高城れに“横浜愛”を詰め込んだソロコン「Yokohama開高祭」、涙ながらに語ったファンへの思い

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高城れにももいろクローバーZ)のソロコンサート「Yokohama開高祭」が昨日3月9日に神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催された。

高城れに(撮影:上飯坂一)

高城れに(撮影:上飯坂一)

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神奈川出身で“ハマっ子”の高城は先日、「横浜魅力発信アンバサダー」に就任。2024年3月31日まで横浜の魅力を発信する活動に取り組んでいく予定で、「Yokohama開高祭」の開催に合わせて、ライブ会場に併設されている横浜東急REI ホテルとコラボした「横浜東急RENIホテル」のオープンや、“横浜魅力発信タイアップソング”である新曲「レニー来航!!」の配信リリースなどの企画を展開した。そして通算7回目の開催となったソロコンサートでは、横浜の魅力や横浜への愛を全面に押し出したセットリストが組まれた。この記事では昼夜2公演のうち第2部の模様をレポートする。

高城れに(撮影:上飯坂一)

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開演時刻になると会場に「overture」のオルゴールバージョンが響き渡り、スクリーンに過去のソロコンサートの名場面集が映し出される。客席から手拍子が沸き起こる中、淡いパープルのガーリーな衣装に身を包んだ高城は後輩グループのCROWN POPを含む9人のバックダンサーを引き連れ、バンドがスタンバイしているステージへ。紫色のペンライトの光に照らされながら「まるごとれにちゃん」をダンサーとともに元気いっぱいにパフォーマンスし、「Yokohama開高祭」の幕を開けた。続いて高城はももクロの最新アルバム「祝典」より「満漢全席」を歌唱。この曲は歌詞に中華料理の名前がちりばめられた、今回のライブにぴったりのナンバーで、軽快なメロディとユニークなダンスによって場内が朗らかな空気で満たされた。「俺んとこ こないか?」というおなじみのセリフで始まったのは、ももクロとしてもカバーしている氣志團「One Night Carnival」。高城とダンサーはステージ上を所狭しと移動し、パラパラ風の振付を踊って会場に一体感をもたらした。

高城れに「Yokohama開高祭」の様子。(撮影:上飯坂一)

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「『Yokohama開高祭』へようこそー!」とファンに向かって歓迎の言葉を叫んだ高城は、「今回横浜市でライブをする意味を考えたときに、高城れにの“高”で何かできないかと思い、『開高祭』と名付けさせていただきました!」と、横浜の開港記念日を祝う「横浜開港祭」にかけたライブタイトルについて説明。テンション高く自己紹介したあと、「日頃の気持ちを皆さんにぶつけるので、皆さんもぶつけてください! 今日はライブハウス仕様のセットリストなのでガンガンにぶち上がりましょう!」と客席に呼びかけた。 MCが終わると、横浜にある国の重要文化財・帆船日本丸でミュージックビデオが撮影された「Voyage!」、TikTokやYouTubeで注目され、ロングヒットを続けているDa-iCEの「スターマイン」といったダンスナンバーが続き、キレのあるダンスに観客の目が釘付けになった。

サイプレス上野とロベルト吉野と高城れに。

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高城が一旦ステージから捌けるとステージ上にDJ台がセッティングされ、ももクロのレーベルメイトで、かつて横浜市にあった遊園地・横浜ドリームランドで結成されたサイプレス上野とロベルト吉野が登場。ライブの人気曲「ぶっかます」を繰り出して会場のボルテージを高めたのち、フリースタイルのラップを畳みかけるサイプレス上野によるかけ声で高城をステージに呼び込んだ。水色のチャイナドレスを身にまとって再登場した高城は、新曲「レニー来航!!」を“応援団長”と“旗手長”のサイプレス上野とロベルト吉野とともに初披露。横浜の魅力がたっぷり詰め込まれた歌詞に合わせて、ステージ上のスクリーンに横浜の観光スポットが映し出されるなど、“横浜愛”を表現したステージが展開された。その後のMCではサイプレス上野が「初めて一緒に曲をやって、飲みに行こうとスタジオで言ったときから随分経ったね」と思い出話を語り、高城はそれに対して「絶対に行きましょう!」と返してステージ上で約束を交わした。

高城れに「Yokohama開高祭」の様子。(撮影:上飯坂一)

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次に高城は、京急本線の横浜駅で接近メロディとして使用されるなど、横浜市のご当地ソングとして知られているいしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」をロベルト吉野のスクラッチを交えながら披露。しなやかな歌声で観客をうっとりさせたかと思えば、続くダンスナンバー「Dancing れにちゃん」ではグルーヴ感あるパフォーマンスで会場をナイトクラブに一変させる。青春応援ソング「SKY HIGH」でさわやかな空気を作り上げたあとは、後輩グループ・超ときめき♡宣伝部の「トゥモロー最強説!!」、HoneyWorks feat.Kotoha「誇り高きアイドル」を続けて歌唱し、30歳を目前にした今も強く持ち続けているアイドルとしての吟次を歌に込めた。

高城れに「Yokohama開高祭」の様子。(撮影:上飯坂一)

高城れに「Yokohama開高祭」の様子。(撮影:上飯坂一)[拡大]

計11曲を披露した高城は「紫の光に包まれて幸せいっぱいでした!」とステージをあとにするも、 アンコールを待ち望むファンの手拍子を受け、横浜市のシンボルカラーである青色をイメージして作られたグッズTシャツを着て再度ステージへ。2015年の初回のソロコンサートから毎回欠かさずに披露しているレミオロメン「3月9日」を優しくも力強く歌い上げた。なお高城による「3月9日」のカバーは、以前より音源化を待望する声が上がっていた中で、今年3月9日に配信リリースが実現した。ファンに感謝の気持ちを伝えた高城は、続いてバンドサウンドが映える「spart!」をパフォーマンスして場内を一気に盛り上げる。ラストはライブの定番曲「一緒に」を披露し、サイプレス上野とロベルト吉野やCROWN POP、ダンサーを呼び込んで「Yokohama開高祭」をフィナーレへと導いた。

涙ながらに挨拶する高城れに。(撮影:上飯坂一)

涙ながらに挨拶する高城れに。(撮影:上飯坂一)[拡大]

最後に高城は「皆さんもいろいろ思うことはあると思うんですが、それでも私のことが好きって言ってくれたり、応援してくれたり、私のために時間を割いてくれることが幸せだなと思います。私も伝え方や言葉選びが下手なのですが、それでも好きでいてくれるのって素晴らしいことで、大事にしなきゃなと思います。みんなとの距離ももっともっと縮めていきたいし、この先のソロコンもももクロとしてもみんなと素敵な景色を見にいきたいです。出会った時間も関係なく目の前で手を差し伸べてくれる人は、自分のすべてをかけてでも大事にしなきゃいけないんだなと思いました。自分の気持ちにまっすぐに皆さんに伝えられるようにがんばっていきますので、これからもよろしくお願いします!」と涙を浮かべながら自身の思いを言葉に紡いだ。

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高城れに「Yokohama開高祭」2023年3月9日 KT Zepp Yokohama セットリスト

SE. Overture
01. まるごとれにちゃん
02. 満漢全席
03. One Night Carnival
04. Voyage!
05. スターマイン
06. レニー来航!!
07. ブルー・ライト・ヨコハマ
08. Dancing れにちゃん
09. SKY HIGH
10. トゥモロー最強説!!
11. 誇り高きアイドル
<アンコール>
12. 3月9日
13. spart!
14. 一緒に

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