この日1番目の対バン相手は、ガールズバンドの先輩としてチャットモンチーをリスペクトする
また蒼山幸子(Vo, Key)は、彼女たちが世に出るきっかけとなった10代限定フェス「閃光ライオット」を振り返り、当時チャットモンチーとラジオ番組の企画で生電話をしていたエピソードを告白。メンバー同士でプリクラを撮っていた最中にチャットモンチーからの電話がかかってきたとのことで「あのときは4年後に同じステージに立てるとは思ってませんでした」と、尊敬する先輩への感謝の言葉を述べていた。彼女たちのライブはラストに「カロン」「メルシールー」を立て続けに披露して大きな盛り上がりのまま終了。ステージを去る4人に向けて会場から惜しみない拍手が贈られた。
続いて登場した
「ばらの花」に続いて矢野は、THE BOOM「中央線」、チャットモンチー「ツマサキ」と立て続けにカバー曲を披露。矢野はチャットモンチーがメジャーデビューしてすぐに彼女たちの楽曲「ツマサキ」を気に入っていたが、これまで発表する機会がなかったため今回のライブで6年越しで初披露されたという。
矢野はその後も「LUNA SEAを意識してムナシーというユニットを組みたいとSUGIZOに言ったら呆れられた」など、自由なトークで会場を沸かせながらライブを進行。定番曲「ラーメンたべたい」や、12月14日に発売されるyanokamiのアルバム「遠くは近い」の収録曲「Don't Speculate」、そして最後に「ひとつだけ」を熱唱した。
そして橋本絵莉子と福岡晃子の2人編成になったチャットモンチーのライブがスタート。1曲目に演奏された新曲では、橋本が荒々しくギターを弾きながら首にかけたブルースハープを吹き、福岡は3人編成時代のベースからドラムにパートチェンジして力強くダイナミックにリズムを刻む。ベーシストの不在を補うように、2人の演奏はこれまで以上にエモーショナルなものになっていた。
新曲のみならず既発曲も2人で演奏するためのアレンジに一新。「東京ハチミツオーケストラ」では「そんなに甘くはないよって 早く誰か教えてよ」のフレーズを何度もリピートし、会場中から手拍子と大合唱が沸き起こった。続いて披露された新曲は、ベース歴がまだ3~4カ月だという橋本がベースを弾き、福岡はドラムを叩きながら右手でキーボードを演奏。橋本のボーカルにはエフェクトがかかり、これまでのチャットモンチーとはひと味違う世界観を提示した。
「世界が終わる夜に」は福岡晃子が楽器をベースに持ち替え、ドラムレスの弦楽器2本のみでしっとりと演奏。ステージを照らす青い光に包まれて2人のハーモニーがZepp Tokyo内に響き渡った。福岡がドラムに戻り「バスロマンス」が披露されると会場は興奮状態に。2人だけとは思えないほどのエネルギッシュなサウンドに、観客も一斉に手を振って応えた。
本編最後の曲も新曲で、橋本はギターフレーズをエフェクターでループさせたまま、クマの着ぐるみと一緒にキュートな振り付けのダンスを披露。たった2人で手さぐりしながらも、どうやって来場者を楽しませるのかを考えぬいた末の、エンタテインメント性の高いライブとなった。
アンコールで再びステージに現れた2人は、2月1日と2月8日にニューシングル、2月15日にベストアルバム「チャットモンチー BEST~2005-2011~」と、3週連続リリースを行うことを発表。ひさびさの新作リリースに会場が大いに沸く中で、チャットモンチーは「ふたりのビッグショー」と称してこの日の共演者2組のカバーを演奏した。このコーナーでは橋本はアコースティックギターを弾き語り。福岡はねごとのカバー「ふわりのこと」ではベースと鉄琴を、矢野顕子のカバー「ひとつだけ」ではiPadを操作して打ち込みのリズムを鳴らしていた。
その後、福岡にドラムを教えている先生であり、このツアーにも帯同したというdetroit7の山口美代子をステージに呼び込み、感謝の気持ちを込めて橋本は手品で取り出した小さな造花を、そして福岡は大きな本物の花束を山口にプレゼント。最後は出演者が全員登場し「シャングリラ」をセッション。この日最大の盛り上がりのまま、新編成お披露目の対バンツアーは幕を下ろした。
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- CHATMONCHY | チャットモンチー
- [Akiko Yano Official Website] 矢野顕子 オフィシャルサイト
- ねごと official website
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This 🙆♂️🙆♀️🙆♂️🙆♀️is tsumu. @f5chnnn
ナタリー - 新編成チャットモンチー、工夫しながら2人きりでライブ敢行 http://t.co/WYaA809gPl 世界が終わる夜にを弦楽器オンリーとかとても見てみたい・・・