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エビ中、富士山のふもとで夏の「ファミえん」

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私立恵比寿中学「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖」の様子。

私立恵比寿中学「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖」の様子。

私立恵比寿中学が昨日8月2日、山梨・山中湖交流プラザきらら シアターひびきにて、野外コンサート「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖2014」を開催した。

昨年夏に引き続き2度目の開催となったエビ中の「ファミえん」。昨年の河口湖ステラシアターから山中湖へと場所を移して行われた今回は、およそ6000人のエビ中ファミリー(ファンの総称)が全国各地から“遠足”に参加した。会場直行のバスツアーでは、撮り下ろしのメンバーコメント映像や昨年の「ファミえん」DVDがバス内で上映され、乗客は遠足気分を楽しみながらコンサートへの士気を高めた。昨年までは悪天候に見舞われることが多かったエビ中だが、昨日の山中湖は常に晴れ間が差す好天で過ごしやすい気温に恵まれ、絶好の野外ライブ日和。開放的な野外の客席後方にはファミリー向けの「EBICHU LAKE RELAX AREA」も用意され、子供たちがバルーンハウスで遊ぶのどかな光景も見られた。

開演時間の17:00になると、会場後方に設置されたやぐらの上に、山中湖村村長・高村文教氏と「富士の国やまなし観光キャラバン隊長」を務めるご当地キャラ・武田菱丸が登壇。“中学51年生”の高村村長が「若いパワーは希望に満ちていて、きっと本日も大いに盛り上げてくれることを期待します」と祝辞を述べると「ご存知!エビ中音頭」のイントロが流れ、浴衣をモチーフにした新衣装をまとったエビ中の8人がステージへ。岩肌を切り出したような豪快なステージセットの中を、8人はところ狭しと駆け回った。3曲目の「R-O-B-O-C-K」では真山りかと安本彩花がセット上部に置かれた巨大な蛇口をひねると、岩肌に滝が流れ出す。さらに8人が中央の花道から客席中央を左右に突っ切る外周花道へと飛び出すと、後方の観客は目の前に現れたメンバーの姿に大興奮。ライブは序盤から大きな盛り上がりを見せた。

最初のMCでは全員が挨拶を終えたところで、松野莉奈が突然「歓迎の意を込めてあれを披露したいと思います」と、小林歌穂とともに真っ赤な扇子を持ちステージ中央へ。2人があでやかな舞を披露すると、ステージ前方から勢いよく噴水が立ち上がった。今年の「ファミえん」のテーマとして挙げられていた「スプラッシュサマーホリデー」の幕開けだ。突然の水芸から「未確認中学生X」「あたしきっと無限ルーパー」と勢いのあるナンバーが続き、場内は一気にヒートアップ。さらに花道いっぱいに広がってのYellow Magic Orchestra「体操」のカバーや最新シングルからの「バタフライエフェクト」「アンコールの恋」、石井竜也作曲の「中人DANCE MUSIC」などバラエティ豊かな楽曲が畳み掛けられた。

中盤の折り返し地点ではメンバー4人が衣装替えをしている間に、真山りか、星名美怜、柏木ひなた、小林歌穂の4人がトークを展開した。今年1月にエビ中に“転入”し、今回が「ファミえん」初参加となる小林のリクエストで、ステージにはかき氷セットが運び込まれる。4人がかき氷を食べながらわちゃわちゃとしたトークを繰り広げるうち、安本彩花、廣田あいか、松野莉奈、中山莉子の4人が鮮やかなブルーストライプの新衣装で登場し、トークメンバー交代。8人全員が着替え終えたところで、松野が「私、ここからすごく大変なノンストップのブロックに突入する気がする……」と不安を語った通り、ライブ後半戦はハイテンションな楽曲が連発された。「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」ではステージの岩から炎が上がり、ステージ前方や外周花道からは何度も豪快な水しぶきが上がる。“中学4年生”4人のユニット曲「いつかのメイドインジャピャ~ン」はこの日初めて8人で披露された。

辺り一面が夕闇に包まれた頃に歌われたバラード「いい湯かな?」では、ここまで元気に暴れ回ってきた8人が凛とした表情で噛み締めるように歌う様子を、観客もじっと見つめる。「このまま時間が止まっちゃえばいいのにと思うんですけど……」と名残惜しく語る廣田のコメントに続いて歌われたラストナンバーは「幸せの貼り紙はいつも背中に」。幻想的なムードに包まれライブは終了したが、小林と同じく「ファミえん」初参加の中山は「やっと遠足っぽくなってきたのに終わるのはやだやだやだ!」「帰りのことなんかどうにかしてください!」と駄々をこね、場内は爆笑の渦に。小林と同じ思いを持った観客は盛大なアンコールをメンバーに送り、8人は再びステージへ。

夏にぴったりのポップチューン「ラブリースマイリーベイビー」、インディーズ時代からのレパートリー「えびぞりダイアモンド!!」、宵闇に6000人と8人のペンライトがまたたく「フレ!フレ!サイリウム」と3曲が立て続けに披露され、場内の盛り上がりは最高潮。花道に広がったメンバーがメインステージへ戻ろうとすると、ここで突然“校内放送”のチャイムが鳴る。エビ中の“校長”こと藤井マネージャーからのアナウンスで、11月に横浜と神戸の2都市で「東西大学芸会」の開催決定が報告されると、8人は驚いて腰を抜かすようにへたり込んだり、隣のメンバー抱き合ったりと、それぞれバラバラなリアクションを見せた。間髪入れずステージ後方から巨大な花火が打ち上がり、メンバーも観客も大興奮。歓喜の渦に包まれる中、8人は最後に「オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~」を熱唱し、2度目の「ファミえん」を盛大に締めくくった。

最後に発表された「東西大学芸会」は、11月3日に神奈川・横浜アリーナ、11月8日に兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催。チケット情報など詳細は後日発表となる。また10月30日(木)にはフジテレビNEXTにて、昨日のライブの模様やメンバー独占インタビューがオンエアされるのでお観逃しなく。

私立恵比寿中学「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖」
2014年8月2日(土)山中湖交流プラザきらら シアターひびき セットリスト

01. ご存知!エビ中音頭
02. 仮契約のシンデレラ
03. R-O-B-O-C-K
04. あるあるフラダンス
05. 水芸~未確認中学生X
06. あたしきっと無限ルーパー
07. 頑張ってる途中
08. 大人はわかってくれない
09. 体操
10. 禁断のカルマ
11. バタフライエフェクト
12. アンコールの恋
13. 中人DANCE MUSIC
14. 梅
15. 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
16. Lon de Don
17. いつかのメイドインジャピャ~ン
18. 手をつなごう
19. いい湯かな?
20. 誘惑したいや
21. 幸せの貼り紙はいつも背中に
<アンコール>
22. matsuriture~ラブリースマイリーベイビー
23. えびぞりダイアモンド!!
24. フレ!フレ!サイリウム
25. オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~

私立恵比寿中学 東西大学芸会

2014年11月3日(月・祝)神奈川県 横浜アリーナ
2014年11月8日(土)兵庫県 神戸ワールド記念ホール
※詳細は後日発表。

フジテレビNEXT「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖2014」

2014年10月30日(木)21:00~22:30

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