15万5000人参加!10年目「CDJ」大盛況のうちに終幕

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ロッキング・オンが企画制作するロックフェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 12/13」が、12月28日から31日にかけて千葉・幕張メッセ国際展示場1~8ホールおよびイベントホールにて開催された。

2013年を迎えた瞬間の「COUNTDOWN JAPAN 12/13」の様子。

2013年を迎えた瞬間の「COUNTDOWN JAPAN 12/13」の様子。

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今回で10回目を迎えた「COUNTDOWN JAPAN」には、4日間で過去最高となる計15万5662人が来場。EARTH STAGE、GALAXY STAGE、COSMO STAGE、MOON STAGE、ASTRO ARENAの5ステージを舞台に繰り広げられるアーティストたちの熱演を楽しんだ。

初日の12月28日のEARTH STAGEには、トップバッターを務めたHYを皮切りに9mm Parabellum BulletPerfumeなどジャンルは違えどライブに定評のあるアーティストが続々登場。この日のトリを務めたASIAN KUNG-FU GENERATIONは、先日終わったばかりの全国ツアーと同じ3人サポートメンバーを含む7人体制でライブを行い、貫禄を感じさせるセッションで観客を圧倒した。

またGALAXY STAGEでは病気療養中の星野源に代わり、盟友のSCOOBIE DOが登場。ファンキーなパフォーマンスを届けつつ、MCでメンバーは「星野くん、すぐ戻ってくるからね。みんな待っててくれよ」と観客に伝えた。そしてASTRO ARENAではWORLD ORDERの独創的なステージや、DJ陣のプレイに会場はおおいに沸いた。

2日目の12月29日は、The FlickersDEAD END、甲斐バンド、ZIGZO、Hermann H. & The Pacemakersといったバラエティに富んだ初出演組が各ステージを盛り上げる。一方でEARTH STAGEにはNICO Touches the WallsフジファブリックサカナクションRIP SLYMEなど「COUNTDOWN JAPAN」ではおなじみのメンツが勢揃い。中でも同ステージに立つのは初めてとなったNICO Touches the Wallsはライブ初披露となる新曲「ランナー」で、サカナクションは演出を含め圧倒的なステージでオーディエンスを熱狂させた。さらにこの日のASTRO ARENAのトリを飾ったピエール中野(凛として時雨)のDJパフォーマンスは、マキシマム ザ ホルモンのナヲや玉筋クールJ太郎がゲスト参加するカオスかつ豪華なひとときとなった。

フェスの折り返し地点となった3日目の12月30日は、南流石(ex. JAGATARA)、佐藤タイジ(G, Vo, Cho / THEATRE BROOK、The SunPaulo、TAIJI at THE BONNET)、大塚愛(Vo)らが所属する新バンドRabbitの初ライブを筆頭に、TeddyLoidと初音ミクによるコラボステージ、清竜人による弾き語りライブ、佐野元春 & THE COYOTE BANDの盤石のセッションなど個性的なアクトが多数繰り広げられた。特にEARTH STAGEに登場したグループ魂のステージは、相変わらずの下ネタ満載の内容に。卑猥なコール&レスポンスに場内は奇妙な一体感に包まれていた。

そして4日間の中で最も開催時間が長く、出演者数も最多を数える大晦日の公演には、個性豊かなメンツが入れ替わり立ち替わりステージを彩る。EARTH STAGEのトップバッターを担当した吉川晃司はヒット曲を連発し、一方のGALAXY STAGEの一番手UNISON SQUARE GARDENは2月にリリースされるニューアルバム「CIDER ROAD」からの新曲を披露するサービスで観客を喜ばせた。

またこの日特に注目を集めたのは「COUNTDOWN JAPAN」初登場のDIR EN GREYや、活動休止を発表したばかりの女王蜂。DIR EN GREYは紗幕を使った映像演出を織り交ぜながら、ときに激しく、ときに静謐なサウンドで会場をその世界で染め上げる。そして女王蜂はいつもどおり、妖艶で狂気に満ちたステージで満員のオーディエンスを魅了した。

2012年から2013年へのカウントダウンを務めたのは、くるりThe Mirrazアルカラ音速ライン、やついいちろう(エレキコミック)の5組。EARTH STAGEのくるりは「ワンダーフォーゲル」で2013年の幕開けを飾りハッピーな空気で会場を彩り、GALAXY STAGEのThe Mirrazは「僕らは」の演奏中にカウントダウンを敢行し、勢いのあるMCとともに観客を熱狂させた。

無事カウントダウンが終了したあとも、各ステージでは明け方まで熱演が繰り広げられる。小林太郎小南泰葉HaKUといった若手から、「COUNTDOWN JAPAN」の常連bonobosまで、さまざまなアーティストたちが新年一発目のパフォーマンスを披露した。GALAXY STAGEのトリを務めたART-SCHOOLは、前回の「COUNTDOWN JAPAN」とは異なる編成で現在のモードを提示し、フェスのフィナーレを飾った。

なお熱狂のうちに終幕した「COUNTDOWN JAPAN 12/13」の模様はWOWOWにて、2月27日(水)と28日(木)にオンエア。詳細は番組特設ページで確認しよう。

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