「とにかくアツい！」しゃちホールツアー開幕

チームしゃちほこが11月2日にホールツアー「ホールツアー2014～僕らのカラオケワンダーランド～」の初日公演を静岡・アクトシティ浜松 大ホールにて開催した。

彼女たちにとって初のホールツアーは“僕らのカラオケワンダーランド”と銘打たれ、ライブ会場にカラオケスペースが設けられた。ファンは代わる代わるマイクを手にして、カラオケで大盛り上がり。開場から開演までの時間を大いに楽しんだ。

定刻を少し過ぎた頃、白幕が振り落とされたステージには新衣装をまとったチームしゃちほこメンバーが登場。坂本遥奈は足を負傷しているため車いすでライブに参加した。彼女たちは12月10日にリリースするニューシングルの表題曲「シャンプーハット」でライブの口火を切る。川谷絵音（indigo la End、ゲスの極み乙女。）が手がけた同曲は高校生活をモチーフにした歌詞と切ないメロディが胸を打つナンバーで、タイトルにちなんだ頭を洗うようなしぐさのダンスが特徴。いきなりの新曲披露に、客席からは大歓声が湧き上がった。

中盤からはメンバーがステージ上のルーレットでセットリストを決めるコーナー「僕らのワンダールーレット」へ。ここでは彼女たちの1stアルバム「ひまつぶし」の収録曲「アイドンケア」が初披露されたほか、サングラスをかけた坂本遥奈が富永TOMMY弘明のパートを担当した「サマラバ」などが届けられた。

終盤のMCで坂本は「このツアーの後半や1月3日の『鯱詣』にはちゃんと元気よく踊っているハルを見てほしいと思います！」、咲良菜緒は「（このツアーを経験することで）ホールはしゃちに任せて！と言えるようになって、1月3日の『鯱詣』での360度センターステージもがんばりたいです」、大黒柚姫は「10月全然ライブがなかったから柚姫たちも寂しかったけど、10月会えなかったぶん、今日からのツアーでみんなの頭の中をしゃちでいっぱいにできるようにがんばります！」と話す。伊藤千由李は「最初は緊張したけど、ライブハウスと違って皆さんの顔が1個1個……あ、1人ひとりの顔が見られてホールっていいなって思いました」とホールライブの感想を語り、安藤ゆずは「浜松とにかくアツい！」と初日公演に集まった観客をたたえた。

最後に秋本帆華は「初披露だった『アイドンケア』のサビを踊ったときのみんなの表情が忘れられないです。楽しかったー？」と客席に呼びかけて、歓声を浴びる。そして「帆華も楽しかったです！」とキュートな笑顔を振りまいた。その後チームしゃちほこは「ひまつぶし」の収録曲2曲を披露して「ホールツアー2014～僕らのカラオケワンダーランド～」の初日公演の幕を下ろした。