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Perfume、念願ダンスコンテストで優勝者とコラボライブ

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Perfumeの曲にあわせてファンが自分なりにダンスし、そのクオリティを競いあう「Perfume ダンスコンテスト ~魅せよ、JPN!~」の決勝戦が本日10月29日に東京・品川ステラボールで開催された。

コンテストの内容は、課題曲「GLITTER」のサビ部分をPerfumeと同じ振り付けで、サビ以外を応募者が考えた創作ダンスで踊るというもの。コンテストでは約500組におよぶエントリーから、Perfume本人と運営スタッフの審査により決勝進出チーム10組が選出された。

本日行われた決勝戦ではPerfumeと、振り付けを担当しているMIKIKO、クリエイティブディレクターの関和亮が審査員を担当し、ステージの音響や照明は実際にPerfumeのライブを手がけているスタッフが参加。会場には観客としてファンクラブ会員1200名が集まり、この模様を生中継したUstreamは同時視聴者数1万1000人を超えた。

1番手に登場したpinkchildは、決勝ステージ最多の総勢18名からなる女性チーム。青からピンクへと衣装を早着替えする演出で会場を沸かせ、ダンス終了と同時にPerfumeの3人が「興奮! ヤバい! 鳥肌立ちまくり!」と絶賛。かしゆかは感動のあまり1組目にして早くも涙を流していた。

2組目のMoMoToToは普段からジャズヒップホップのダンスチームとして都内で活動している女性3人組で、手袋を星に見立てて「GLITTER」のキラキラ感を表現。MIKIKOは2次審査の段階から彼女たちのファンだったとのことで、のっちは「エントリー動画を観たときから一緒にカフェに行きたいなと思ってたんですが、行ってくれますか?」と声をかけていた。

続いては、ダンスのみならず衣装までシングル「ねぇ」のジャケットをコピーした男性3人組、Perfukkyが登場。女の子のようなキュートなダンスにPerfumeの3人は「カワイイー!」と声を揃えるが、メンバーのうち1人が41歳、1人が46歳であることが明かされると、会場内に驚きの声と拍手が湧き上がった。

次に登場したCracker Jackは、2本の縄跳びを使ったパフォーマンス「ダブルダッチ」でアジア大会銀メダルを獲得した男性3人組。常にジャンプしたままPerfumeダンスを踊る複雑でアクロバティックなパフォーマンスに観客も盛り上がり、あ~ちゃんは「そう! こういうのが観たかったの!」と興奮気味に語った。

5番目のperfumenは、全員ダンス未経験ながら3年前からPerfumeの振りコピユニットとして活動を始め、ニコニコ動画の「踊ってみた」カテゴリに動画を投稿していた男性3人組。昨年10月に活動休止を発表していたが、この日のために再び集結しダンスを披露した。以前から彼らの存在を知っていたPerfumeのメンバーは「生で会えましたねー」「実在したんだーって感じ」と感慨深げにコメント。かしゆかが「このコンテストを開催するきっかけになったグループでもあるんです」と明かし、ステージ上のメンバーが泣いてしまうという一幕もあった。

戦隊モノの衣装を着た3人組、香水戦隊 オドルンジャーは、ヒーロー的な決めポーズやバトルシーンをモチーフにしたダンスを披露。鼻と口を覆った呼吸しづらい衣装ながら、息を切らしつつもパワフルなステージを繰り広げた。のっちが「本当に普段戦ってるんですか?」と3人に質問すると「世界の悪臭と戦っています」と切り返していた。

エントリーナンバー7は、普段はヒップホップを踊っているという女子中高生4人組のGLC!!。幼稚園の頃からダンスを続けているメンバーもいるとのことで、彼女たちのダンスは若くしてハイクオリティ。メンバーの母親がこの日のために作ったというキュートな衣装をまとい、笑顔たっぷりのフレッシュなパフォーマンスを見せていた。

続く西千葉大学は、大学のダンスサークルを辞めた男性3人がこのコンテストのために再集結したチーム。スーツにベネチアンマスクという衣装で、ほかの出演者とはひと味違う独特の世界観を持ったダンスを披露した。西千葉大学のメンバーは自分たちが付けているマスクの中でどれが一番欲しいかPerfumeに聞いたが、あ~ちゃんに「えー、いらない」と一蹴されていた。

9組目は、女性4人と男性1人からなる就職氷河期。全員スーツとメガネという出で立ちでステージに現れ、カバン、新聞紙、靴などの小道具を使いながら会社員のストーリーをダンスで表現していた。彼らのミュージカル風の演出は、それまでひと言も発言していなかった関和亮も食いついて絶賛。5人中1人しか就職先が決まっていないということで、Perfumeに促されてUstreamを通じて求職をアピールしていた。

ラストに登場したのは女子高生3人組のポムルーン。彼女たちのダンスを観たあ~ちゃんは細かい振り付けを例に上げて「バランス感や動きの作り方が私たちに似てる」と絶賛していた。また、ポムルーンがK-POPファンで少女時代も踊れるという話から、Perfumeが少女時代の「MR.TAXI」をアカペラで歌うのにあわせてポムルーンが振りコピするという場面もあった。

この後、15分ほどの審査を経て各賞の受賞者が決定。表彰式には全出演者と審査員が登壇し、「何か気になるのでどうしても外せない」という特別賞、MIKIKOと関和亮が選ぶクリエイティブ賞、Perfumeが選ぶ優勝が発表された。特別賞は振りが揃っていてかわいいという理由から男性3人組のPerfukkyが受賞。クリエイティブ賞にはpinkchildが選ばれ、MIKIKOは「最初の1秒で鳥肌がたった」、関が「クリエイティブしてた」とそれぞれ評していた。そして優勝はエントリーナンバー9の就職氷河期。審議に入った瞬間に全員から彼らの名前が出たとのことで、満場一致の優勝となった。

表彰式が終わると、優勝した就職氷河期とPerfumeのコラボによる「GLITTER」のライブが実現。そのままステージ上で行われた打ち合わせで短時間のうちにコラボダンスが完成し、合計8人編成によるパフォーマンスが展開された。その様子に会場は大いに沸き、横で観ていたMIKIKOも「素晴らしい!」と高く評価。最後にPerfumeが声を揃えて「今日は本当にありがとうございました!」と叫んだ瞬間に、会場に大量の銀テープが発射されて決勝戦イベントは終了となった。

この時点でUstreamの生配信は終了したが、Perfume自身のたっての希望で、会場に足を運んだ観客のためにミニライブが行われることが決定。Perfumeは一旦ステージを降りて青い衣装に着替え、改めて「GLITTER」を歌唱した。続いてライブでお馴染みの「P.T.A.のコーナー」が行われ、ステージ天井でミラーボールが回り「チョコレイト・ディスコ」がスタート。最後の最後で会場の盛り上がりは最高潮に達した。Perfumeが退場すると「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」が流れ始め、ステージ上のスクリーンにはコンテストの全応募チームの名前が書かれたエンドロールが流れた。

就職氷河期が優勝した理由について、あ~ちゃんは「動画で観たときよりももっと進化していました。転びかたもうまいんですよ」、かしゆかは「企画力がすごかった。ストーリーがちゃんとあって、途中で拍手したり思わず声が出るような作りだったと思う」コメント。のっちは「自信が前に出てたので迫力があって心にガツンときました。そういう心意気みたいなのってダンスに出るんだなってわかって、見習いたいなと思いました」と語った。

またコラボライブをした感想として、Perfumeは「自分も踊ってるのにお客さんみたいな気持ちになって楽しかった」とうれしそうに振り返り、就職氷河期は「またこのメンバーで今日のような大舞台で踊りたい」と宣言。かしゆかは就職氷河期に向けて「同年代ががんばってるのはすごくうれしいです。これからもがんばってください」とエールを贈った。

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