TEAM SHACHI、同郷の先輩nobodyknows+迎え“ココロオドル”特別コラボ

TEAM SHACHIとnobodyknows+が出演するライブナタリーによる主催イベント「ライブナタリー “TEAM SHACHI” ～起こせアクション！nobodyknows+さんとレペゼン052♡～ supported by teket」が、8月21日に東京・昭和女子大学人見記念講堂で開催された。

TEAM SHACHIがライブナタリーの企画に出演するのは、昨年5月の東京・Zepp Haneda（TOKYO）公演以来2回目。ライブタイトルに含まれている「052」という数字は愛知・名古屋市の市外局番で、TEAM SHACHIはBOYS AND MENと共演した前回に引き続き、今回も同郷のアーティストをゲストに迎えることに。地元の先輩であるnobodyknows+とのコラボレーションや、新曲の披露で会場を大いに盛り上げた。

ライブはまずTEAM SHACHIによる単独パフォーマンスでスタート。「OVERTURE～ORCA～」を勇ましく奏でる5人のブラスセクション“ブラス民”に続いてステージに現れたメンバーは、アグレッシブな1曲「ROSE FIGHTERS」で勢いよくイベントの幕を開け、曲の終わりに「We are TEAM SHACHI!」と高らかに名乗る。2曲目の「こだま」では彼女たちが繰り出すスキャットに合わせてタフ民（TEAM SHACHIファンの呼称）が息の合ったクラップを鳴らし、その高揚感は熱く燃え上がるようなサウンドのアッパーチューン「BURNING FESTIVAL」でさらに上昇した。

はつらつと自己紹介した4人は、nobodyknows+と共演することについて「世界が違う」「考えてなかった」と正直な感想を並べつつ、その後も気合いの入ったステージを展開。「眠れないナイNIGHT!」「でらディスコ」「Rocket Queen feat MCU」などを休みなく畳みかけたあと、この夏に立ち上げた自主レーベルからの第1弾楽曲「舞頂破」を初披露した。曲が始まる前、秋本帆華は自信に満ちた表情で「私たちを勢いづける曲が完成したと思っています」と語っていたが、重厚なサウンド、激しい振付が特徴の“攻め”の1曲を体感したタフ民はその言葉に納得。さらに大黒柚姫の「まだまだアクションを起こせるか!?」という煽りとともにキラーチューン「抱きしめてアンセム」が投下されると、腰を低くして左右に腕を突き出すお馴染みのダンスで会場に熱い一体感が生まれた。

ライブの前半戦を終えたTEAM SHACHIがトークでひと息ついている間、ステージ奥にnobodyknows+のロゴが目を引くDJ卓が運び込まれる。そして4人はDJ MITSUをステージに呼び込むと、彼が鳴らすサウンドに合わせ、アニメ「NARUTO（ナルト）～疾風伝～」の主題歌として2007年にリリースされたnobodyknows+の楽曲「Hero's Come Back!!」を歌い始めた。曲の途中からnobodyknows+のMC4人もライブに加わり、迫力のあるラップで一瞬にして観客の心を鷲づかみに。TEAM SHACHIとの異世代コラボを通してまたたく間に場内の空気を掌握してみせた彼らは、ここからnobodyknows+の単独ステージを怒涛の勢いで繰り広げていった。中日ドラゴンズのチアリーディングチーム・チアドラゴンズに提供したナンバー「Let's Dance」「Winds of Wins」によって会場はダンスフロアと化し、「ワサワサ」ではメンバーのかけ声に呼応するようにタフ民たちがペンライトを掲げる。「NHK紅白歌合戦」でも歌唱されたヒット曲「ココロオドル」やそのリミックスバージョン、サマーアンセム「イマイケサンバ」をつなげたメドレーでライブの盛り上がりはより一層加速。最後は心地よい熱気を生み出す「愛のテーマ」でnobodyknows+のステージが締めくくられた。

nobodyknows+と入れ替わる形でステージには再びTEAM SHACHIが登場。nobodyknows+の躍動感あふれるライブに対して「カッコいー！」「楽しすぎたね」と興奮の声を上げつつ、意気揚々と公演の後半戦をスタートさせ、先輩アーティストに対抗するように堂々とした歌と踊りを届けていく。4人は「よろしく人類」「Rainbow」「You!」といった晴れやかな空気をまとう楽曲を立て続けに響かせたあと、チームしゃちほこ時代のナンバー「Kissy-麺」を現体制で初めて披露。ブラス民の演奏を交えたTEAM SHACHIバージョンのパフォーマンスで会場のタフ民を楽しませた。そのほかにも、名古屋にあるnobodyknows+のスタジオでレコーディングされた「いけいけハリウッド」やライブではレアな曲「アイドンケア」、近年発表のナンバー「AWAKE」「番狂わせてGODDESS」、TEAM SHACHI改名後最初に発表された「DREAMER」と、ファン垂涎のセットリストによるライブが続く。そして4人は新曲「舞頂破」を再びパフォーマンスし、古武術の動きを取り入れた“舞頂破ポーズ”をタフ民と一緒に決めた。

イベントの最後、TEAM SHACHIはこの日ならではのコラボをもう一度実現させるべく、ステージ袖に向かってnobodyknows+の名前を呼ぶ。それに応えてnobodyknows+が再登場すると、TEAM SHACHIの4人はライブ前日の8月20日に誕生日を迎えたノリ・ダ・ファンキーシビレサスのバースデーをサプライズで祝福。ノリはステージに運び込まれたケーキを前に照れた様子を見せつつも、うれしそうに顔をほころばせていた。その後、ステージ上で記念撮影した2組がライブをフィナーレに導く楽曲として披露したのはnobodyknows+「ココロオドル」。オーディエンスは曲に合わせて飛び跳ねながら、滅多にお目にかかれないコラボパフォーマンスを満喫した。曲が終わると、秋本は「同じ愛知県のグループとしてこれからも一緒に何かできたらいいなと思います」と再度の共演を望み、ホクロマン半ライス!!!は「思った以上に皆さんがめちゃくちゃ優しくて、地元でやっているような温かさでした」とライブの感想を口に。名古屋のアーティスト2組が織りなすスペシャルな公演は大成功に終わった。

なお、TEAM SHACHIは8月27日（土）20:00よりYouTubeにて生配信を実施。新曲「舞頂破」についてもこの配信の中で語られる予定だ。