ばってん少女隊がZeppツアーファイナルで新曲披露、2ndアルバムは「BGM」に

ばってん少女隊が本日3月30日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて、Zeppツアー「ばってん少女隊の、田舎娘4th～四大都市のZEPPを巡るツアー～」の最終公演を開催した。この記事では2部制のライブより第1部の模様を紹介する。

今回のツアーではホーン隊を擁するMAYSON's PARTYと共にライブを行ったばってん少女隊。生バンドのダイナミックなサウンドをバックに登場した6人は「盛り上がっていきましょう！」と観客に呼びかけると「ばってん少女。」をオープニングナンバーとして届けた。さらにMAYSON's PARTYが奏でる軽やかなアンサンブルに乗せて「びびび美少女」「ころりん HAPPY FANTASY」の2曲を勢いよく披露し、会場のテンションを引き上げる。「無敵のビーナス」でさわやかなハーモニーを聴かせたあと、6人は昨年5月に初めてZepp DiverCity TOKYOでワンマンライブを行ったときのことを振り返った。上田理子が「そのときとは違うね」と口にすると瀬田さくらが「あのときよりリラックスしてるよね！」と続け、その言葉に希山愛、春乃きいな、西垣有彩、星野蒼良も力強く同意した。

続いてのブロックは、自己紹介ソング「のびしろ行進曲」を皮切りにロックテイストのナンバーが続く流れに。6人は「BDM」を切れ味のあるダンスを披露しながら、「己MYself」をアジテートするように激しく歌い上げ、オーディエンスを煽っていく。彼女たちを後押しするように観客も拳を突き上げ、一体感のある空間をフロアに作り出した。さらに彼女たちはツアー開幕にあわせて配信リリースした新曲「6STARS」を歌唱。この曲ではホーン隊の吹く高揚感たっぷりの音色と、メンバーの伸びやかな歌声が会場に響いた。またMAYSON's PARTYが自分たちのオリジナル曲「Wonderful Day」をプレイしている際には、6人がかわいらしい振り付けで踊り、息ぴったりのパフォーマンスを繰り広げていた。そして「よかよかダンス」「おっしょい！」「ますとばい！」という定番曲が連投され、会場の熱気がピークに達したところでライブ本編は残り1曲に。メンバーは自分たちの考案した歌詞を盛り込んだ「君の手」を微笑みながら歌い、優しい余韻を残してステージをあとにした。

アンコールで観客の前に戻ってきた6人は、ヘビーなギターサウンドと和楽器の音色が特徴のミドルロックチューン「Killer Killer Smile」を初パフォーマンス。ラインダンスのような踊りや、少し大人な表情を見せる歌声で観客を魅了していた。続くMCでは「Killer Killer Smile」も収録した2ndアルバムの発売日とタイトルをメンバー自身が発表。6月19日に「BGM」と題されたアルバムを発表することが告知されると、会場は大いに沸き立った。その後、メンバーはMAYSON's PARTYを迎え入れ「フレッ！フレッ！フレンズ」「STORM!」というアッパーチューンを熱唱。最後に6人は一列になり「この空間にいる皆さん、愛してまーす」と叫んで、力強く観客に向かって手を振り続けた。

6月19日リリースのアルバムには本日のライブで披露された「Killer Killer Smile」「MEGRRY GO ROUND」「無敵のビーナス」「BDM」「6STARS」などが収録され、仕様はCDのみの“聴きんしゃい盤”と特典付きの“見んしゃい盤”の2種となる。“見んしゃい盤”には昨年末に神奈川・カルッツかわさきで行われたホール公演のライブBlu-rayやアルバム収録曲のインストゥルメンタルバージョンが収められたCD、初回限定盤購入者専用のイベント入場券が付属する。さらにばってん少女隊は結成4周年記念ライブを6月に神奈川・Yokohama Bay Hallと福岡・スカラエスパシオで開催することも決定した。こちらの詳細は追って案内される。