活動再開に至る心境を語った。

ともに50歳を超えてアイドルとして復活する2人。報道陣から「今はAKB48がアイドルとして活躍していますが」という質問が飛ぶと、ケイは「私たちはもう、メンバーからしたらお母さんの年齢ですからねえ(笑)」、ミイは「ライバルとは思っていないんですけれども、歌番組で“VS”なんて言われたら燃えちゃうかもしれない(笑)」と返した。

活動再開の第1弾として、ヒット曲「ペッパー警部」「S・O・S」の“2010年ニューボーカルバージョン”が、9月29日より配信リリースされる。また、12月1日には2枚組のニューボーカルベストアルバム(タイトル未定)を発売。こちらには過去の大ヒット曲26曲が収録されるほか、解散からちょうど30年となる2011年3月31日に都内某所で行われるプレミアムライブのチケット優先予約応募券が封入される。

この音源リリースに先駆け、9月3日には彼女たちの過去の写真をまとめた写真集「平凡Premium We are ピンク・レディー」が刊行される。これは往年の芸能誌「平凡」が1号限定で復活し、ピンク・レディーの全盛期の写真を一挙に掲載した作品。かつてのファンにとってはもちろん、現役時代の彼女たちを知らない人々にとっても必見の1冊と言えそうだ。

この記事の画像(全13件)

読者の反応

  • 4

音楽ナタリー @natalie_mu

[写真追加]ピンク・レディー「解散やめ!」の記事に、記者会見の写真を追加しました。 http://natalie.mu/music/news/37022

コメントを読む(4件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。