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エビ中、青空に歌声響かせた5年目の「ファミえん」

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私立恵比寿中学「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in モリコロパーク 2017」の様子。

私立恵比寿中学「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in モリコロパーク 2017」の様子。

私立恵比寿中学の野外コンサート「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in モリコロパーク 2017」が、8月26日に愛知県の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で開催された。

2013年7月の開催以来、エビ中にとって毎年夏の恒例行事となっている「ファミえん」。遠足気分を楽しめるイベントとして毎年さまざまな場所で実施されており、5年目となる今年は広大なモリコロパークでおよそ1万人のエビ中ファミリー(私立恵比寿中学ファンの総称)が開放的な野外ステージを楽しんだ。

開演時刻を回り、全国から集まったエビ中ファミリーが続々と園内エリアに集まる中、会場には舞台裏から放送される「ファミえんラジオ」が流れる。開催地である愛知県のラジオ局、ZIP-FMのナビゲーター・堀江美穂のMCで番組は進行し、エビ中の“校長”こと藤井マネージャーらスタッフたちのトークやリクエスト曲が流れる。昨年の「ファミえん」はあいにくの雨となったが、今年は天候にも恵まれ、なだらかな傾斜になった芝生の“リラックスエリア”にはレジャーシートを敷いたファミリーが寝転びながらラジオに耳を傾けたりと、場内にはのどかな空気が流れていた。開演時刻の16:00になると、まずは愛・地球博記念公園の管理所長・佐田信一郎氏が長久手市イメージキャラクターのナッキー、こめこさんを引き連れステージへ。“中学46年生”の佐田所長は開会宣言ののち、「それでは聴いていただきましょう!」とメンバーを呼び込む。エビ中の7人はアロハと浴衣をかけ合わせたような新衣装で、今年の「ファミえん」のテーマソング「HOT UP!!!」でライブをスタートさせた。

1曲目から豪快な水しぶきを上げるウォーターキャノンを発射させたエビ中は、「夏だぜジョニー」「ラブリースマイリーベイビー」とサマーチューンを連発。さらにオリジナル音頭「ご存知!エビ中音頭」で夏のお祭り気分を上昇させた。最初のMCではメンバーが1人ひとり自己紹介を行いつつ、「ファミえん」恒例となっているステージ上の業務用冷蔵庫から冷たいステージドリンクを取り出し涼を取る。おなじみの光景が広がる中、真山りかの「最初のモンスターは、こいつだ」というセリフから、安本彩花と小林歌穂が突然ラップを披露。そのまま「ほぼブラジル」へとなだれ込み、ラガマフィン調の「マブいラガタイフーン」、ファンクナンバー「制服“報連相”ファンク」とビートの効いた音楽でファミリーを踊らせた。インディーズ時代の楽曲「ザ・ティッシュ~とまらない青春~」ではメンバーがステージ左右に伸びた花道へと飛び出し、「揚げろ!エビフライ」ではウォーターキャノンから水しぶきが上がる中、メンバーが追い打ちをかけるようにバケツの水をぶち撒ける。水を使った演出は激しいものばかりではなく、「中人DANCE MUSIC」「頑張ってる途中」では花道に水のアーチが作られ、メンバーがその下をくぐりながら歌うという演出も見られた。

中盤のMCでは、廣田あいかからファミリーに「以前までの『ファミえん』4公演すべてで歌った楽曲は『仮契約のシンデレラ』ともう1曲は何でしょうか?」とクイズを出題。続いて柏木ひなたが安本に「今年の世界陸上はどこの都市で行われたでしょう?」とクイズを出し、安本は1度答えを間違えるも、仕切り直して「いやもう、それは……ロン・デ・ドン!」と「Lon de Don」でライブを再開。中盤は「売れたいエモーション!」「キングオブ学芸会のテーマ~Nu Skool Teenage Riot~」「ちちんぷい」などアッパーな楽曲が続き、メンバーがダンスバトルを展開する「サドンデス」では負けに納得のいかない中山莉子の再戦要求により2度にわたってバトルが繰り広げられた。夕暮れ迫る後半には、廣田が出題したクイズの正解であるバラード「いい湯かな?」が歌われ、会場内は優しい空気に包まれる。その後「感情電車」「ナチュメロらんでぶー」「まっすぐ」と続けた7人は、「私たちにとってとても大切な曲です」という柏木のコメントから、最後に「なないろ」を熱唱した。

アンコールはごく初期のナンバー「エビ中一週間」から始まり、アッパーな「あたしきっと無限ルーパー」、この日2度目の「HOT UP!!!」と続く。日没により開演時とはすっかり風景が変わったモリコロパークには、カラフルなペンライトの海が広がっていた。そして廣田の「最後に私たちから伝えたい思い、いつも私たちを応援してくださっているファミリーの皆さんに向けて……私たちからのエール!」という合図から新曲「YELL」が歌われ、ライブは終了。星名美怜が「こんなにたくさんのファミリーの皆さんに応援していただいていると思うと、すごくすごくうれしくて、どれだけ感謝してもしきれません。私立恵比寿中学はこれからも、どんなことがあっても全力で突っ走っていきます。これからも応援よろしくお願いします!」というコメントで締めくくると、彼女たちはさらにもう1曲、「私立恵比寿中学の日常(Epilogue):蛍の光(Demo)」をアカペラで届けた。

またこの日のライブでは、中山から「私が言いたいことはただ1つ! 私立恵比寿中学……11枚目のシングル発売決定ー!」と、11月8日にニューシングル「シンガロン・シンガソン」がリリースされることがアナウンスされた。シングルに関する情報は、ライブ直後に公開された特設サイトに掲載されている。なお10月29日(日)にはフジテレビNEXTおよびフジテレビNEXTsmartにて今年の「ファミえん」の模様が90分に凝縮してオンエアされるので、エビ中ファミリーはこちらも楽しみにしておこう。

「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in モリコロパーク 2017」
2017年8月26日 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)セットリスト

01. HOT UP!!!
02. 夏だぜジョニー
03. ラブリースマイリーベイビー
04. ご存知!エビ中音頭
05. ほぼブラジル
06. マブいラガタイフーン
07. 制服“報連相”ファンク
08. ザ・ティッシュ~とまらない青春~
09. 揚げろ!エビフライ
10. 金八DANCE MUSIC
11. 中人DANCE MUSIC
12. 頑張ってる途中
13. 誘惑したいや
14. 仮契約のシンデレラ
15. Lon de Don
16. 売れたいエモーション!
17. キングオブ学芸会のテーマ~Nu Skool Teenage Riot~
18. ちちんぷい
19. サドンデス
20. きっとインフィニティー!
21. 紅の詩
22. いい湯かな?
23. 感情電車
24. ナチュメロらんでぶー
25. まっすぐ
26. なないろ
<アンコール>
27. ebiture~エビ中一週間
28. あたしきっと無限ルーパー
29. HOT UP!!!
30. YELL
31. 私立恵比寿中学の日常(Epilogue):蛍の光(Demo)

フジテレビNEXT / フジテレビNEXTsmart「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in モリコロパーク 2017」

2017年10月29日(日)20:00~21:30

私立恵比寿中学「エビ中 秋風と鈴虫と音楽のしらべ 題して『ちゅうおん』2017」

2017年9月23日(土・祝)埼玉県 秩父ミューズパーク 野外ステージ

私立恵比寿中学秋ツアー2017(タイトル未定)

2017年10月7日(土)茨城県 結城市民文化センター アクロス 大ホール
2017年10月8日(日)栃木県 栃木市文化会館 大ホール
2017年10月15日(日)愛知県 アイプラザ豊橋
2017年10月21日(土)大阪府 NHK大阪ホール
2017年10月22日(日)大阪府 NHK大阪ホール
2017年10月27日(金)神奈川県 川崎市スポーツ・文化総合センター
2017年11月3日(金・祝)群馬県 桐生市市民文化会館 シルクホール
2017年11月19日(日)山形県 やまぎんホール(山形県県民会館)
2017年11月24日(金)東京都 チームスマイル・豊洲PIT

私立恵比寿中学 中山莉子 生誕ソロライブ(タイトル未定)

2017年10月26日(木)東京都 赤坂BLITZ

私立恵比寿中学 星名美怜 生誕ソロライブ(タイトル未定)

2017年11月2日(木)東京都 赤坂BLITZ

私立恵比寿中学秋田分校

2017年11月11日(土)秋田県 秋田県民会館大ホール

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