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キネマ旬報ベストテン、「夜空はいつでも」「わたしは、ダニエル・ブレイク」が1位に

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キネマ旬報社が選出する「2017年 第91回キネマ旬報ベスト・テン」の受賞結果が発表された。

日本映画部門の第1位に輝いたのは、「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」。監督を務めた石井裕也は脚本賞、主演を務めた石橋静河は新人女優賞にも選出された。監督賞の受賞も果たした大林宣彦の最新作「花筐/HANAGATAMI」は2位に。3位には、岸善幸の監督作「あゝ、荒野」が並ぶ。

外国映画部門の第1位に輝いたのは、ケン・ローチ監督作「わたしは、ダニエル・ブレイク」。本作は第69回カンヌ国際映画祭でパルムドールも獲得している。また2位にジム・ジャームッシュ監督作「パターソン」、3位にマット・デイモンがプロデューサーを務め、ケネス・ロナーガンがメガホンを取った「マンチェスター・バイ・ザ・シー」がランクインした。

彼女がその名を知らない鳥たち」で主演女優賞を獲得した蒼井優は、「今回の受賞を、私の周りの方々がとても喜んでくれて、ああ、多くの人にお世話になっていただけた賞なんだなと、改めて思いました。ありがとうございました」とコメント。また2017年は「キセキ ーあの日のソビトー」「帝一の國」「あゝ、荒野」「火花」などに出演した菅田将暉が主演男優賞に輝いた。菅田は「真ん中に立つことがひとつの目標だったので、こんな大きな賞をいただいたことに対して、気が引き締まります。これからもワンカットワンカット、真摯にやっていきます」と決意を語っている。

そのほか「幼な子われらに生まれ」の田中麗奈が助演女優賞、「あゝ、荒野」のヤン・イクチュンが助演男優賞、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「鋼の錬金術師」で主演を務めた山田涼介Hey! Say! JUMP)が新人男優賞に輝いている。また文化映画部門では、東海テレビが制作し、樹木希林がナレーションを担当した「人生フルーツ」が1位に選ばれた。

「キネマ旬報ベスト・テン」は、1924年度に当時の編集同人の投票によってベストテンを選定したことを発端とする映画賞。現在は映画評論家、日本映画記者クラブ員らにより選定されている。2月12日に、表彰式と第1位作品の鑑賞会が開催される予定だ。

2017年 第91回キネマ旬報ベスト・テン

日本映画ベスト・テン

1位「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ
2位「花筐/HANAGATAMI
3位「あゝ、荒野」
4位「幼な子われらに生まれ
5位「散歩する侵略者
6位「バンコクナイツ
7位「彼女の人生は間違いじゃない
8位「三度目の殺人
9位「彼女がその名を知らない鳥たち
10位「彼らが本気で編むときは、

外国映画ベスト・テン

1位「わたしは、ダニエル・ブレイク
2位「パターソン
3位「マンチェスター・バイ・ザ・シー
4位「ダンケルク
5位「立ち去った女
6位「沈黙-サイレンス-
7位「希望のかなた
8位「ドリーム
9位「ムーンライト
10位「ラ・ラ・ランド

個人賞

監督賞:大林宣彦(「花筐/HANAGATAMI」)
脚本賞:石井裕也(「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」)
外国映画監督賞:ケン・ローチ(「わたしは、ダニエル・ブレイク」)
主演女優賞:蒼井優(「彼女がその名を知らない鳥たち」)
主演男優賞:菅田将暉(「キセキ ーあの日のソビトー」「帝一の國」「あゝ、荒野」「火花」)
助演女優賞:田中麗奈(「幼な子われらに生まれ」)
助演男優賞:ヤン・イクチュン(「あゝ、荒野」)
新人女優賞:石橋静河(「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」「PARKS パークス」「密使と番人」)
新人男優賞:山田涼介(「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「鋼の錬金術師」)

文化映画ベスト・テン

1位「人生フルーツ
2位「標的の島 風(かじ)かたか
3位「やさしくなあに~奈緒ちゃんと家族の35年~
4位「ウォーナーの謎のリスト
5位「谺雄二 ハンセン病とともに生きる 熊笹の尾根の生涯
6位「沈黙-立ち上がる慰安婦
7位「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー
8位「笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ
9位「まなぶ 通信制中学 60年の空白を越えて
10位「廻り神楽

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