「KANA-BOONのとぅるとぅるかむとぅるーTOUR 2015」は、2月より東名阪のCLUB QUATTROを巡った「クアトロだってばよ!編」、大阪・大阪城ホールと東京・日本武道館で行われた「夢のアリーナ編」、全国のライブハウスを巡る「全国とぅるとぅる編」の3編に分かれ、約3カ月にわたって行われてきた全国ツアー。22日はこのロングツアーを締めくくる追加公演3公演の初日となった。
この日のライブは「タイムアウト」で幕開け。谷口鮪(Vo, G)が「Zeppー!」と会場に呼びかけると、オーディエンスは全力の歓声で応える。その後も谷口の歯切れのよいボーカルが観客の手拍子やかけ声と響き合い、場内の一体感はますます上昇していく。MCで谷口は「ツアーファイナルが昨日終わり、早速追加公演なわけですけども(笑)。Zepp Tokyoで2DAYSです!」と挨拶し、喜びを噛み締めている様子を見せた。
2ndアルバム「TIME」リリース後のツアーということもあり、この日披露された楽曲は「TIME」の収録曲が中心。古賀隼斗(G)の美しく滑らかなクリアトーンが曲の世界を彩った「スコールスコール」、物悲しさを湛えたキャッチーなメロディを飯田祐馬(B)と小泉貴裕(Dr)の刻む丁寧なリズムが支えた「スノーグローブ」など、彼らが新境地をアピールするシーンも多数見受けられた。
「ないものねだり」に入る前には、谷口が「つらくなったときとか、不安で夜も眠れないときとか、そんなときに救ってくれるのがこの曲なんじゃないかと……いや、それは違う(笑)」と話して笑わせる。さらに本編終盤には「俺らが今拠点にしてる東京でこうしていろんな人に会えて、応援してくれる姿をこの目で見ることができて、うれしかったです」と挨拶し、強力なアッパーチューンを連発してオーディエンスを熱狂させた。
アンコールでは最新シングル曲「なんでもねだり」も披露。ここではメンバー4人がミュージックビデオでのサビ部分と同じ振り付けを1人ひとり踊ってみせる流れとなり、お互いに「気持ち悪い!」「じゃあお前やれや!」と言い合って観客を爆笑させる。いざ曲が始まるとフロアのオーディエンスはサビで一斉に踊り出し、全身で楽曲を楽しんでいた。
このツアーは5月26日の大阪・Zepp Namba公演、および5月30日の沖縄・桜坂セントラル公演でファイナルを迎える。
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【ナタリーライブレポート】KANA-BOONの全国ツアー「KANA-BOONのとぅるとぅるかむとぅるーTOUR 2015 ~全国とぅるとぅる編~」残るは5/26の大阪・Zepp Namba、5/30の沖縄・桜坂セントラル公演のみ!→http://t.co/23g5OUdKjr