エビ中真山りか、20歳の生誕祭で鏡開きや田村ゆかりオマージュ「本当に本当に幸せ」

12月16日に20歳の誕生日を迎えた私立恵比寿中学の真山りかが、同日に東京・ステラボールでソロライブ「20才だよ?!▽真山ちゃん祭」を実施した。

エビ中メンバーによる生誕ソロ公演の第6弾として行われた今回のライブ。メンバーで最初に成人を迎えた真山はエビ中の楽曲や、自身のソロナンバー、カバー曲を含む多彩なセットリストでファンを楽しませた。開演前には彼女がライブへの意気込みなどを語る「真山りかのハタチレディオ」と題した映像が上映され、観客の期待を高めていく。

明るい黄色の衣装に見を包み、「老醜ブレイカー」でライブをスタートさせた真山は、BSフジのエビ中のレギュラー番組「エビ中＋＋」で考案された新しい自己紹介を披露。さらに20歳の誕生日を祝した鏡開きがステージ上で行われ、真山が酒樽を木槌で割ると、樽の中からキョンシーが登場。彼女はそのままキョンシー2人を従えて「イー・アル・サディスティック」「Shen-Shen Passion Night」をパフォーマンスした。続けてエビ中の「MISSION SURVIVOR」で観客と共にタオルを振り回し、フロアを沸かせた真山は「レッツタイムスリップ！」のかけ声から9曲連続のメドレーを歌唱。エビ中の初期のレパートリーである月島きらり starring 久住小春（モーニング娘。）の「恋☆カナ」やZONE「大爆発 NO.1」、エビ中のユニット曲「アタリメ」「これでいいのだ」などを立て続けに投下していく。

懐かしのナンバーで会場が興奮に包まれる中、真山は一旦ステージから退場。会場のスクリーンに「真山散歩～ドキッ！2人でカラオケデート編～」と題した田村ゆかりのライブに登場する映像を模したムービーが映し出され、真山とのカラオケデートが一人称視点で展開されていくストーリーに観客からは歓声が上がった。映像の上映が終わると、ステージに和風の衣装に着替えた真山が熊のぬいぐるみを持って登場。田村ゆかり「fancy baby doll」を歌いながら客席通路を移動し、2階席からぬいぐるみを客席に向けて投げるという、田村をオマージュしたパフォーマンスでファンを喜ばせた。

その後真山はエビ中のバラードソング「フユコイ」とソロ曲「蜃気楼」を熱唱。会場を感動的な雰囲気で満たしたのち、再度鏡開きに挑戦する。キョンシーによってステージに運び込まれた酒樽を見事に割った真山は、初めてお酒を飲んだ感想を「お酒は……わかんない。まだまだ真山には難しかったってことですかね」と渋い表情で報告した。そして彼女は「私がエビ中に入って本当によかったなと思える曲です」と紹介する「幸せの貼り紙はいつも背中に」を歌唱。「大好きな曲を20歳になって皆さんの前で歌わせていただいて、本当に幸せです」と感慨深げに語った。また曲中にはハート型の紙飛行機が場内を舞い、当たりの紙を拾った観客には真山がラベルをデザインした酒瓶がプレゼントされた。

アンコールではソロデビューシングル「Liar Mask」が披露され、ステージ上で炎が上がる演出に会場の熱気はピークに。「本当に本当に幸せです。あまり自分の誕生日が好きじゃなかったんですが、こうやってみんなにお祝いしてもらえてものすごくうれしいです。本当にありがとうございます」とファンに感謝の気持ちを伝えた真山は、「20歳も一緒に、がんばりまやま！」の挨拶でライブを締めくくった。彼女がステージを立ち去ると、会場のスクリーンに20歳の誕生日を迎えた瞬間の真山の姿を捉えた映像が上映され、場内に大きな拍手が巻き起こった。

1月31日には廣田あいかのバースデーソロ公演「ァィヵヮィィ」が東京・ステラボールにて開催される。

※記事初出時、セットリストに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。