ザ・クロマニヨンズが2年ぶり全国ツアー完走、千葉公演の映像とMV6本収めたDVD発売決定

ザ・クロマニヨンズの全国ツアー「ザ・クロマニヨンズ ツアー SIX KICKS ROCK&ROLL」が、昨日5月5日に栃木・栃木県教育会館で幕を閉じた。

昨年8月末から6カ月連続でシングルをリリースする企画「SIX KICKS ROCK&ROLL」を行い、その収録曲すべてを収録したアルバム「SIX KICKS ROCK&ROLL」を今年1月に完成させたザ・クロマニヨンズ。コロナ禍の影響で約2年ぶりの開催となったツアーのファイナルということもあり、会場は開演前から熱気に満ちあふれていた。そこへメンバーが登場すると観客は一斉に総立ちに。大きな拍手が沸き起こる中、甲本ヒロト（Vo）の「オーライ、ロックンロール！」というかけ声を合図にライブがスタートし、パワフルなロックンロールが鳴り響く。

ステージに大がかりなセットはなく、シンプルな照明がバンドの演奏を際立たせる。4人はアルバム「SIX KICKS ROCK&ROLL」の収録曲を曲順通りに演奏し、リリースツアーがコロナ禍の影響で実施されなかった前作「MUD SHAKES」から「カーセイダーZ」「新人」「かまわないでくださいブルース」も披露。そしてライブ後半には「暴動チャイル(BO CHILE)」「生きる」「紙飛行機」「タリホー」といったシングル曲を畳みかける。「生きる」の演奏中には、甲本のもとに真島昌利（G）と小林勝（B）が歩み寄り、3人が接近してパフォーマンスする珍しい一幕も。さらにアンコールでは「雷雨決行」「ギリギリガガンガン」「ナンバーワン野郎！」が披露され、ライブは大盛況のうちに終演した。

またクロマニヨンズのライブDVDが8月24日に発売されることが決定した。DVDは2枚組で、DISC 1には4月12日に行われた全国ツアー千葉公演の映像、DISC 2には「SIX KICKS ROCK&ROLL」のシングル曲6作のミュージックビデオを収録。初回限定盤にはこの作品のために制作された特製リストバンドと特製ツアーパス、「SIX KICKS ROCK&ROLL」のジャケットを6面にデザインした特製サイコロが付属する。

なお東京・渋谷PARCO B1FのGALLERY X BY PARCOでは、ザ・クロマニヨンズのオフィシャルカメラマンである柴田恵理の展覧会「柴田恵理 写真展 ザ・クロマニヨンズ PHOTO EXHIBITION」が5月13日から30日にかけて行われる。会場では展覧会オリジナルグッズおよび写真集「ザ・クロマニヨンズPHOTO BOOK」が販売される。