吉田山田、ファンと一緒に過ごした聖夜のディナーショー

吉田山田が12月25日に埼玉・ステラ・デル・アンジェロにてディナーショーイベント「吉田山田クリスマスプレミアムパーティ2019」を開催した。

会場となったステラ・デル・アンジェロは、中世の城を彷彿とさせる外観の結婚式場。イベント当日は建物の壁面に吉田山田の写真が投影されたほか、建物内ではライブで実際に使用された楽器や、ライブ写真の展示なども行わた。来場者に豪華なコース料理が振る舞われたのち、スクリーンにロールス・ロイスが乗り付ける映像が映し出され、車から降りた吉田山田はすぐさま式場の扉を開けて、「Snowin'」を歌いながら会場入り。吉田結威（G, Vo）と山田義孝（Vo）は各テーブルを回りながら1人ひとりと握手をして、ファンとの交流を深めていた。

アッパーチューン「Color」の演奏中には山田が叩いていたタンバリンが壊れてしまうアクシデントが発生。山田はこれまで愛用していたタンバリンを労い「これまで無理させたね。ありがとう」と、楽器に向けて感謝の言葉を贈っていた。ライブ中盤には吉田と山田がそれぞれ歌いたいカバー曲を披露。吉田は桑田佳祐「白い恋人達」を、山田はハナレグミ「家族の風景」をチョイスし、普段のライブとはひと味違った曲目でオーディエンスを喜ばせた。

吉田山田にとって10周年イヤーである2019年を振り返った吉田は「11年目からは純粋に楽しいことをしようと思う。楽しむことって大事だよね」と、2020年の抱負を語った。山田の「もう何百回も歌ってきたけど、言葉にはない教えがこの中にはある。これからも大事に歌っていきたい曲です」という紹介から披露されたのは、吉田山田の名前を広く世に広めた代表曲「日々」。席に座った観客は体を揺らしながら、彼らの心地よい歌声に耳を傾けていた。

吉田山田の2人がステージをあとにしてもオーディエンスの拍手は鳴り止まず、ディナーショーはアンコールに突入。再び姿を現した2人は即興でクリスマスソングを歌い、クリスマス気分を盛り上げる。最後に山田が「皆さんの声も聴きたいです！」とコール＆レスポンスを呼びかけると客席からは盛大な声が上がり、「魔法のような」の演奏へ。曲の最後には「魔法のような」の演奏に合わせて山田が「Jingle Bells」を歌い、聖夜のディナーショーをフィナーレに導いた。