デビュー25周年を記念して期間限定で再結成を果たした
25周年で再集結、変わらぬパワフルさにアイドルファン驚嘆
2025年元日、突然の再結成を発表したメロン記念日。25周年を迎えるにあたっての話し合いの結果、今回は大谷雅恵を除く斉藤瞳、柴田あゆみ、村田めぐみの3人での活動となったが、3月には古巣であるハロー!プロジェクトのイベント「Hello! Project ひなフェス 2025」で復活のステージを踏み、ブランクを感じさせないパワフルなパフォーマンスで千葉・幕張メッセに集った大勢のハロプロファンを沸かせた。さらに夏には大型アイドルイベント「@JAM EXPO 2025」にも出演。多種多様な現役アイドルが一堂に介した神奈川・横浜アリーナで、ライブアイドルのルーツとも言える盛り上がり必至のキラーチューンを連発した。
全国ツアー「メロン記念日'25 LIVE TOURー~熟メロン~」は8月9日の東京・新宿ReNY公演からスタートし、7会場で毎回2公演が行われた。90分を超えるセットで2ステージというハードな内容ながら、3人のパフォーマンスは回を増すごとにパワフルになっていく。またこのツアーにはゲストとして、竹内朱莉(ex. アンジュルム)、譜久村聖(ex. モーニング娘。)、豫風瑠乃(つばきファクトリー)、米村姫良々(
ヲタモダチ熱狂!“熟メロン”のステージ
熱気渦巻く満員のYokohama Bay Hallに姿を現した斉藤、柴田、村田は、その熱気に応えるように「さぁ、早速盛り上げていこか~!!」でライブの口火を切ると、アフロビートのアッパーチューン「さぁ!恋人になろう」を畳みかける。あまりの盛り上がりぶりにメンバーも「すごいね!」と大興奮。メンバーもヲタモダチ(メロン記念日が指すファンの呼称)もツアーが進むにつれて勘を取り戻したのか、回を増すごとに盛り上がりは加速している。そしてこの日は神奈川出身の柴田にとっては凱旋公演でもあり、柴田が「ただいまー!」と叫ぶと、観客は「おかえりー!」とレスポンス。村田が「柴田あゆみの笑顔が見たいかー!」と煽り、その勢いのままサマーチューン「夏の夜はデインジャー!」へとなだれ込んだ。
そのまま「ANNIVERSARY」「恋の仕組み。」と3曲を続けて歌ったのち、メロンはツアーのサブタイトル“熟メロン”を表現すべく、「肉体は正直なEROS」「LEATHER」「かわいい彼」と大人びたナンバーを連発。これらの楽曲は当時10~20代だった彼女たちにとって少々背伸びをしたムードがあったが、3人は上着を脱ぎ捨ててセクシーに歌いこなし、年齢を重ねた今だからこその表現で観客を魅了した。
BEYOOOOONDS西田汐里&OCHA NORMA北原もも、現役ハロプロが合流
次のブロックでは一転、フィリーソウル風味のさわやかなイントロに乗せて、この日1人目のゲスト・BEYOOOOONDSの西田が合流。2000年発表の2ndシングル「告白記念日」を4人でフレッシュに歌い上げた。西田はさらにメロン記念日×BEAT CRUSADERS「DON'T SAY GOOD-BYE」でもコラボレーション。ヲタモダチの熱狂的なコールに目を丸くさせながらも、先輩3人とともに熱いパフォーマンスを繰り広げた。2人目のゲスト・OCHA NORMA北原は、2001年発表の3rdシングル「電話待っています」、2000年発表の1stシングル「甘いあなたの味」のカップリング曲「スキップ!」と、自身が生まれるよりも前に発表された2曲を披露。大のハロプロ好きを公言し、歴代のハロプロ楽曲を熱心に聴いている北原は、念願叶ってのメロンとの共演に顔をほころばせた。そこに西田も加わり、5人で「ガールズパワー・愛するパワー」へ。キャッチーなコールと手振りでステージと客席が一体となった。
北原と同様に大のハロプロファンである西田は「声の圧って言うんですか? 歴戦の、という感じ」とヲタモダチを評し、斉藤から「なんと呼んだらいい?」と聞かれた西田は「普段は“しおりん”“にしちゃん”と呼ばれてますけど、今日は“西田”で」と、後輩を苗字で呼ぶハロプロの伝統にのっとってリクエスト。北原が「ももも」と呼んでほしいと伝えると場内に「もももも!」コールが起こり、北原は満面の笑顔で「大好き!」と叫んだ。
「愛してますか?」
ゲスト2人を送り出すと、メロンの3人は「赤いフリージア」を契機に最終ブロックへと突入する。スカナンバー「遠慮はなしよ」で観客を踊らせ、ニューロティカとのコラボ曲「ピンチはチャンス バカになろうぜ!」では村田がピエロのお面から次々と別のお面へと切り替える中国雑技・変面を披露。謎の盛り上がりを見せる中、3人はさらにGOING UNDER GROUNDとのコラボによるロックンロール「メロンティー」でフロアの熱気をさらに引き上げた。そして最後は、メロン記念日の唯一無二の個性が爆発する代表曲「This is 運命」。「愛してますか?」のコール&レスポンスでこの日一番の熱狂を作り上げた。
楽しい時間をありがとう
「あゆみ! あゆみ!」と柴田の地元凱旋を祝うアンコールの声が上がり、メロンの3人は再びステージへ。柴田がメインボーカルを取る「香水」、2003年発売の1stアルバム「1st Anniversary」のクライマックスを飾った「ENDLESS YOUTH」とバラード2曲をじっくりと歌い上げた。結婚して母となった柴田は普段「◯◯くんのママ」と呼ばれているため、ひさびさに「あゆみ!」と呼ばれたことで「10代に戻った気分でした」と笑みをこぼす。斉藤はセミファイナルながら「今日で終わり?」と思わせるほどの盛り上がりを見せてくれたヲタモダチに「楽しい時間をありがとうございました!」と感謝を伝えた。3人はゲストの西田と北原を再び呼び込み、最後に5人でもう1曲、「This is 運命」と比肩するメロン記念日後期の代表曲「お願い魅惑のターゲット」をパフォーマンス。現役時代を超えるパワフルさでヲタモダチと真正面からぶつかり合った3人は、大満足の表情でステージを終えた。
ツアーは全日程終了となったが、11月23、24日には東京・第一ホテル両国 清澄で“追熟”公演「メロン記念日'25 PREMIUM SHOW~追熟メロン~」の開催が決定した。この公演では「熟メロンツアーでは歌われていない曲を多く披露する」とのこと。ツアーに参加したヲタモダチもぜひ足を運んでおこう。
セットリスト
「メロン記念日'25 LIVE TOURー~熟メロン~」2025年9月23日 Yokohama Bay Hall
01. さぁ、早速盛り上げていこか~!!
02. さぁ!恋人になろう
03. 夏の夜はデインジャー!
04. ANNIVERSARY
05. 恋の仕組み。
06. 肉体は正直なEROS
07. LEATHER
08. かわいい彼
09. 告白記念日
10. DON'T SAY GOOD-BYE
11. 電話待っています
12. スキップ!
13. ガールズパワー・愛するパワー
14. 赤いフリージア
15. 遠慮はなしよ
16. ピンチはチャンス バカになろうぜ!
17. メロンティー
18. This is 運命
<アンコール>
19. 香水
20. ENDLESS YOUTH
21. お願い魅惑のターゲット
公演情報
メロン記念日'25 PREMIUM SHOW~追熟メロン~
2025年11月23日(日・祝)東京都 第一ホテル両国 清澄
[1部]OPEN 14:30 / START 15:00
[2部]OPEN 17:30 / START 18:00
2025年11月24日(月・振休)東京都 第一ホテル両国 清澄
[1部]OPEN 13:30 / START 14:00
[2部]OPEN 16:30 / START 17:00
メロン記念日のリリース情報
関連人物
NEMO @mtokj307
【ライブレポート】メロン記念日25周年、再結成ツアーで“熟”パワー全開!“追熟”ライブも決定(写真60枚) https://t.co/TfLxtFIlXP