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「芸術選奨」に宮城聰、杉市和、詩森ろば、「髑髏城の七人」細川展裕も

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文化庁が主催する「芸術選奨」の、2017年度受賞者が発表された。

演劇部門の文部科学大臣賞を受賞したのは「アンティゴネ」、新作歌舞伎「極付印度伝 マハーバーラタ戦記」の成果を評価された宮城聰、「檜垣」の成果を評価された能楽師の杉市和。新人賞は「アンネの日」の成果を評価された詩森ろばが受賞した。

芸術振興の文部科学大臣賞は「髑髏城の七人」ほかの成果を評価された演劇プロデューサー・細川展裕、舞踊部門の文部科学大臣賞は佐東利穂子と西川箕乃助、新人賞は福岡雄大が獲得。また映画部門の文部科学大臣賞には「散歩する侵略者」の成果を評価された黒沢清、新人賞には「あゝ、荒野」といった作品での演技を評価された菅田将暉が名を連ねている。

宮城は受賞を受け「今回、東京以外での公演が評価されて受賞できたことは、新たな一歩だと思っています。さらに、海外公演、アヴィニョン演劇祭でのオープニング公演が評価の理由になっているのも、おそらくとても珍しいことです」と述べ、「この新しい演劇界の方向を喜んでいます」と語った。

「芸術選奨」は、芸術各分野において優れた業績を挙げた者、またはその業績によってそれぞれの部門に新たな局面を開いた者に贈られる賞。贈呈式は3月13日に東京都内で実施される。

宮城聰コメント

これまで芸術選奨を受賞された演劇関係者は、現代演劇の場合、ほとんどが東京での公演が評価されての受賞でした。今回、東京以外での公演が評価されて受賞できたことは、新たな一歩だと思っています。さらに、海外公演、アヴィニョン演劇祭でのオープニング公演が評価の理由になっているのも、おそらくとても珍しいことです。首都圏の演劇界は、これまで海外での活動に対して評価の物差しを当ててこなかったと思うんですけれども、今回世界の中でどう活躍しているのかという点を評価していただけたのは、これもまた新たな一歩だと思います。この新しい演劇界の方向を喜んでいます。

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