「龍宮城を愛するあなたのために」アリーナ2DAYSライブで提示した、過去を超えた未来像

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龍宮城のアリーナワンマンライブ「龍宮城 ARENA LIVE 2026 -SHIBAI-」が、2月28日と3月1日に東京・TOYOTA ARENA TOKYOにて開催された。

龍宮城

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2日間異なるセットリストでパフォーマンス

昨年よりアヴちゃん(女王蜂)によるプロデュース体制を卒業し、セルフプロデュースでの活動に突入した龍宮城。10月にはEP「SHIBAI」を、今年2月にはこのEPに新曲を追加した2ndアルバム「SHIBAI(deluxe)」をリリースし、新体制でますます加速を遂げている。2日間ともチケットがソールドアウトした今回のアリーナライブでは、デビュー当時から最新アルバムまでの楽曲を網羅したセットリストを両日それぞれ全く異なる曲順で展開。弾き語りや多彩な映像演出も盛り込んだパフォーマンスで集まったファンを楽しませた。この記事では本日3月1日公演の模様をレポートする。

開演時刻を迎え、大歓声の中で登場した龍宮城の7人はメインステージに並ぶ長テーブルに着く。一瞬の静寂のあとに彼らが歌い始めたのは「WALTZ」。ミュージックビデオの世界観をそのまま再現したかのようなパフォーマンスに観客は息を呑んで見入った。荘厳な余韻が残る中「始めようか、アリーナ!」と冨田侑暉が叫び、「Mr. FORTUNE」「BLOODY LULLABY」とハイテンションなナンバーを連投。観客も紫のペンライトを振り回してコールし、7人のアグレッシヴな熱演に応えた。

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メンバー振付のダンスに“寿司取りゲーム”振り幅十分の演出

KEIGOが「ぶつかってつながって、龍宮城を愛するあなたのために歌います。あなたが龍宮城の音楽に求めるもの、勇気も安らぎも熱狂もすべてお届けします」と告げたのち、7人はセンターステージに異動して「LATE SHOW」をダイナミックに披露する。メンバー自らが振付を手がけたという照明とシンクロした鮮やかなダンスパフォーマンスに続いては、「SHIBAI(deluxe)」に収録された新曲「OMAJINAI」のヘビーな世界を届け、観客を圧倒した。

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「RONDO」や「零零」での深みのあるボーカルで7人の確かな成長を感じさせる一方、アリーナライブならではの豪壮な演出でも観客を魅了していく。ITARU、Ray、齋木、Sは着物風の衣装にチェンジし、和傘を手にしたパフォーマンスを展開。華麗な舞にオーディエンスが見とれていると、その後ろに現れた冨田、KENT、KEIGOは扇を手に「禁句」を歌い踊り、妖艶な世界観でアリーナを満たした。しかし直後の「SEAFOOD」ではRay、齋木春空、Sが大仰な口上を述べてから、1貫の寿司を賭けて“椅子取りゲーム”ならぬ“寿司取りゲーム”で勝負する遊び心満載の展開に。初日の28日はSが勝利したが2日目は齋木が見事勝利を収め、心底悔しそうなRay、うらやましそうなSの視線を浴びつつ齋木は悠々と寿司を堪能してファンの笑いを誘った。

和傘を手にパフォーマンスするITARU、Ray、齋木春空、S(左から)。

和傘を手にパフォーマンスするITARU、Ray、齋木春空、S(左から)。 [高画質で見る]

寿司を勝ち取った齋木春空(中央)と、その様子を呆然と見つめる左からRay(左)とS(右)。

寿司を勝ち取った齋木春空(中央)と、その様子を呆然と見つめる左からRay(左)とS(右)。 [高画質で見る]

武道館を超えた先の僕たちの未来

「Mr. FORTUNE(MIC relay ver.)」では7人がアリーナを練り歩き、観客のすさまじい歓声を浴びながらパワフルなラップを響かせる。メインステージに戻り、新曲「ギラり」を不敵な笑みを浮かべつつパフォーマンスした7人は、MCで怒涛の前半戦を振り返った。Sは「この最高の景色を目に焼き付けて、一生忘れないようにしたいと思います」と紫色に染まった客席を見渡す。「SEAFOOD」での寿司取りゲームはリハーサル、ゲネプロ、初日公演を通じても齋木がまったく勝てず、ようやく今日初勝利を収めたとのこと。「やっとですよ!」と喜ぶ齋木の傍らでRayは「これ実はランダムじゃないんですよね、横からPAさんが見てますから。(音を止めるタイミングを)『誰にするか?』って……」と舞台裏を暴露する。そのまま7人は楽屋での和やかな様子をひとしきり語り合い、ファンを喜ばせた。

MCの最後にKENTはメンバーを代表し「今回への意気込みを聞かれると必ず『武道館を超えます』と言ってきました。『0年0組』から武道館までの2年間よりも濃い1年を、と武道館が終わった瞬間から考えてきて」と、この日までの思いを振り返る。そして「でもリハーサルのときに『過去なんかと戦ってる場合じゃないな』と思えて。現状維持も、過去に負けることも許さないけど、過去の栄光にすがって怯えることが一番許せない。だから今日は武道館を超えるのはもちろん、その超えた先の僕たちの未来にまで期待をふくらませられる、そんなライブをしていきたいです」と後半に向けた意気込みを強いまなざしで語った。そんな言葉を体現するように、7人はまばゆい照明とシアトリカルな振付が印象的な「熾火」、鮮烈なレーザー光線に彩られた「SAIGI」を連投。新曲を通じて、龍宮城の未来像をファンに印象付けた。

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KEIGOがギターを、Rayがピアノを披露!ラストには新発表も

昨年の武道館ライブで好評だった各メンバーによる弾き語りパフォーマンスも、今回は新たな形で展開される。「JAPANESE PSYCHO」はKEIGOがエレキギターをかき鳴らしながら熱唱し、間奏では華麗なタッピングも披露。ITARU、冨田、Rayのユニット曲「夜泣き」ではRayがピアノを演奏し、楽曲の世界をときに優しく、ときに力強い音色で彩った。

エレキギターを弾きながら熱唱するKEIGO。

エレキギターを弾きながら熱唱するKEIGO。 [高画質で見る]

「夜泣き」を歌う冨田侑暉、Ray、ITARU(左から)。

「夜泣き」を歌う冨田侑暉、Ray、ITARU(左から)。 [高画質で見る]

3人のパフォーマンス中に衣装チェンジを終えていたKEIGO、KENT、S、齋木にカメラがコミカルに迫る幕間映像が終わると、ライブはいよいよ終盤へ。7人は「あっかんべ」「SUGAR」といった最新の楽曲から「裏島」「DEEP WAVE」といった楽曲まで、これまでの軌跡を総括するようにさまざまな時期のナンバーを畳みかける。ステージ上に炎が吹き上がる中で鳴り響いたイントロにオーディエンスが大歓声を挙げたのは「火炎」。KEIGOのハイトーン、ITARUと冨田のラップの掛け合い、重低音のビートがアリーナを揺らし、場内の気温を急上昇させた。2日間のライブを締めくくったラストナンバーは「OSHIBAI」。最後にITARUが「龍宮城は届け続ける。このステージで音楽を届け続ける」と言葉を添える中、全力の2日間を終えた7人はステージの向こうへ去っていった。

余韻に浸りつつ拍手を送る観客の前に映し出されたのは「音に溺れ続けろ、もっと」と7人が歌う新曲のパフォーマンス映像。さらに今年夏には新作EPをリリースし、これを携えてのワンマンツアーを開催すること、ファンクラブイベントを東京と大阪で行うことが次々と発表され、会場を大興奮に陥らせて2日間のライブが締めくくられた。

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セットリスト

「龍宮城 ARENA LIVE 2026 -SHIBAI-」2026年3月1日 TOYOTA ARENA TOKYO

01. WALTZ
02. Mr. FORTUNE
03. BLOODY LULLABY
04. LATE SHOW
05. OMAJINAI
06. RONDO
07. 零零
08. 禁句
09. SEAFOOD
10. 猟犬
11. Mr. FORTUNE(MIC relay ver.)
12. ギラり
13. 熾火
14. SAIGI
15. SHORYU (→↓↘+P)
16. JAPANESE PSYCHO
17. 余白
18. 夜泣き
19. あっかんべ
20. 裏島
21. SUGAR
22. DEEP WAVE
23. BOYFRIEND
24. 火炎
25. 2 MUCH
26. エグレメクレ
27. OSHIBAI

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読者の反応

G98 🐶🎸 @Meitsme98

Tomita has a different expression in each song, sweet cute when smiles brightly, so emotional in ballads, he lights up the atmosphere with screams. I also want to experience his live perf soon 🥹✨🙌

i love this pict 🙏🏻
#龍宮城
#冨田侑暉
#龍宮城アリーナ2DAYS https://t.co/L6drQVCt1H https://t.co/XeNBsgHGRI

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