廣田あいか「ァィヵヮィィ」ワールド全開ソロ公演で10歳の自分とデュエット

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私立恵比寿中学の廣田あいかが、18歳の誕生日を迎えた1月31日に東京・ステラボールでセルフプロデュースによるソロライブ「ァィヵヮィィ」を開催した。

廣田あいかソロライブ「ァィヵヮィィ」の様子。

廣田あいかソロライブ「ァィヵヮィィ」の様子。

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ロビーで展開された作品展示。

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各メンバーの誕生日に合わせたソロ公演シリーズとして、昨年6月よりスタートしたこの企画。廣田は選曲のみならず、脚本、美術監督、ムービー編集なども自ら手がけ、会場ロビーで作品展示を行ったり、終演後にはファミリー席のチビッ子たちにプレゼントを手渡したりと、いたるところにこだわりを詰め込んだ演出でファンを楽しませた。

廣田あいか

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突然顔を出したパンダの小林歌穂(右)。

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本人出演による自己紹介とコールの練習を兼ねたオープニングムービーが終わると、廣田はピンクのウィッグでカラフルな衣装をまとって登場し、自身がアイドルを目指すきっかけとなった憧れの先輩、佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)のソロ曲をアレンジした「だってぁぃぁぃなんだもーん☆」でライブをスタートさせた。観客はオープニングムービーで廣田がレクチャーした「ぁぃぁぃ ぁぁぁぃ ぁぁぁぃ!」のコールで冒頭から大盛り上がり。続く岡崎体育のカバー「FRIENDS」では、開演前からステージにいた着ぐるみパンダの正体がエビ中メンバー・小林歌穂だったことが明かされる。小林は「せっかくだからユニットデビューしようよ」と駄々をこね、廣田はかつてヒャダインとのユニット・スナックのママと流しで歌ったオリジナル演歌「アンタ」で小林とデュエットした。

廣田あいか

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幕間のVTRコーナーでは、廣田が事前にブログやInstagramを通じて募集していた自身への質問に回答した。VTRが終わり、衣装を着替え水色のウィッグにチェンジした廣田は、エビ中のナンバー「フユコイ」をアカペラから始まるスペシャルバージョンで披露。続けてONE OK ROCKの「Wherever you are」をエモーショナルに歌い上げた。ここで舞台は再び暗転し、旅行の様子を収め自ら編集したムービー「ぁぃぁぃのたびにっき」へ。VTR明けの1曲にはまたもONE OK ROCKのナンバーから「The Beginning」がチョイスされ、廣田はさらにBOOWY「Dreamin'」、Mrs. GREEN APPLE「StaRt」と、パブリックイメージからは想像がつかないロックな選曲を重ねた。

廣田あいか

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4本目の自作VTR「aiai in」は、廣田がゆかりの地を訪ねるレポートムービー。小学生のときに習い事で通っていた埼玉・北浦和、2010年3月22日に初めてももクロのステージを観た埼玉・新三郷、毎年お礼参に行く神奈川・江ノ島が、廣田のコメントと共に紹介された。そして廣田は鮮やかなライトグリーンのボブカットに変身し、Superflyの「Beautiful」を熱唱。最後も自作のエンディングVTRで会場に集まったファンに感謝を伝えた。パフォーマンスと動画のみで本編を終えた廣田はアンコールでようやくMCを挟み、「やっとみんなの顔がちゃんと見れてます」と顔をほころばせた。アンコール1曲目は、廣田が歌手を目指して芸能事務所各社のオーディションを受けていた小学生の頃、レパートリーとして歌っていた絢香の「夢を味方に」。廣田は当時録音したデモ音源を流し、10歳の頃の自分とコラボレーションした。初々しくも力強い10歳の廣田のアカペラから、18歳になったばかりの廣田の歌唱につながる8年の時を超えたリレーで、場内は優しい空気に包まれた。

Instagram用のムービーを撮影する廣田あいか。

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自分自身とのデュエットを終えた廣田は「どうしてもやりたいことがあるんですよ。私と言えば最近はInstagramかなと思って……」と、昨年末にオープンさせた個人のInstagram(@aiai0131_official)にアップするための動画を撮影。黄緑色のペンライトを振るファンと一緒に撮影した動画は、ライブ終了後にInstagramにアップされた。さらに廣田は今回のライブの協力者・小林を呼び込む。廣田は「『ァィヵヮィィ』は何から始まったかというと、小林歌穂さんの2017年1月31日のスケジュールを押さえることだったんです。私のやりたいことができるのは歌穂ちゃんしかいないと思って。ホントにありがとうね」と小林に感謝を伝え、廣田の私物コーディネイトに身を包んだ小林は「誕生日を分けてもらった気がする。これはウルウルきますね。リハーサルではみぞっち(マネージャー)と一緒に号泣しちゃったんですけど(笑)。ずっとァィヵヮィィにひたっていたいと思いました」と感想を述べた。

小林を見送った廣田は続いて合計6パターンにおよんだ衣装について説明し、これらを手がけたデザイナー・さくらいかおり氏をはじめ、ライブの制作に携わったスタッフへの感謝の思いを言葉にした。「頭の中で考えてたものを全面に出すのは今回が初めてだったの。すごくドキドキしたけど、私の初めてを観てくださった皆さんが、将来『このライブ観に行ったんだよ』と自慢できるような人になれるように、もっとがんばっていきたいなと思っております」と最後に挨拶した廣田はさらにもう1曲、シーアの「Chandelier」を歌い、18歳になって最初のステージを終えた。

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私立恵比寿中学 廣田あいか 生誕ソロライブ「ァィヵヮィィ」
2017年1月31日 ステラボール セットリスト

~OPENING VTR~
01. だってぁぃぁぃなんだもーん☆(オリジナル:佐々木彩夏「だってあーりんなんだもーん☆」)
02. FRIENDS / 廣田あいか×パンダ(小林歌穂)(オリジナル:岡崎体育)
03. アンタ / スナックのママと流し(廣田あいか×小林歌穂)
~VTR「質問コーナー」~
04. フユコイ
05. Wherever you are(オリジナル:ONE OK ROCK)
~VTR「ぁぃぁぃのたびにっき」~
06. The Beginning(オリジナル:ONE OK ROCK)
07. Dreamin'(オリジナル:BOOWY)
08. StaRt(オリジナル:Mrs. GREEN APPLE)
~VTR「aiai in」~
09. Beautiful(オリジナル:Superfly)
~ENDING VTR~
<アンコール>
10. 夢を味方に(オリジナル:絢香)
11. Chandelier(オリジナル:シーア)

※「BOOWY」の2つ目のOはストローク符号付きが正式表記。

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