ENVii GABRIELLA、歌とダンスとトークで魅了した初5大都市ツアーファイナル

ENVii GABRIELLA初の5大都市ツアー「Perfection Satisfaction」の最終公演が、11月23日に東京・LIQUIDROOMで開催された。

11月3日の福岡を皮切りに北海道、大阪、愛知、東京を回るこのツアーで、全公演のチケットをソールドアウトさせたエンガブ。気合十分の3人は最新シングル「あなたが私を綺麗にする訳じゃないの」を、男女5名のダンサーを従えたミュージカル調の演出できらびやかにパフォーマンスし、ライブの幕を開ける。そしてメジャーデビュー後に初めてライブに足を運ぶファンが増えてきたことから、代表曲「豪華ネェサン」をはじめ、「gimmedalight」「My Business」「High Heels」の3曲をつなぐこの日のために構成されたオリジナルメドレー、Takassyの“BL愛”から生まれた「BL」など人気の高い楽曲をピンヒール姿で次々と披露していく。

ライブ中盤ではYouTubeを見てエンガブを知ったというファンが多いという情報から、YouTubeに近い企画としてTakassyとHIDEKiSMによるトークコーナーを展開。東京会場以外のツアースタッフから寄せられたメンバーへのクレームを自ら紹介する2人は、リアルなダメ出しに反省の表情を浮かべつつも、爆笑したり、開き直ったりしながらツアーの思い出に浸った。

その後はスーツ姿のKamusがダンスで“別れのストーリー”をシリアスに表現するソロパートも。Kamusが描いたストーリーからつながるように、3人は「オリビアを聴きながらを聴きながら」「Moratorium」「DYSTOPIA」といった切ないミドルナンバーを立て続けにパフォーマンスした。HIDEKiSMの「東京、盛り上がってるかー！」の力強いかけ声から、エンガブが得意とするクラブサウンドの楽曲パートへと突入。「melamela」「Sorry Not Sorry」「SLAY」「CABARET」とダンサブルなナンバーを畳みかけ、オーディエンスを大いに躍らせる。最後にメンバーが「いつかみんなで一緒に歌いたい」という願いを込めて、シンガロングパートが印象的な楽曲「Symphony」を力強く歌い上げてステージを降りた。

鳴り止まない拍手に応え、自ら「アンコール」と小声でかけ声をしながら再登場したエンガブは、聴く者を鼓舞するようなメッセージが込められた「Finally Found You」「イキル」、そして“意味がない”ことをテーマに作られた底抜けに明るい「ハッピーハッピーウェイウェイドンチー」を披露。さらに2023年1月14日にHIDEKiSMのバースデーライブ、2月11、12日にコンセプトライブ「CABARET ENGAB Vol.4」が開催されることと、Takassy初の書籍「私は私の幸福論を歌うから、あなたはあなたの幸福論を歌えばいいの」が12月15日に発売となることを併せて発表し、温かい拍手に包まれながらライブを終えた。

なおこのライブの模様はZAIKOにて生配信され、配信チケット購入者は11月30日23:59までアーカイブ映像を視聴することができる。

※記事初出時、セットリストに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。