「ひな誕祭」は、日向坂46がデビュー日の3月27日を節目として開催しているグループのメモリアルライブ。昨年は日向坂46名義の楽曲が全曲披露され、けやき坂46時代の楽曲も含めると全114曲が歌われたほか、キャプテン佐々木久美の卒業セレモニーや一期生OGのサプライズ登場でも大きな話題を呼んだ。7度目の開催にして「Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA」という初のサブタイトルが冠された今回。日向坂46はバラエティ豊かな演出で会場に集まったおひさま(日向坂46ファンの呼称)を魅了した。この記事では2日目の模様をレポートする。
開幕からハッピーオーラ全開!
前日の雨天から一転、心地よい風が吹き込む絶好のコンディションに恵まれたこの日のハマスタ。大歓声に迎えられながら1人登場した小坂菜緒は指揮のポーズを取り、ステージに並んだバンドチームへ視線を送る。彼女の指揮で生バンドとブラス隊が演奏を始めると、そのファンファーレを合図にメンバーがステージに登場。DAY1では「雨が降ったって」が1曲目に披露されたが、この日は「世界にはThank you!が溢れている」でライブの幕を開けた。熱量そのままに「One choice」を山口陽世センターのフォーメーションで届けたのち、「愛はこっちのものだ 2025」ではキャプテン髙橋未来虹が客席を煽り「ハマスタ、騒げー!」と絶叫。観客のボルテージを最高潮に引き上げた。髙橋は開幕早々ファンの熱気に驚いた様子で、「その声量をパワーに変えて、私たちも最後までがんばっていきたいと思いますので、一緒に楽しんでいきましょう」と呼びかけた。
会場に登場したロンドンバスにメンバーが乗り込み、小坂の「それじゃあ、みんなレッツゴー!」のかけ声を合図にバスが出発。メンバーは「君しか勝たん」を歌いながらアリーナ外周を回り、おひさまと近い距離でコミュニケーションを楽しんだ。その後も彼女たちは「アザトカワイイ」「ってか」と人気曲を連投。これまでのグループの葛藤と新たな未来を歌った最新シングル曲「クリフハンガー」では、バンド演奏によるロック感を増したアレンジも相まって、強い覚悟を感じさせるパフォーマンスが披露された。横浜出身の宮地すみれは、ずっとやりたかったという「ただいま」「おかえり」のコール&レスポンスを行い、スタジアムいっぱいに響いた盛大な「おかえり」の声を受けてハートポーズで喜びを見せた。
五期生~二期生まで…各期がおひさまを魅了
黄色いバスに乗って登場した五期生は、片山紗希によるコールの指南を挟み、五期生曲「好きになるクレッシェンド」を披露。昨年の「ひな誕祭」でファンの前に初めて登場した彼女たちは、1年を経てスタジアムに「L.O.V.E!」の大きなコールを巻き起こすまでに成長し、その確かな歩みを印象付けた。続いて登場した四期生は「Surf's up girl」、三期生は「青春ポップコーン」を届け、それぞれの先輩としての意地と存在感を示していく。髙橋は前日にサプライズ発表された三期生の東名阪Zeppツアーに触れ、「8月の開催ということで、めちゃくちゃ暑い夏にしたいと思っています」と意気込みを語った。
期別ブロックのラストには、二期生の金村美玖と小坂が登場。ライブならではの音声トラブルに見舞われる場面もあったが、2人は「どっちが先に言う?」をアコースティックアレンジでしっとりと歌い上げた。さらにその後も宮地と渡辺莉奈による「恋と慣性の法則」、ひなた坂46メンバーによる「君と生きる」と、エモーショナルなステージが続く。五期生の大野愛実は1年前のお披露目を振り返り、その際に披露してファンの間で話題となった「ウーパールーパー」を約1年ぶりに届けて観客を喜ばせた。
これがROCKESTRA!怒涛のフィナーレ
小坂による指揮のもと、ライブは再び生バンドとのセッションへ。髙橋はクラリネット、平尾帆夏は鍵盤ハーモニカ、森本茉莉はシンバル、上村ひなのはウィンドチャイム、高井俐香はバイオリン、石塚瑶季は大太鼓で音を重ねていく。そのまま「ドレミソラシド」でライブは終盤戦へと突入。鶴崎仁香がトランペットで彩った「永遠のソフィア」、大野がセンターを務めた「ガラス窓が汚れてる」とクールなパフォーマンスが続き、正源司のエレキギターをフィーチャーした「My fans」では松尾桜がセンターを担当。炎の特効と激しい演奏をバックに、力強い眼差しでスタジアムを魅了した。そして日向坂46は「見たことない魔物」「あの娘にグイグイ」とライブ定番曲をつなぎ、「君はハニーデュー」では金村がドラムプレイを披露。メンバー1人ひとりがアイドルとして、プレイヤーとして“ROCKESTRA”を体現する熱いステージは、ラストの「ソンナコトナイヨ」まで続いた。
最後までドキドキは終わらない
アンコールを求めるおひさまの声に応えて再び登場した日向坂46は「涙目の太陽」を歌唱。先日グループを卒業した松田好花が初めて作詞したこの楽曲を、思いを受け継ぐように情感たっぷりに届けた。髙橋からこの日の感想を求められた小坂は「毎年、最高を超えていくライブを積み重ねていけていることが何よりも幸せです」とコメント。「この2日間はこのメンバーとおひさまの皆さんと楽しんでライブをできたことが何よりの思い出です」と目を細めた。そんな言葉を経て、最後に披露されたのは「JOYFUL LOVE」。おひさまが照らすサイリウムでスタジアム全体が虹色に染まる中、髙橋は7年間の歩みに思いをはせ、「7年間の中にはいろんな物語がありましたが、どんな空模様でも、どんな場所でも、私たちとおひさまの皆さんが出会えば、そこには最高の景色が広がっているのだとこの2日間で実感しました」力強く語る。さらに各期への思いにも触れ、「こんなに素敵なメンバーとおひさまの皆さんと8年目、どんな道に進んでいくのか、今とてもワクワクしています。これからも皆さんと私たちで一緒にたくさんの夢を叶えていきたいです」と感謝を述べると、場内は温かい拍手に包まれた。
このまま終演かと思いきや、突如スクリーンに映し出されたのは17枚目のシングル「Kind of love」発売決定の知らせ。併せてフォーメーションも発表され、選抜メンバーが1人ずつ明かされるたびに会場が沸き上がる。おひさまが固唾を呑んで見守る中、今作のセンターに抜擢されたのは四期生の藤嶌果歩。2024年発売の12thシングル「絶対的第六感」でセンター経験はあるものの、単独での表題曲センターは今作が初となる。この日は「Kind of love」初披露のサプライズも用意され、ラテン調のダンサブルなナンバーにスタジアムは凄まじい興奮と熱気に包まれたまま、「7回目のひな誕祭」は幕を閉じた。
セットリスト
日向坂46「7回目のひな誕祭 ~Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA~」2026年4月5日 横浜スタジアム
01. 世界にはThank you!が溢れている
02. One choice
03. 愛はこっちのものだ 2025
04. 君しか勝たん
05. アザトカワイイ
06. ってか
07. クリフハンガー
08. 好きになるクレッシェンド
09. Surf's up girl
10. 青春ポップコーン
11. どっちが先に言う?
12. 恋と慣性の法則
13. 君と生きる
14. ドレミソラシド
15. 永遠のソフィア
16. ガラス窓が汚れてる
17. My fans
18. 見たことない魔物
19. あの娘にグイグイ
20. 君はハニーデュー
21. ソンナコトナイヨ
<アンコール>
22. 涙目の太陽
23. JOYFUL LOVE
<ダブルアンコール>
24. Kind of love
quynhanh2003 @thangha19931991
@natalie_mu 感動的すぎる!日向坂46 が未来をしっかり示しましたね。17thシングルの初披露もサプライズで、おひさま大盛り上がり!最高の景色ですね