アンジュルム、10人体制での初ツアーで新曲次々に初披露

アンジュルムのワンマンライブ「アンジュルム コンサート 2017 Autumn 『Black & White』special ～風林火山～」が本日11月11日に東京・中野サンプラザホールで開催された。

この公演は9月にスタートした全国18カ所36公演のツアーに合わせ、スペシャルな構成で行われたもの。アンジュルムにとって本ツアーは、新メンバーの船木結（カントリー・ガールズと兼任）と川村文乃を迎えた10人体制でパフォーマンスを行なう初めての単独ツアーとなった。チケットは昼・夜公演ともソールドアウトし、各公演で約2200人ずつ動員した。

黒い光沢のある衣装でステージに現れたアンジュルムのメンバーは、シャープな動きの中に熱量と大人っぽさを感じさせるパフォーマンスを展開。MCではリーダーの和田彩花が「この10人のステージを見て、改めてアンジュルムの魅力を知ってもらえればと思います」と自信を見せた。

そしてこの日、彼女たちは12月13日発売のBlu-ray / DVDシングル「マナーモード / キソクタダシクウツクシク / 君だけじゃないさ...friends」に収録される新曲を3曲すべて初披露。情熱的なロックチューン「マナーモード」に続き、「君だけじゃないさ...friends」では細かいステップをしながらさわやかな歌を歌った。

中盤、彼女たちはコンサートのサブタイトルにもなった“風林火山”をテーマにしたダンスパフォーマンスを展開。VTRで風林火山の文言が映しだされたあと、「風」では竹内朱莉、「林」では佐々木莉佳子、「火」では室田瑞希、「山」では和田彩花がそれぞれのテーマをダンスで表現した。

後半は白い衣装をまとったメンバーが、「次々続々」を皮切りに9曲をほぼノンストップで熱演。楽曲によっては舞台中央の円形ステージがメンバーを乗せて高々とリフトアップし、2階の観客席にも近い位置で10人がパフォーマンスを繰り広げた。アンジュルム史上初の10人構成で楽曲ごとのフォーメーションもより迫力のあるものになり、楽曲のアグレッシブさも相まって会場のボルテージは最高潮に。ラストの「大器晩成」まで一気に突っ走り、本編は締めくくられた。

アンコールでは、彼女たちは「マナーモード / キソクタダシクウツクシク / 君だけじゃないさ...friends」からの最後の1曲「キソクタダシクウツクシク」を初披露。新曲の中で最も刺激的な、危うさを感じさせるハイテンポな恋愛ソングに、パフォーマンス後は会場からは大きな喝采が上がる。締めの挨拶では今回のツアーで初めてホールコンサートを体験した川村が、「皆さんの声援が全身に伝わってうれしかったです」と興奮した様子でコメント。また船木は「今回の『風林火山』ではいつもより5歳、いや100歳ぐらい背伸びしてカッコいいアンジュルムを演じてみました！」と語った。和田はこのコンサートのリハーサルから振り返り「アンジュルムは（川村と船木の）2人が入ったことで、10人の個性が際立つグループになったと思いました。今後はそれを生かしてパフォーマンスにつなげていけたらなと思います」と宣言。アンコールのラストに「友よ」が披露され公演は終了した。

なお、この公演に合わせて本日11月11日からアンジュルムの新曲「マナーモード」の先行配信がスタート。またアンジュルムのYouTube公式チャンネルでは「マナーモード」のスマートフォン用プロモーション映像が配信されている。「アンジュルム ライブツアー 2017秋 『Black & White』」は今後、明日11月12日の山梨・KAZOO HALLから12月10日の熊本・熊本B.9 V1まで9カ所で18公演が予定されている。