髙橋麻里、
共演やコラボの経験がありつつも、それぞれがソロとして活動していた中、2018年にDorothy Little Happyを卒業したのち声優として活動している髙橋の「またアイドルとして歌いたい」という思いがきっかけで、昨年12月に結成されたいにしえ永遠?。移り変わりの激しい業界で長期のキャリアを築いてきた彼女たちは、1stワンマンライブを通してファンに感謝の気持ちを伝えるステージを展開した。この記事では昼夜2公演のうち、第1部「greatな部」の様子をレポートする。
「1stライブがまだ人生であるんだね!」
開演時間になると場内が暗転し、スクリーンに映像が流れる。そこに映っていたのは、メンバーの打ち合わせやレコーディング、ダンスレッスン、そして1月2日のデビューライブの光景。いにしえ永遠?としての初ライブを終えて舞台裏で安堵している髙橋の姿や、「いにしえからがんばってきた大切な仲間たちと一緒にアイドルの永遠を信じたい」というメッセージに温かい拍手が起こった。
一瞬の静寂の中、ステージに立った4人。髙橋をセンターに据えた彼女たちは、デビュー曲「大恋愛のダイアリー」でワンマンライブの幕を開けた。「大恋愛のダイアリー」はNegiccoをはじめ多くのアイドルに楽曲を提供しているconnieが作曲し、connieといにしえ永遠?のメンバーが歌詞を共作した1stシングル。表現力豊かな髙橋、クールに歌い上げるHau.、圧倒的な歌唱力を堂々と披露する上野、アイドルとしての貫禄を感じさせる寺嶋……それぞれのフィールドで培ってきたものをただ持ち寄るだけではなく、互いのいいところを引き出すように、そして高め合うように躍動する姿が観客の心を一気につかんだ。
上野の「皆さん、こんにちは! いにしえ永遠?でーす!」というはつらつとした挨拶を合図に披露されたのは新曲「第六感Forever♡」。シンガーソングライターのみきちゅが作詞・作曲・編曲を手がけた王道アイドルソングがキュートな歌声で届けられると、会場が熱気を帯び始めた。MCでは「やってきたよ、1stライブ!」と興奮気味に語る髙橋に続いて、寺嶋が「1stライブがまだ人生であるんだね!」と話してフロアを沸かせる。Hau.や上野も「ひさしぶり! 1stライブ!」「10何年振り!」「うれしい!」と息の合ったやりとりを見せた。
さらに「いにしえ永遠?の髙橋麻里です。麻里の歌声で、あなたのハートを癒してあげちゃいます」「古き良き時代から来ました! まじめにアイドル! まじめなアイドル! ゆっふぃーこと寺嶋由芙です。てへ」「いにしえ永遠?の緑を担当しております、上野優華です。よろしくお願いします!」「いにしえ永遠?の紫担当の『H』『a』『u』『.』でHau.です。よろしくお願いします」と4人が順番に自己紹介をすると、会場のファンはペンライトの色をメンバーカラーに変えてリアクション。そんな光景に「アイドルのライブって感じだあ」と髙橋は感慨深い様子を見せた。そして彼女たちは「私たち4人で、せーの」「いにしえ永遠?です!」と改めて口をそろえた。
髙橋が「今日楽しみにしてた人ー?」と呼びかけるとフロアから力強い返事が返ってくるも、上野はまだファンとの“アイドルらしいコミュニケーション”のコツをつかみきれずに探り探りの様子。このほか、ファンの呼び名を考えるなど、ベテランながら新人アイドルのような初々しい空気が流れた。
ユフ♬マリ“再結成”に大盛り上がり
続いて髙橋が「今日はファンの皆さんもたくさん準備してくれたと思うので、私たちもたくさん準備してきました! 次の曲は、私にとって大切な存在である富永美杜(kolme, ex. Dorothy Little Happy)ちゃんが作ってくれました」と紹介したのち、4人はデビューライブでも披露した「永遠アドラブル」をしっとりと歌い上げる。髙橋は「いろいろなクリエイターの皆さんが力を貸してくれて、いにしえ永遠?は成立しています。本当にありがとうございます」と感謝の言葉を口にした。
ここからはソロパフォーマンスのコーナーへ。普段の活動の様子を観客に知ってもらうべく、それぞれがソロ曲やカバー曲を披露していった。寺嶋が自身の楽曲「彼氏ができたの」で会場を盛り上げると、髙橋はconnieが作詞・作曲・編曲を手がけた「私スプリング」をかわいらしく歌唱する。上野は宇多田ヒカル「First Love」をカバーして難度の高い歌を伸びやかに届け、Hau.は初めて作曲にチャレンジした「Don't turn around anymore」を披露。各々の実力を見せつけた。さらに寺嶋と髙橋のユニット・ユフ♬マリによる「HOTARU」歌唱のサプライズも。ユフ♬マリは2014年に活動した、アイドルイベント「@JAM」の期間限定ユニットだ。“再結成”という胸の熱くなる展開に会場は大いに盛り上がった。
このままライブはラストスパートへ。ヤマモトショウ作詞・作曲の2ndシングル「do you love you?」で会場の空気がひとつになった。そして4人が公演本編の締めくくりに選んだのは初披露の新曲「とは?」。竹内サティフォが作詞、ONIGAWARAが作編曲を担当した“他己紹介”ナンバーだ。メンバーが互いの好きなところをまとめ、竹内に送ったExcelが歌詞の元になっているとのことで、4人それぞれの個性、親密なメンバー同士だからこそ見せる素顔が垣間見える楽曲になっている。歌詞の中には「君は本当に見る目があるよね!」など、4人の新たな門出に駆けつけたファンへのメッセージとも受け取れるフレーズも。感動と笑顔に包まれる中でライブ本編が締めくくられた。
「新しい人生が始まったような感覚」
アンコールでは4人それぞれがファンに向けて挨拶。Hau.は「こんなステージに立てる日が来るなんて想像できなかったけど、アイドルができて、かわいい曲をたくさん歌えて楽しいです。いにしえ永遠?のメンバーとなら、これからもいろいろな景色を見に行ける。私は普段は『誰かの人生の彩りの1つになりたい』と思って活動しています。いにしえ永遠?もそういうグループになりたい。疲れているときも、そうでないときも、たくさん会いにきてください」と語り、上野は「ソロで活動していると、しっとり系のバラード曲を歌うことが多いので、新しい人生が始まったような感覚です。本当にメンバーが大好き。ファンの皆さんはもちろん、3人を幸せにできるようにがんばります」と意気込んだ。
寺嶋は「みんなとの長いお付き合いが、こういう形で結ばれてうれしい。曲はたくさんできたから、これからどんどん広めていきたいし、新規のヲタクにも聴いてもらえたらうれしいです。個人的に、ソロアイドルとして活動しているときは全部1人で決めているけど、いにしえ永遠?ではみんなに任せられるようになった。人間に頼ることを覚えた(笑)」と笑ってみせ、髙橋は「アイドルとしてステージに立つ未来を夢見ていたので、すごくうれしいです。ワンマンライブが決まってから、『どうしたらファンの皆さんが喜んでくれるか』をずっと考えていたけど、ファンの皆さんがいなかったら私たちはステージに立てていない。ファンの皆さんが支えてくれていることに感謝していますし、みんな見る目あるよー(笑)。推しも愛して、自分のことも大切にしてください」と観客に呼びかけた。
大きな拍手に包まれる中、4人は再び「大恋愛のダイアリー」を披露。これまでに積み重ねてきたすべてを注ぎ込むように、力強い歌声を響かせて1stワンマンライブ「いにしえ永遠?1st live ~greatなlove~」の第1部を大団円に導いた。なお、新曲「とは?」は3月8日に配信リリースされた。
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