小林克也、喜寿を迎えて「最後の晩餐」25年ぶりアルバム完成

ラジオDVやテレビ番組のVJ、ナレーター、さらには俳優、タレントとマルチに活動する小林克也が、自身のバンド「小林克也＆ザ・ナンバーワン・バンド」のおよそ25年ぶりとなるオリジナルアルバム「鯛 ～最後の晩餐～」を3月21日にリリースする。

長年にわたり現役で幅広い活動を続け、3月27日には喜寿を迎える小林。1993年にアルバム「ます」を発表して以降、音楽活動からは離れていたが、2013年にザ・ナンバーワン・バンドのメンバーが話した「もう一度あつまってライブをしたい！」という言葉をきっかけにアルバム制作がスタートした。小林は「おそらくこれが最後のアルバムになると思うので（笑）、納得いくまで音作りに集中する」と、1983年に発表されたバンドの第1作「もも」から共に活動してきたオリジナルメンバーの佐藤輝夫と2人きりで楽曲を制作することに。スタジオでの作業はナレーション業務などの合間を縫って週に1度のペースで行われ、「レゲエは音頭である」という大瀧詠一の言葉から着想を得た「LET'S MAKE LOVE ～REGGAE ONDO～」、キスがしたい若者の衝動を濃密なファンクサウンドに乗せて歌う「FUNKY KISS」などのディープなナンバー全18曲が完成した。

アルバム本編には新曲のうち14曲を収録。完全生産限定盤にのみ付属するDISC 2には1983年の秘蔵ライブ音源と共に新曲4曲がボーナストラックとして収められる。完全生産限定盤にはさらに「ぴあ」編集によるバンドと小林の幅広い活動を総力特集した特製本が同梱される。

アルバム発売を記念して、3月から4月にかけて4都市を回るライブツアー「鯛！最後の晩餐ライブ!!」の開催も決定。ライブではザ・ナンバーワン・バンドのメンバーが再集結し、実に32年ぶりのパフォーマンスを行う。