さくらJAPAN!? さくら学院、オリンピック選手たちと「新体操の授業」

さくら学院が1月16日に神奈川・はまぎんホール ヴィアマーレにて公開授業イベント「新体操の授業」を開催した。

東京女子体育大学新体操競技部のコーチ秋山エリカ氏が講師を務めたこの公開授業イベントには、彼女が連れてきた現役選手たちもサポート役として参加。ロンドンオリンピック代表の三浦莉奈選手、「第28回ユニバーシアード競技大会」の団体戦で銀メダルを獲得した新井小夏選手と小野明日香選手、ジュニアオリンピックの代表に選ばれた藤岡里沙乃選手といったそうそうたる面々の指導のもと、さくら学院の生徒たち（メンバー）は華やかな新体操の世界に触れた。

リボンが課題となった1時限目には倉島颯良、岡崎百々子、麻生真彩、そして8年間新体操を習っていたという白井沙樹の4名が出席。まず彼女たちは新体操とはどのようなものであるのかを知るべく、選手の演技を鑑賞する。選手たちがリボン、クラブ、ボール、フープの演目を華麗に踊る姿を間近で観た生徒たちは目を丸くし、口々に「すごい！」「きれい！」と感動していた。その後4人は赤いリボンを手にし、さくら学院の新曲「キラメキの雫」にあわせた踊りの振り付けを習う。新体操の経験のある白井が美しい軌跡を描きながらリボンを回す中、苦戦を強いられたのは岡崎と麻生。2人は何度もリボンを絡めてしまいながらも、持ち前の愛嬌と笑顔でなんとかパフォーマンスをこなしていく。倉島は未経験ながらも早々にコツをつかみ、表情豊かにリボンを操った。秋山氏が即興で考える振り付けを習得した生徒たちは、最後に「キラメキの雫」に乗ってダンスを披露し、リボンを使ってステージに大きなクロスを描いた。

2時限目には大賀咲希、黒澤美澪奈、岡田愛、藤平華乃が出席し、ボールの演目に挑戦。4人はさくら色のボールを右手から左手へと渡したり、ボールを手にしたままポーズをとったりと振り付けを1つずつ覚えていく。うまくボールがキャッチできない岡田、腰が引けてしまいステップが踏めない黒澤と、最初は不安要素だらけだった2時限目のメンバーだったが、徐々に振り付けが形になっていくと講師たちも一安心の様子。なんとかすべての振り入れが終わり、4人は「キラメキの雫」にあわせて習ったパフォーマンスを披露。ボールを弾きあうパートや投げあうパートでつまずきつつも、最後のポーズをバシッと決め、父兄（ファン）たちから爆笑と賞賛の拍手を浴びた。秋山氏に「素晴らしい。2020年の代表選手を目指してもらおうかな？」と評価されると、黒澤は「さくらJAPAN!?」と大喜び。選手たちも「上達が早くてチームワークがよかった。本番に強いですね」と4人を褒め称えた。

磯野莉音、山出愛子、日高麻鈴、吉田爽葉香が出席した3時限目の課題はフープ。片手でフープをぐるぐると回したり、縄跳びの要領で飛んだりと、4人は振り付けを1つひとつ習得していく。選手たちが振りを間違える回数のほうが多くなってしまうほど、生徒たちは振りを覚えるのが早くあっという間に振り入れが終了。4人が1、2時限目と同様に「キラメキの雫」にあわせてパフォーマンスを行うと、その完成度の高さに客席から拍手喝采が送られる。しかし彼女たちは自分たちのパフォーマンスに満足がいかず、もう1回演目を行うことに。そして2回目のパフォーマンスにして完璧な演技を見せつけ、客席から再び拍手喝采を浴びた。4人は口々に「またやりたいね」と話し、さくら学院のライブスケジュールなどの告知を行ってから満足気な表情でステージを下りた。